「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

若手研究者のお経
進行状況ホーム


1/31(土) の進歩 両親来仙
今日明日と、暁子の両親が仙台に遊びに来る。新居見学が目的だ。というわけで、朝から料理に勤しんだ。あいにくの大雪 で、新幹線が無事に着くのかと思う。昼過ぎに仙台駅へと向かいに出たときは、雪のためにのろのろ運転になっていた。一時間近くかかってようやく到着。朝市 で刺身を買おうと思ったけれど、そんな暇もなかった。新幹線は定刻通りに着いた。両親が車に乗り込むと、あんが激しく吠え立てた。じゅりとは大違いの反応 に、吃驚したことだろう。帰り道ものろのろが続いた。そして、北山駅を抜けてしばらく行った坂道で、とうとう流れが止まってしまった。滑って登れなくなっ ている車がいるようだ。やむなく別の道へと進み、なんとか家へたどり着いた。
 庭は雪に被われ、案内することも出来ない。明日、晴れたら見て貰うことにしよう。
 和室で、私の手料理を供じた。日本酒もいろいろ味わって貰った。
1/30(金) の進歩 2 月 8 日から
花粉症の方へお知らせ。今年は、予防薬を 2 月 8 日から飲み始めるべしとのことだ(仙台標準)。今日、花粉症の薬を貰いに耳鼻咽喉科に行ったところ、そのように言われた。積算温度がなんだかんだで(詳し い内容忘れた)、散布開始の予測日がどうしたこうしたで(同左)、よって 2 月 8 日からとのことである。カレンダーに○を付けて忘れないようにしよう。
人生の楽園」というテレビ番組がある。第 二の人生を送る夫婦の悠々自適な生活を紹介する番組だ。私も早くああいう生活を送りたいと、羨みながら見ている。この番組、語り部の西田敏行の、「みなさ ん、今週は何か良いことありましたか?」という言葉で始まる。「無い」とすかさず答 えることが、一番の楽しみである。
我が家のウッドデッキがモデルデビューすることになった。施工業者であるグリーンケアから電話がかかってきて、写真をホームページに載せて欲しい というのだ。我が家のデッキは、東洋エクステリアのイペセレクトという材のものである。最高品質の材であり、他に施工例がないという。むろん、写真掲載を 喜んで承諾した。どんな写真を載せてくれるのか、今から楽しみである。
論文のモデル説明の章が出来上がった。結果でどういうことを示すべきか、うつらうつら考えている。
1/29(木) の進歩 あんの下痢の原因について
あんのお腹の具合は良くなった。激しい水便は一昨日の夜だけであった。下痢の原因を改めて考えてみると、生ゴリ処理のせ いではない可能性もある。久しぶりに庭に出して、自由に遊ばせたのだ。そこらの臭いを嗅ぎ回っている内にハイテンションとなったあんは、庭中を全速で疾走 し始めた。私が取り押さえようとすると、ますますテンションが上がる。私の動きに合わせ、パンジーをぱくっと食べてから猛ダッシュ。これを何回も繰り返していた。ようや くにしてとっ掴まえた時には、パンジーを 5 個くらい食べていた。よって、パン ジーの食べ過ぎという可能性も否定できない。
酷い論文セミナーをしてしまった。なんで、American Naturalist にあんなにも中身の薄い論文が載るのか。私が気づかなかった問題点も、みながいくつも指摘してきたし。反省。次回は、論文をもっと厳選しないといけない。
今日も論文書き。モデルの章の説明を書き進めた。かなり形になってきたと思う。
1/28(水) の進歩 築山の一角を高山植物の園に
我が家の庭の築山の一角に、高山植物を植えまくることにした。今現在、高麗芝を貼っている部分である。南向きで陽当たり がよいけれど西陽は当たらない(午後になると家の影になる)うえに、盛り上がっているために水はけも良い。えせ植物生態学者(私)が思うに、高山植物を育 てるのに良い場所である。さっそく、チングルマ・イワブクロ・トウヤクリンドウなどを通販で購入し、植え付けてみた。植え付け部分の土も、硬質鹿沼土と富 士砂を混合したものに変えた。まわりが山砂なのに、そこだけ土を変えて意味があるのかどうかは知らない(なにしろ、えせ植物生態学者なので)。当の植物に は気の毒であるが、上手く育てば儲けものという気持ちである。ちなみに私の知り合いに、「山野草を 100 万円くらい買って 50 万円くらい枯らした」という方がいる。この心 持ちならば怖いことはない。
昨夜、あんが激しい下痢をした。水便を七回。生ゴミ処理機がわりにする(1/24 の進歩参照)のはやめた のに、どうして突然?  あれ以来、お腹の調子が万全ではなかったので、原因はやはり生ゴミ処理かもしれない。駄目な飼い主と猛省している。
論文の、モデルの説明の章を書いている。少々ややこしい状況を扱ったモデルなので、説明が異様に難しい。書いては消し書いては消しを繰り返し、微 速前進だ。モデルの説明でこんなに苦労するのは初めてである。
1/27(火) の進歩 キャンプに出発
ベガルタ仙台が、ついに本格始動した。今朝、鹿児島・延岡・宮崎でのキャンプに出発していった。出発に先立ち、クラブハ ウス前で出発壮行式が行われた(公 式ページより)。「去年のようなことのないように、しっかり と自覚して、このキャンプを実りある成果があるものにしていきたいと思います」(太字は私)とさりげなく挨拶する手倉森監督。そういえばそんなこともあり ましたな。‥‥‥‥去年のようなことのないようにね。キャンプは、40 日間という長期間に及ぶ。例年どおり、キャンプ地からそのまま開幕戦の地に入るらしい。キャンプで鍛え上げた選手が、素晴らしき闘いぶりを見せてくれるで あろう。
 手倉森監督は、「J1復帰へ躍動の2文字を掲げた」そうだ(サ ンスポより)。頼もしい。とはいえ、どう眺めてもこ の写真は、「必勝」の二文字を掲げているようにしか見えない。
三年生が研究室見学に来てくれた。内に入ってくれたら大歓迎ですよ。
モデル解析に目処がついた。面白い結果が出た。浮き浮きしつつ、文献探しを再開した。そして、論文を部分的に書き始めた。
1/26(月) の進歩 「これ学」が副賞に
三月に岩手で行われる日本生態学会において、ポスター賞の選考が行われる。ポスター発表を審査して、優秀なポスターに賞 を贈るのだ。今年はなんと、最優秀ポスター賞の副賞として、「これから学会発表する若者のために:ポス ターと口頭のプレゼン技術」が贈られることになった(告知文)。共立 出版が生態学会に寄付したのだ。告知文では「数冊の寄付」となっているけれど、寄付部数は最大で 20 冊である(最優秀賞一件につき一冊;最優秀賞は該当無しもありうる)。この副賞が、ポスター制作の励みになってくれたらと思う。最優秀賞を受賞したポスターと「これ学」推奨のポスターが全然違っていたら、著 者の立つ瀬がさぞや無いことであろう。
今週、論文セミナーを担当する。どの論文を紹介しようかと、新しい論文をいくつか読んだ。その内の一つに怒り心頭となった。

Johnston, M. O. et al. (著者は全部で 11 人)Correlations among fertility components can maintain mixed mating in plants.  American Naturalist 173: 1-11

中間的自殖率が進化する要因を解析した論文である。その中で、「これまでのモデルでは、完全自殖か完全他殖のどちらかになると予測」という趣旨のことが書 いてある。嘘を書くな。たとえば、Iwasa (1991) や Sakai (1995) では、中間的自殖率が進化することをちゃんと示している。なのに完全無視だ。ありえない。著者が 11 人もいて、私たちの論文を一人も知らなかったとでもいうのか。
改良したモデルにはバグがあった。直したら、直感的に納得のいく結果が出るようになった。
1/25(日) の進歩 目隠し計画
何もしないというのも暇なものだ。無意味にお出かけをし、東洋エクステリアの展示場を覗いた。ウッドデッキのパンフレッ トを見ながら、我が家の庭はあまりに開けっぴろげであることを思う。外から丸見えで、目線が隠れる場所が無い。さらには、室内も丸見えである。縦型ブライ ンドを半締めにすればよいのだけれど(我が家は、カーテンではなく縦型ブラインドを付けている)、そういう訳にいかない。なにしろ、外を犬が通ると、窓に 突進して吠え立てる子がいるのだ。ブラインドを半締めにしておくと、絡まって大変である。だから、たたんで全開にしておくしかない。そのため、外を人が通 るとどうも落ち着かない。かといって、庭のフェンスにラティスを付けるのも格好悪い。カナメモチの類をフェンス沿いにぐるりと植えるなど言語道断。超ダサ い。さてどうしたものか。
 帰宅して庭を眺め、やはりアカエゾマツだと思い立った。二本買い足してフェンス際に植えよう。自然の林の雰囲気を保ちつつ、それなりの目隠し効果も持た せる。ついでに、シラカンバを一本、別の場所に移す(アカエゾマツの植え場所を確保するため)。というわけで、アカエゾマツをさっそく注文した。届き次 第、目隠し化を決行することにする。
1/24(土) の進歩 生ゴミ処理機 vs 生ゴミ処理生命体
台所用の生ゴミ処理機を買おうと思っている。生ゴミを粉砕乾燥して堆肥にする機械だ。ゴミを減らせるし、環境にも良い し、庭に蒔き放題だし、良いことずくめではないか。そう思い立ち、新年早々に電気屋に行った。生ゴミ処理機を指さし「これ下さい」と頼むと、「売りません」と言われた。正確には、仙台市からの補助許可の書類を持っているの かということであった。申請すると、購入価格の 1/3 を市が負担してくれるらしい。知らなかった。許可が下りるまで数週間かかるというので、出直すことにした。正月休み明けに、申請書類を仙台市に送った。
 申請したとなると、生ゴミを捨てることが今まで以上にもったいなく思えてきた。どうにかできないかと思いつつ、生ゴミを捨てる。ある時、我が家には生ゴミ処理生命体が存在することに気づいた。人参の切れ端とかをあげ ると、目の色を変えて食べる生命体だ。そこで、人参・かぼちゃの切れ端や大根の皮などを、ご飯と一緒にあげることにした。大根の皮なんて、「うーーーっ」 と唸って咥え、絶対に取られまいとしながら食べている。そこまで喜んでくれるのか。あげる量も増加の一途を辿り、正規のご飯(ペットフード)との比率が逆 転するに至った。そしてついに、お腹をこわした。処理能力を超えちゃったみたい。ごめんよーーー。
今週末は、何もしない休日を過ごそうと決意している。庭をいじったりしながら家でぼーーっと過ごすのだ。野草を築山の芝生地帯に移植したり、樹木 を剪定したり、ザ・ガーデンに行ってクロッカスを買ったり。ところで、ザ・ガーデンは大丈夫か。外のレジは閉鎖され(端末が壊れたということになってい る)、売り場面積も縮小している。このところ品薄だなと思っていたけれど、超品薄になってしまった。いったいどうなってしまったのか?
1/23(金) の進歩 新ユニフォーム発表
ベガルタ仙台の新しいユニフォームが発表された(公 式ページより)。袖の色が、お茶碗持つ方とお箸持つ方とで異なることが特徴だ。胸のところに二本の帯があり、天の川にちっとも見えないけれど天の 川である。背番号の下には名前が入るらしい。それはともかく、‥‥‥‥なんか格好悪くない?
文献を読んでいて、モデルを改良しようかという気になってしまった。無駄に複雑な仮定も入っているし、すっきりもさせたい。というわけで、今日は モデルの改良に勤しんだ。計算を実行してみると、どうも解の挙動がおかしい。バグがあるようでもなさそうだ。では、仮定に問題があるのか。
今週末は思いっきり休むからね。
1/22(木) の進歩 能とコンサートの関係について
大河ドラマ「天地人」を見ている。今のところ面白い。歴史をどれだけきちっと描いてくれるのか、不安も残るところである が。
 先週の放送では、能を皆で鑑賞している場面が出てきた。こういう場面を見ていつも思うのは、「どういう感覚で見ているのか」ということである。現代の私 たちが能を見るときは、「古典芸能」として見る。戦国時代も人々もそうであったのか?  違う気がする。ひょっとして、現代人がロックコンサートを見るのと同じ感覚かもしれない。あるいは、一族揃ってNHK 歌謡コンサートを見るようなものかもしれない。そう思う と、戦国武将が能を見る場面も違った味わいを醸し出すというものである。
みっちーの論文セミナー。外来植物の侵入しやすさを、食害との関係で調べた論文を紹介してくれた。外来種が、現地の近縁種(生息地が同じ)に打ち 勝つことができるのかという観点である。それはよいとしても、侵入している植物と侵入できていない植物との比較もする必要があるのではないか。そうでない と、侵入のしやすさ(侵入できる植物と出来ない植物がいる)を知ることは出来ないと思う。
三年生が研究室見学に来てくれた。一時間ほどお話。内に入ってくれたら大歓迎ですよ。
文献読みをしつつ、論文もちょこっと書き始めてしまった。どういう話の展開にすると面白くなるのかを考えたくて、イントロを書き始めたのだ。ま だ、モデル解析も終えていないというのに。でも、昔はいつも、モデル解析を進めながら論文を書いていた。解析を完了させてから論文を書き始めるようになっ たのは東北大に来てからか?
1/21(水) の進歩 27 対 1
昨夜、日本対イエメン戦を見た。結果は 27 対 1 であった。圧勝だった、シュート数では。得点の方は 2-1 であったとは、不気味にさえ思える。「百発百中の一砲能く百発一中の敵砲百門に対抗し得る」(東郷大将連合艦隊解散の訓辞より)という言葉があるけれど、 イエメンはまさに百発百中(というより一発一中か)であった。この言葉に対して、井上成美(太平洋戦争時の海軍大将)が確率的におかしいと批判したとか (一砲に、百発の内の一発が当たってお終い)。昨日の試合は、東郷の言葉は確かにおかしいと納得させるものであった。というわけで、 NHK ドラマ「坂の上の雲」を異様に楽しみにしている。
どんよりと疲れている。身体が重い。修論疲れ。今週一杯で死去するかもしれない。
朝から、遺伝的刷り込み関係の論文を読み続けている。モデル論文が多いので疲れる。しかも、同じグループが同じようなモデルをあちこちに書いてい る。おまけに、あんたの論文はわかにくい、Haig さん!。
 でも、おかげで、私のモデルの売り込みどころが見えてきた。これまでのモデルとどこが違い、それをどう訴えるかということだ。
 こう書くと、遺伝的刷り込みのモデルを作ったと思うかもしれない。そういうわけではない。遺伝的刷り込みにも関係するもっ と小さな問題を扱ったモデルで ある。
1/20(火) の進歩 閏 19 日
旧暦の頃には閏月というものがあった。 四月の次に閏四月が来るというように、同じ月が続くことがあったのだ。今年は、閏日が出現するという実に珍しい年であった。つまりは、昨日に引き続き今日 も 19 日である。旧暦で生活している修論生は、期限までに修論を提出出来たようだ。
ベガルタ仙台に新加入した朴柱成が、昨日仙台入りした(河北新報よ り)。「持ち味は多くはないが、左サイドでのスピードは誰にも負けないと思う」とのことである。活躍を期待しよう。ちなみにス ポーツ報知では、「左サイドでのスピードに関しては誰にも負けない」と、「持ち味は多くはないが」を削って報じている。確かに印象は良くなるけれ ど、削っていいいのかと考えさせられる。手倉森監督に至っては、「Jリーグで見たことのないサイドバック」と語り、J に初移籍なのだからそりゃ見たことないのではとますます考えさせられる。
 なお、スポーツ報知の報道を見る限り、安東さんという通訳が付いているようだ。それは良かった。私なんていい加減に、梁(北朝鮮国籍の在日選手)に通訳 をさせるのかと思っていた。
ようやく時間が空いたので、文献調べを再開した。遺伝的刷り込みに関する論文を集めているのだ。ようやくにして目処が立ったモデルを論文化した い。
1/19(月) の進歩 修論提出‥‥‥日
とうとう修論提出日である。ただし、修論を提出する日かどうかは知らない。研究室に来てみると、こじとひじりの修論が届 いていた。頑張って読んで、午前中に目処をつけてやろう。そうでないと今日中に完成しないと思ったからではなく、わび助に天ざるを食べに行ってやろうと 思ったからである。昨日の昼に美味しい物を食べに行けなかったことを本日も根に持っているのだ。ついでに青木(酒屋)に寄って、美味しいお酒を買ってこよ う。修論提出を無事に終え、今夜は祝杯となるであろうからだ。
 思惑どおりに午前中に一段落をつけ、わび助と青木に行った。研究室に戻ると、送付したと思っていたコメントが私宛に戻って来ていた。送信失敗。済まない ね、提出当日に一時間ほど無駄にさせて。さて、以降の記述には大嘘が混じっている可能性があるが、二人とも無事に提出を終えたのであった。
1/18(日) の進歩 修論提出前夜に包丁を研ぐ
いよいよ明日が修論提出日である。庭の雪も溶け、冬 草や修論生が夢の跡という情景となった。朝 9 時頃にひじりの修論が届いた。辞書も持ち帰ったことだし、今日は自宅で読むことにしよう。お昼には、美味しい物を食べに行くか。と思って読み進めるも、思 いのほか時間がかかった。昼食のためにお出かけする余裕などなさそうだ。やむなく、適当に作って昼食を済ませた。今日食べ損ねた美味しい物を、修論生にお ごって貰いたい。午後 3 時頃、ひじりの修論へのコメントをようやく終えた。かたや、こじの修論が届かない。あんの散歩をしたり、料理をしたりして待つも届かず。晩酌してしまおう かと思ったが、夜に届いたときに備えて我慢した。しかし結局、ひじりの修論の修正稿が届いただけであった。明日になってどたばたと届けられても困るのだ が。
修論が届かないので、夕食後に包丁を研いだ。私は包丁を大切にするし、定期的に研いでいる。ところが、これまでの研ぎ方は間違っていることを知っ た。有次で薄刃包丁を買ったとき、正しい研ぎ方を聞かされたのだ。知識がどこかでねじれていたようである。そのせいで、我が家の包丁には変な研ぎ癖がつい てしまっていた。正しい方法で徹底的に研いで、研ぎ癖を消そう。そう思い立ち、柳刃包丁一本・出刃包丁二本・船行包丁一本・菜切包丁一本・牛刀二本をずら りと並べた。そして、血を滴らせながら研いでいった(*)。一時間ほどで完了。変な研ぎ癖は消えたと思う。きらりと光る柳刃を手にとって眺めながら、これで手打ちにしてくれようかと思った。

*つい、包丁と一緒に指を砥石で研いでしまう。皮が削れて血が滴り落ちる。ふっふっふ。
1/17(土) の進歩 修論提出二日前
昨夜は雪見酒をした。薄刃包丁を使って作った肴(*)で、降り積もる雪を楽しんだのだ。その雪が、今朝起きてみると 15 cm くらい積もっていた。陽に照らされて良い感じである。その白さはまるで、修論 を照らす白旗のようであった。
 というわけで、朝までには書き上げると思っていた修論が届いていない。朝食を食べしばし過ごすと、ひじりから漸くにして修論が送られてきた。辞書を持ち 帰るのを忘れてしまったので、研究室に出て読むことにしよう。10 時前に到着し、ひたすら修正に勤しんだ。かたや、こじの修論が来ない。いまだパソコンに向かって作業中のようであった。昼になってようやく、途中まで改訂 したという稿が送られてきた。まずは、ひじりの修論の修正をやってしまおう。考察の章に、何を言っているのかさっぱりわからない段落が二つほどあり、修正は難航を極め た。本人を呼び出して聞きたいところだが、19 日の締め切りに向けて最後の睡眠を とっているところであろう。起こすのはよしておこう。修正をむりやり終わらせて、こじの修論へと移った。こちらは、本人が来ているので直しやすかった。二 人とも、明日の朝までに再改訂稿を届けるように。

*「カレーを作りたくなってきた」と昨日書いたのに作らなかったわけ。昨晩中に修論が届く可能性はゼロと予想し、実際その通りであった。かたや、17, 18 日の夜は、修論読みをすることになる可能性が高いと判断した。だから、16 日は呑んでしまい、17, 18 日を休肝日とすることにした。

薄刃包丁にさっそく傷をつけてしまった。堅めのスポンジにクレンザーを付けて磨いたら、細かい傷がいっぱい。堅めといえどスポンジごときで傷つく とは思わなかった。悲しい。
1/16(金) の進歩 Yes, we can
オバマ次期アメリカ大統領の演説集が人気らしい。演説をまとめた本が売れているとか。キャッチフレーズ "Yes, we can" はすっかり有名になってしまった。生涯学習のユーキャンは、「ウイ キャン」という名称にすれば良かったと後悔しているのではないか。
薄刃包丁の切れ味を試した。吃驚。凄まじい切れ味である。さすが鋼だ。今まで使っていた包丁と比べものにならない。包丁に対する概念が覆された気 がする。結構な値段ではあったけれど、一生使えると思えば高くはない。三徳包丁なんて、三損包丁に思えてきた。
 鋼の薄刃包丁は、日本料理のプロの料理人が使う超本格的な和包丁である。そんな立派なものを買ってしまった。さて何を作るか。なぜか、むらむらとカレーを作りたくなってきた。
修論提出まであと三日となった。なんか、当の学生以上に苦労している気分である。果たして間に合うのか。来年は余裕を持ってやろうね、マ・ツ・ ハ・シ。
1/15(木) の進歩 懐かしい
今日は朝から研究集会である。錦市場近くの宿を早めに出て、京大まで歩くことにした。けっこうな距離ではあるが、懐かし い道を味わいたかったのだ。三条を通って鴨川を渡り、岡崎へと出た。私が下宿していた所である。近所の蕎麦屋も寿司屋もそのままであった。そしてなんと、 下宿していたアパートも、当時のまま残っていた。薄汚い窓もそのまま。まったく変わっていない。感激すると同時に、ちょっと呆れた。下宿から、当時の通学 路を歩いた。出来谷産婦人科というのがあり、狙ったような名前(できたに)だなと思っていたのだが、「出来谷医院」に変わっていた。さらには、「できが い」と読むことも判明した。でも、繁華街の変容に比べ、ここらへんはあまり変わっていないように思う。懐かしの、京大吉田キャンパスに入った。さっそく、 自転車に乗った学生に会った。今も変わらず「京大生=自転車」であった。9 時過ぎに数理解析研究所に到着した。一時間半の散歩を満喫した。
 午前中は、奈良女子大の山口さん・九大の入江君主催のシンポジウムが行われた。その演者の一人として、余剰胚珠の適応的意義の話をした。論文書きの講演 ばかりしているこの頃であるので、研究の話が出来て嬉しかった。山口さん・入江君、どうもありがとう。
1/14(水) の進歩 京都へ
京大の数理解析研究所で行われる研究集会に参加するため京都へ行く。あんをドックハウス花に預け、新幹線に乗った。車 中、ひじりの修論の考察の章を読み直した。そして、改訂案をメールで送ろうと思った。ところが、ひじりのアドレスがわからない。ならばと、マツハシにメー ルして伝言して貰うことにした。すかさず返信が来て、「ケーニヒスクローネをっ!」とお土産をねだられた。頼む相手を間違えたか。ケー キか何かか?  「それはどこで売っているの?」と聞くと、「デパ地下とか」という返信であった。
 京都に着き、まずは錦市場へ向かった。本旅行の最大の目的を果たすのだ。それは、有次に行って、薄刃包丁を買うことである。市場の店を眺めながら歩く (私は市場が大好き)。シャッターを下ろした店も多く、今ひとつ活気が感じられない。有次を見つけ、さっそく薄刃包丁を購入した。店員と話をし、生粋の京 言葉を久しぶりに聞いた。いいねえ。包丁に名を彫ってくれるという。「ベガルタ仙 台」と頼もうと思ったが、それでは意味がわからないのではないか(ベガルタ仙台と彫られた包丁を想像してみよ)。やむなく普通に「酒井」と 彫って貰った。
 ついで、ケーニヒスクローネを探しに高島屋へ向かった。高島屋の地下に降りると、ケーニヒスクローネがすぐに見つかった。商品名だと思っていたのだけれ ど、店名であっ た。 「それはどこで売っているの?」と聞いたのは、喩えて言うなら、「高島屋はどこで売っているの?」と聞いたようなものであったか。
 せっかくだから、新京極・寺町京極を散歩した。学生時代を過ごした街である。久しぶりで懐かしい。私がバイトしていた長崎屋は、Movix になっていた。他の店もすっかり変わっているようである。
 夕食に、田ごとで京会席を頂いた。この店、いつも行列が出来ていた記憶がある。しかし今日はがらがらだった。平日とはいえ、心配になってしまった。
1/13(火) の進歩 ノリヲ様降臨
ベガルタ仙台の、いや J リーグの伝説的 GK ノリヲ(人間界での名前は高橋 範夫)が、ベガルタ仙台育成部の GK コーチとなった(公 式ページより)。仙台時代、数々の愉快なプレーでサポを沸騰させてくれた(いろいろな意味で)選手である。仙台を戦力外となって後、チリに行って みたりシンガポールに行ってみたりと、地球を半周くらいさまよった。そしてついに、育成部コーチとして戻ってきた。愛される人柄とプレーぶりゆえ、育成部 の選手が言うことを聞いてくれるのかちょっと心配ではある。あのオーラ(ノリヲーラと呼ばれている)で、びしっと指導して欲しい。なお、仙台は現在、トッ プチームの GK コーチが不在の状態であるが、トップチームを任せることはさすがにためらったようだ。
朝になって、こじの修論全体稿が送られてきた。結果の章も考察の章も中身がてんで薄い。せっかく面白いモデルなのだから、もっと丁寧に深く書かな いといけない。とりあえず、イントロから順に修正を加えていった。結果の章まで辿り着いて、解析を部分的にやり直す必要を感じた。再解析しつつ、考察の章 を大々的に書き直すように。
 ついで、ひじりの修論の修正に取り組んだ。こちらは、考察の章の修正にまで辿り着いている。でも、問題はこれからだ。
明日から京都に出張する。修論を読んだところ、大急ぎで帰ってくる必要があ ることが判明した。よってそうする。
1/12(月) の進歩 寒肥と修論とあんと
修論生には、今日中に全体稿をメールで送るように言っておいた。とくにひじりには、「朝までに」と念押しをしておいた。 ところが届いていない。これ幸い仕方ないの で、庭仕事をすることにした。樹木に寒肥をやるのだ。株元に穴を掘って肥料を埋め込んでおくと、春以降の生長が良くなるらしい。昨日買っておいた寒肥を取 り出し、袋に書かれた説明文を読んだ。

落葉樹
常緑樹
施肥量(1 本当たり)
樹木
●イチョウ
(などなど、以下略)
●マツ
(などなど、以下略)
低木 50g - 130g
高木 200g - 300g
果樹
●カキ
(などなど、以下略)
●ビワ
(などなど、以下略)
低木 50g - 130g
高木 200g - 300g
花木
●アジサイ
(などなど、以下略)
●クチナシ
(などなど、以下略)
低木 50g - 130g
高木 200g - 300g
袋に書かれた説明文

何のために分けているんだろうねえ。「どこか違うのか」と見入ったため、30 秒ほど無駄にしてしまった。適量を計り、庭の樹木に片端から与えていく。しかし、嫌 いな木にはあげないという、ちょっと意地悪な家主であった。作業中、30 分に一回ほどメールを見て、修論が届いているかどうかを確認した。しかし昼になっても届いていない。作業を終え、高校選手権の決勝を見ながら修論を待っ た。ようやくにして届いたのは午後三時頃であった。やっと来たか。「よし」と立ち上がり、あんを散歩に連れて行った。明るい内に散歩しないと、景色を楽しめないのだ。帰 宅後、イントロを読んで修正を加えた。今日はここまでだ。もっと早く送ってくれば全部を読めたというのに。
1/11(日) の進歩 初滑り
山形蔵王に初滑りに行った。天気大荒れの予報にかなりひよっていたのだけれど、義務感が行かせた。来週末は、修論提出前 夜ということで大変だろうから、「今日行かないと問題では」という気持ちである。娯楽なんだから無理して行くこともないのだけれど、行かないなら行かない で後悔しそうでもあった。どうも難しい。
 蔵王に着いた。下界は晴れているのに、スキー場だけがすっぽりと雲に覆われているという意地悪な状態であった。視界が無い中を滑ってもちっとも楽しくな いのだ。でも強引に山頂に行ってみた。強風に戦意を喪失、早々に下に降りた。結局、楽しんでいるのかいないのか不明なまま、二時半頃に上がってしまった。
1/10(土) の進歩 書き初め
なぜか、研究室で書き初めをしていた。マツハシ主催らしい。せっかくだから私も一筆した。


左右の二つの意味はわからん。

朝から家で、ひじりの修論を読んだ。わけがわからない。記述に基本的ミスもありそうだ。直接話を聞くしかないので電話で起こした。そして、研究室 に出かけ、ひじりが来るのを待った。午後二時半にようやく登場。30 分ほど話を聞いて、ようやくわけがわかった。12 日の朝までに、完成稿を提出するように。
ようやくにして、満天というラーメン屋に行った。美味しかった。私好みの味であった。
1/9(金) の進歩 も、死にそ
疲れた。朝からずっと原稿読みと修正をしたので、夕方には頭が働かなくなった。
 まずは、マツハシの生態学会講演要旨にコメント。今日が締め切りであることに焦ったのか、東北大の生命科学でサイバーテロが起こればいいのにと願ったよ うである。しかし何も起きなかった。そもそも、東北大生命科学でサイバーテロが起きても意味が無いのではないか?  なにしろ日本生態学会は、締め切り厳守の お願いをしているのだ。その中に、「100人に1人の「特別な事情」に対応しようとすると,たちまち10人,15人に対応することになってしまい ます」とある。これはまさに、「東北大生命科学でのサイバーテロ」を想定してのこと、じゃなくて相応する規模のことである。だから、狙うな ら学会のサーバーだ。
 ついで、コジの修論のイントロとモデル説明の修正をした。なんとか終えると、休む間もなくひじりの修論の修正に入った。でも、途中で頭が働かなくなっ た。今日はこれでお終い。残りは明日だ。二人とも、12 日までに、全部(イントロから考察まで、図表ももちろん)を提出すること。締め切り厳守のお 願い
1/8(木) の進歩 サッカーの 1 試合の濃密さを知らないのか
広島県サッカー協会が広島市に、広島市民球場の跡地にサッカー専用スタジアムを建設することを要望したらしい(ス ポニチより)。でも、ひと言の元に断られたそうだ。「サッ カー専用では年に約20試合しかできず、難しい」だと。20 試合も出来ることの素晴らしさがわからないのか。1 試合の濃密さを知らないのか。国体のためだけにどでかい陸上競技場を建てる人々の言葉とは思えないな。

モデル解析に目処がついたので、論文執筆のための関連文献を集めることにした。でも、あっという間に中断だ。理由は以下。
こじが、修論のイントロの改訂稿とモデルの説明の章を送ってきた。まずは、イントロに再コメントした。これから三日間寝ずに修論を仕上げるそうで ある。それは楽しみだ。
 一方のひじりは、図作りに懸命である。一枚の図を描くのに、Mathematica の計算が 35 分かかるそうだ。提出日まで 11 日の内の 35 分ってどれくらい貴重なのか。当事者ではないのでどうもぴんと来ない。
生態学会の講演要旨は明日が締め切りである。こちらの方もみんな大慌てだ。講演要旨について、「こ れから学会発表する若者のために: ポスターと口頭のプレゼン技術」で極めて偉そうなことを書いたので、せめて内の学生だけでも守って欲しいと思う。でも、とても難し いと思うの。
1/7(水) の進歩 年間チケット継続購入
今日から、ベガルタ仙台の年間チケット継続購入が始まる。むろん今年も買う。今年も、我がクラブを応援して楽しく過ごす のだ。なお、年間チケットの新規購入は 1/10 から始まる(公 式ページより)。非常にお得なので、ぜひとも購入して欲しい。来季は J1 に上がるので、手に入りにくくなってしまうよ。
そうか、確かにこの二つは似ている。「エコ=リコ」にすれば良いのか、と細君の書き込みを見て 思いけり。
久しぶりにモデル解析を再開した。いちおう、それなりの答えが出た。その後、新たな問題点に気づいてしばし悩んだ。でも、その問題点は解消できた と思う。
1/6(火) の進歩 本当の研究のプレゼン準備
京大で行われる数理生物学の研究集会での発表準備をだいたい終えた。以前に使ったスライドを結構たくさん使い回した。し かし、以前のスライドを見返すと、プレゼンの駄目な点が目につく。「これから学会発表する若者のために: ポスターと口頭のプレゼン技術」を執筆したことは、私自身のプレゼンにとっても大きかったのだ。自分で書いた本だけれど、読み直してプレゼンの参 考にした。ベガルタ仙台のスライドを見て、「こう直さなくてはいけない」と気づいたりとか。ベガルタ仙台の架空の研究と本当の研究を一緒にするなと思わないでもないが。
こじから、修論のイントロが送られてきた。さっそく読んで修正案を返送した。「これからレポー ト・卒論を書く若者のために」を参考にするように。イントロの書き方の解説に関しては、この本の方が「これ論」よりも改良されているはずである。
昨夕、DVD を借りてきて、「ザ・マジック・アワー」を見た。実を言うと手 品の話かと思っていたのだが、まったく違った。実に面白かった。三谷作品の中で、唯一素直に楽しむことが出来た。かなり無理な設定なのだけ れど、わざとらしさが全くない。わかっていても笑ってしまう場面続きであった。今夜ももう一回見よう。
ウェッジウッドが経営破綻したそうだ。だから言わないこっちゃない。土鍋を売っておくべきだった(1/2 の進歩参 照)。ウェッジウッドの土鍋で頂くきりたんぽの、なんとお洒落なこと か。
1/5(月) の進歩 仕事始め
今日が仕事始めた。超懸案はなんといっても修論である。今月の 19 日が締めきりと知り頭がくらくらした。間に合うのか。時間を惜しんで、昨夜送られてきたひじりの原稿にコメントした。しかし、直接話をしたいのに本人がい ない。朝から出て来なさい。
今月 15 日に、京大で行われる数理生物学の研究集会で発表をする。今日からその準備を始めた。けっこう時間がかかりそうだ。修論指導もあるから大変である。もっと も、指導の合間に準備すればよいので、さほど問題はない。深刻な問題はほかでもない。19 日の提出締め切りを控え、14-16 日に不在となるということだ。ま、頑張って頂きたい。
ベガルタ仙台が新外国人 FW を獲得した(公 式ページより)。マルセロ・ゴメス・ソアレスという選手だ。どんな選手なのか全然知らないけれど、活躍を期待している。
 今季は、外国人三人とアジア枠一人をきっちり獲るらしい。よかった。外国人に安易に頼らないなどという方針を掲げ去年は大失敗した。どうやら懲りたらし い。「安易に」ではなく「真剣に」頼ればよいのだ。
1/4(日) の進歩 初庭仕事
暁子が、正月終了を高らかに宣言した。そして横浜に帰っていった。その後私は終了宣言を撤回。今日も一日中、正月を楽し むのだ。
 とはいっても、どうも休んでいる気がしない。やがて気づいた。私は、庭仕事をし ないと休んだ気にならない体質なのであった。というわけで、今年の庭仕事始めをした。バラに寒肥をやったのだ。株の側に穴を掘って、肥料を埋め込 んでいく作業である。冬の間にやっておくと、春以降の成長・開花が良くなるらし い。37 株もあるので、けっこうな作業になる。正直なところ、半分くらい終えた所ですっかり飽きた。しかし、「飽きたからキミ達は寒肥なし」では済 まされない。い や、済ましてもいいのだが。頑張って、37 株全部に寒肥をやった。さらには、戦力外として向かいの公園に移籍させた 2 株にもやった。その後、大きくなり過ぎて、芝桜を被陰死寸前に追い込んでいたマーガレットを移植し、芝桜の開放をはかった。低木の剪定もした。冬枯 れとい えど、我が家の庭で過ごすとほんに心が和む。
1/3(土) の進歩 DVD 三枚
早くも、することが無くなってきた。とりあえず、ちょこちょこっと買い物に行き、DVD を三枚借りて帰ってきた。「クライマーズハイ」「しゃべれどもしゃべれども」「椿三十郎(再映画化の方)」の三つだ。以下、寸評。
 クライマーズハイ:面白かった。新聞社による取材・編集の場面が、手に汗握る迫力であった。ただし、現代の場面(当時の編集責任者が、 親友の子と登山をする 場面)が幾度となく挟まることが興ざめであった。こんな場面まったく無駄である。取材・編集の場面を途絶えることなく流してくれ たら、時を忘れて没頭でき る映画となったのに。現在と過去を交互に振り返るというワンパターン演出をどうにかして欲しい。
 しゃべれどもしゃべれども:世間的には、国分太一の演技が高く評価されているようである。し かし私は、香里奈の仏頂面を高く高く評価したい。あの仏頂面 は見事であった。
 椿三十郎:安心して楽しめる作品。元作品を忠実に再現している点も評価したい。原作を平気で変える風潮の中、この姿勢は素晴らしい。 <----- 原作を変えて、より面白くなった作品が果たしてあるのか?   ほとんどの場合、つまらなくなっているだけである。
1/2(金) の進歩  初売り
仙台名物の初売りに行った。まずは藤崎で、暁 子の化粧品を買った。福引き補助券を二枚貰った。三枚で一回抽選出来るらしい。あと 3000 円ほど買うともう一枚貰える。せっかくだから何か買うか。 土鍋が欲しいと前から思っていたので、食器売り場に行ってみた。「ウェッジウッドの土鍋があったら買おう 」と暁子は言っていたが、無論そのような 物はない。しかし、たち吉(和食器のブランド)のティーカップはあるのに、その逆が無いのは不公平ではない か。やむなくタンブラーを買った。意気揚々と福 引きをしたら、残念賞の保冷袋であった。こんな物を貰うためにわざわざタンブラーを買ったのかと虚しくなった。
 その後、和食器の専門店で土鍋を購入(非ウェッジウッド製 )。これで、十年間の時を経て、蓋なしの土鍋(十年前に蓋を割った)を使う生 活に終止符が打た れることになった。
永作主演の刑事ドラマを見た。センスの無いギャグに疲れた。とくに、犯人逮捕の場面がすごーーく面白 かった。ライターの写真を載せた紙が三枚ほど 机に置いてある。三枚はそれぞれ、別のライターの写真であった。永作は、犯人を机の前に誘導した。そし て、「被害者の遺留品のライター」うんぬんと言っ た。犯人は、躊躇無く一枚の紙を手に取った。それはまさに、遺留品のライターの写真が載った紙であっ た(他の二枚は無関係のライター)。「どれが遺留品の ライターか教えていませんよ」という趣旨の決め台詞を述べる永作。遺留品のライターがどれであるの かを知っているのは犯人(と警察)だけであったのだ。こ れが逮捕の決め手となった。 --------- でも、偶然当たる確率は 1/3 ですが。科学の世界では、「p = 0.3333。全然じゃん」と相手にされない。
1/1(木) の進歩 賀正
新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
今年は、加賀風の蟹雑煮で幕を開けた。


ただし我が家は、加賀に縁もゆかりも無い。昨日の夕食に蟹スキを食べたので、その流れである。蟹のエキスたっぷりの鍋汁をだしにした。
 今年のお節料理

数の子・田作り・結び牛蒡・黒豆・焼き大根の炒り酒風味・百合根のきんとん・紅白蒲 鉾・伊達巻き・煮しめ・昆布巻・花蓮根・たたき牛蒡・慈姑の揚げ煮・蕪の含め煮・筍の含め煮・初梅・鶏味噌松風焼き・鰆の西京味噌焼き・鰤の照り焼 き・車海老の鬼がら焼き・梅花梅・かすこ鯛の蝦けんちん焼き

あんのお節料理。ビーフと野菜味・紅白蒲鉾・京人参

お預け中。

天皇杯決勝を見た。ガンバ大阪の西野監督と柏レイソルの石崎監督の采配対決が、名人 戦と言ってよい見物だった。じっと我慢した西野監督が勝利。「ヒーローになって来い」と投入されてちゃんとヒーローになる播戸も偉い。
 石崎さんは今季、コンサドーレ札幌の監督になる。J2 に戻ってくるわけだ。自分の体質を検査することも目的なのではないか。今季もやはり三位?  それとも今度は四位?  かつて、J2 時代の大分・川崎を率いたときは、惜しくも三位になって昇格を逃すこと三回(当時は二位までが昇格できた)。「三位でないと 駄目な体質なのでは?」と噂さ れた。三位の体質なのか、惜しくも昇格を逃す体質のなのか、検査の 結 果が注目される。