「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

若手研究者のお経
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12/31(金) の進歩 大晦日
大晦日となった。今年も今日で終わりか。さっさと終わってくれ。
最後の買い出しに朝市に行った。すごい人出で歩くのも大変であった。馴染みの店の金華山で生タラバガニを購入。年の瀬の挨拶をした。
日本列島は大荒れの予報である。東北地方の太平洋側では 100 センチの積雪になるとか。しかし仙台ではそんな雰囲気がない。天気予報の画面には、北海道から九州まで雪だるまがずらりと並んでいるのに、仙台だけ傘であ る。そんなことってあるの?

帰仙した暁子と、蟹ちりをしながら紅白歌合戦を見た。映し出される世界は知らないことばかりなり。たとえば、AKB 48 は、どこまでがメンバーで、どこからがバックダンサーなのか?  境界線を推測しながら鑑賞した。「いきものがかり」とは知らなかった。ずっと、「いきものがり」だと 思っていた。「生き物語り」というのは味わい深いと感じていたのだが、「生き物係」 ではただの当番ではないか?
 そんなこんなで、本年もお世話になりありがとうございました。新年もよろしくお願い申し上げます。

12/30(木) の進歩 お節料理作り二日目
今日もお節料理作りをした。焼き物系や蒸し物系など、手数の多い品を作っていった。炒ったり裏ごししたり蒸したりと大変なのだ。午前中に二 品しかできず、間に合うのかと心配になった。しかしかまわず、まる讃に「海老天生醤油うどん冷や特盛り」を食べに行った。ご主人と年の瀬の挨拶をし、新年 もこの品を頼み続けることを誓った。帰宅後、お節作りを再開した。頑張った甲斐あってか、16時過ぎにはほとんどの品を作り終えた。
 今年はなぜかサワラが手に入らない。サワラの西京味噌焼きは私のお節の定番というのに。28 日に朝市に行ったときも、サワラは出ていなかった。昨日今日とスーパーの食品売り場を調査するも、やはり見当たらない。明日も見つけられなかったら、諦め るしかあるまい。
風邪だって。心配。大事にね。
みっちーの博士論文を読んだ。コメント返送。締め切りは1/6なり。
ベガルタ仙台から景気の良い発表があった。FW 赤嶺が完全移籍で加入だ。今季途中に期限付き移籍をしてきて、我がクラブの J1 残留の立役者となってくれた選手である。最終戦後の平瀬引退式のときに、「(平瀬がつけていた)背番号 14 を赤嶺くんにつけて貰いたい」と平瀬に突然言われてしまった。鹿児島実業の先輩後輩の間柄だけに、断れなかったか?  でも、「「ベガルタ仙台の」背番号 14 を」とは言われなかったので、他のクラブで 14 をつけることも可能ではあったはずだが。ともかくも、頼もしい FW の完全移籍を素直に喜びたい。京都サンガから DF 角田の完全移籍と、FC 東京から MF 松下の期限付き移籍も発表された。これまた頼もしい。あとは新外国人選手だな。

12/29(水) の進歩 お節料理作り
お節料理作りを始めた。20品ほど作るつもりである。品名のリストを見ると、「まだこんなにあるのか」とげんなりする。だから、先を考えず に、今やっている作業に集中することがコツだ。山登りみたいなものである。というわけで今日は、煮物を中心に作っていった。夕刻、仕上げた品をチェックし たときに、「まだこんなにあるのか」と、気持ちの誤魔化しようのない状況に陥った。そこで、別の作業に移ろうかという気になっていた(意味深な太字)自分に鞭打ち、もう三 品作った。17 時前にようやく、本日のお節作りを終えた。
別の作業に移った。それは何か。みっちーの博士論文読みだ。待ち文が、今朝になってようやく届いたのだ。構わずお節作りに没頭、「ここで中断しよ うか」と弱い気持ちになった自分を叱咤もした。さて、これから読み始めよう。博論をプリントしようとしたら、「イエローのインキが空になりました」とのエ ラーメッセージで、プリントしようとしない。「白黒印刷なのに何だこいつは」 とぶん殴りたくなったが、「黄色のインキが無いので白黒印刷もしません」という態度を変えることはなかった。機械とはいえ、こんなにも物のわからない存在 があるのか。仕方なく、パソコンの画面上で読んでいった。明日にはコメントを送り返さないといけない。
元日本代表のFW 柳沢 敦がベガルタ仙台に完全移籍することになった。我がクラブ始まって以来の大物が来るわけだ。何しろ、ワールドカップ出場二回無得点の FW だ。活躍を期待しよう。
12/28(火) の進歩 これにて退散
今年は、研究室からは本日で退散だ。でもその前に、新しいモデルについて煮詰めておかないといけない。というわけで、午前中は悶々と考えて 過ごした。別の視点からの思考を加えてみたり、元の視点に戻ってみたり。超別の視点から思考してみたら、モデルの価値が根本的に否定されそうになり焦っ た。ほどほどに別の視点に限りますな。こうして考えたことを、忘れないようにとメモしておいた。新年になったら、さっそく計算してみるつもりだ。
朝市に行って、お節料理用の食材の買い出しをした。馴染みの店である金華山で、大間の本鮪大トロも購入した。さらには、大晦日にタラバガニを買い に来る約束もしてしまった。カニすきをするのだ。楽しみだなあ。
帰りがけにブルックスブラザースに寄った。気が大きくなっていたので、キャメルのジャケットを購入してしまった。大人はジャケットだよ。
12/27(月) の進歩 本の表紙
これが、『100 ページの文章術:わかりやすい文章の書き方のすべてがここに』 の表紙である。

これからシリーズ」の本とまったく違う。私の本とは思えないであろう。というか、私の本と 言っても信じて貰えないであろう。こういうお洒落な表紙を採用していた人が、やがて「これからシリー ズ」のような極端な表紙に走るというのはありがちだが、その逆は 珍しいのではないか。
早くも年の瀬だ。私は、明日の午前中で仕事納めとする。明日の午後からお節料理作りに突入するのだ。明日の午前で、研究室ともしばしの別れであ る。
新しいモデルについて考え続けた。これまでずっと悶々としていたのだけれど、ある瞬間に急に視界が晴れる。おかげで、「これは面白い」と思えるこ とを考えついた。問題は、年明けの研究再開時まで覚えているかどうかで ある。
12/26(日) の進歩 校正完了
100 ページの文章術:わかりやすい文章の書き方のすべてがここに』の校 正の見直しをした。これで良しとしよう。共立出版にさっそく返送した。
積水ハウスの作業員が来た。外壁に、蔓バラ誘引用のフックをねじ込むのだ(12/12 の進歩参照)。出来 るだけ小さくて目立たない物をお願いしておいた。ねじ込まれたそれを見たところ、壁面との色の違いが気になった。けっこう目立ってしまう。壁面と同じ色に 塗って貰うことにした。それにしても、肝心の蔓バラの成長が今ひとつである。せっかくのフックなのだから、いっぱい活躍させたいのだが。今のままでは、ね じ込み損になりかねない。
旅順港閉塞作戦失敗。広瀬少佐戦士。これからというときに来年末までお預けか。
12/25(土) の進歩 大雪
大雪だ。昨日から降り続けていた雪が、起きてみると 10 cm を越える積雪になっていた。即、家籠もりを決定した。車が夏タイヤのままなので、出かけるわけにいかないのだ。というわけで、『100 ページの文章術:わかりやすい文章の書き方のすべてがここに』の校正に勤しんだ。10 月末に脱稿して以来、原稿を読むのは久しぶりである。何を書いたのかかなり忘れている。おかげで、新鮮な気持ちで読むことが出来た。我ながら良く書けてい ると思った。立派な文章術書と確信できる。でも、ところどころ引っかかるところもあった。微修正を加えつつ、校正を進めていった。これだけ長期間寝かす と、問題点がよく見えるようになるね。丸一日かけて、校正を一通り終えた。明日、もう一度読み返そう。
夜になると、20 cm ほどの積雪になっていた。居間のブラインドを開け放ち、庭の雪景色を楽しみながら酒宴をした。良き眺めだ。部屋の明かりを消して、蜜蝋燭と石油ランプを灯 した。ときどき窓を開けて、凛と冷えた空気を楽しむ。寒いから閉めた方がよいという常識的な思考と、もうしばらく開けておきたいという思いがしばし葛藤す る。雪が降る夜って最高だね。
12/24(金) の進歩 初稿届く
100 ページの文章術:わかりやすい文章の書き方のすべてがここに』の初 稿が届いた。お洒落な装丁に仕上がっている。がんばって校正をしよう。刊行は 2011 年 3 月の予定である。
 表紙デザインも出来つつある。「これからシリーズ」とはがらりと変わった表紙となる。学生は登場しない。かわりに筆ペンが登場するのだ。お洒落だよ。
 初稿到着にあわせ、本を紹介するページも作った。とりあえず目次を載せた。おいおい、紹介 文などを載せていく予定である。
私はポンプが憎い(昨日の進歩参照)。勝手に動かなくなってしまったくせに。ホースの先端が渓流から外れているのかと確認をした。そのとき、ホー ス先端をちゃんと元に戻さなかったのであろう。しかし、水が出ていないのだから構わないことだ。だから私はポンプを憎む。勝手に復活して、池の水を全部外に出してしまうとは。気づくと、ほぼ完全に干上 がり状態であった。哀れなるかや黒メダカ。全滅やもしれぬ。

干上がりて 腹白く見ゆ 黒めだか (写実)
12/23(木) の進歩 池のポンプ壊れる
大分から帰宅したら、庭の池の渓流の流れが止まっていた。水中ポンプにホースを繋げ、水を循環させていたのだが。以前、ホースの先端が渓流 から外れ、水が外にこぼれ落ちていたことがある(池が半ば干上がってしまっていた)。しかし今回は、そのようなことは起きていなかった。電源に問題がある のかと思い、他の機器をつなげてみた。ちゃんと起動。電気は来ているようだ。ついでポンプを確認すると、作動音がしなかった。壊れてしまっているようだ。 いつかこうなると恐れてはいた。ポンプ交換となると、電源コードを掘り起こしたりと、作業が大がかりとなる。面倒くさい。
待ち文来たらず。やむなく、台所の大掃除をして過ごした。換気扇の掃除が主な作業である。取り外せる部分は外し、油落としを噴射していった。それ にしてもすごい油だ。鉄製のフライパンを購入したこともあり、炒め物に励んだからか。3 時間ほどかけて、換気扇掃除を終えた。取り外した部分を元に戻そうとしたら、ネジが一個なくなっていた。いくら探しても見つからない。こういう管理の悪 さ、ほんに駄目な私なのだ。飛行機の整備士には絶対になれないであろう。でも、ネジがなくても換気扇は動きそうであった。というわけで、忘れた振りをし て、換気扇を元に戻した。
 油汚れのすごさ。これからは、数ヶ月に一度は換気扇掃除をすることにしよう。掃除するたびに、何かを無くしそうな予感がするが。
12/22(水) の進歩 祝アクセプト
論文が Evolutionary Ecology Research にアクセプトされた。

Evolution of exalbuminous seeds as a result of competition between maternally-derived and paternally-derived genes.

無胚乳種子がなぜ進化したのか、その究極要因を理論的に解析した論文である。雌雄の対立を絡めたところが味噌だ。胚乳のゲノム比は雌:雄=2:1 だけれど、子葉のゲノム比は雌:雄=1:1 である。だから、無胚乳種子(子葉が直接資源を吸収する)は雄親にとって有利になりうるという話だ。
年明けに、第 9 回地球システム・地球進化ニューイヤースクールにおいて論文の書き方の講演を行う。今日からその準備を始めた。年末年始は休眠するので、今の うちにやっておきたいのだ。講演時間は 30 分。内容をどう絞るかが問題だ。

今日は研究室の大掃除である。私以外は皆、労働に励んでい る。美しい。
12/21(火) の進歩 講義二日目
講義の二日目である。まずは、わかりやすいスライドの作り方の話をした。その後は、模擬プレゼンの実習に入って頂いた。午前中いっぱいをか けてスライド作り。午後から、そのスライドを使ってのプレゼンをして頂いた。そして皆で、プレゼンの仕方や研究内容について意見を述べあった。面白かっ た。
 4 時前に全研修を終えた。そのまま大分空港へ。空港の寿司屋で寿司を食べたのだけれど、憤然であった。マグロとコハダが臭かったし、他の寿司もごく普通とい う感じだった。関アジと関サバの刺身はさすがに美味しかった。しかし、5 切れで 4700 円って何よ。いくら何でも高過ぎだ。ぼったくられた気分である。
 最後に墨は付いたが、充実した大分訪問であった。担当の K さんを始め参加者の皆様、お世話になりました。また呼んで下さい。
12/20(月) の進歩 講義始まる
今日から、大分県農林水産研究指導センターでの研修が始まる。担当の K さんにお出迎え頂き、大分県庁へと向かった。参加者は 20 人。2008 年の研修にも参加下さった方もいるようであった。内容はほとんど同じなのに申し訳ない。
 午前中は、プレゼンをする上での心がまえ・演題の付け方・序論の書き方の話をした。ウケ狙いのスライドも構わず入れたのであるが、ちゃんと受けてくれ た。その後、演題の付け方と序論の骨子の練り方の実習に入った。午後は、演題と序論を発表して頂き、皆で議論した。その後、結果・考察・結論の述べ方、図 表の提示の仕方の説明などをしてこの日の講義を終えた。
 終了後、懇親会をして頂いた。判明したことが二つある。大分は実は、梅の名産地なのだそうだ。メニューに梅酒がずらりと並んでいるのを不思議に思い訊ね たところ、そう教えて下さった。日田市大山町が、九州有数の産地だそうである。もう一つは、大分のライバルは愛媛であるということだ。豊後水道を挟んで並ぶ両県。豊後水道 ダービーである。仙台と山形とのライバル関係の話をしたところ、思ったとおり全然知られていなかった。「仲良くしているのかと思った」とのことであった。 「全国ライバル県探し」というご当地番組もいいかもね。というわけで、楽しい時間を過ごすことができた。どうもご馳走様でした。
12/19(日) の進歩 大分へ
今日から大分に出張する。ただし今日は移動するだけだ。あんをドッグハウス花に預け、新幹線で東京へと向かった。東京駅から羽田へ。出発便 まで時間があっ たので、空港内をしばし調査した。本屋で『信長の棺』の上巻を購入した。前から気になっていた本である。読み始めると、あっという間に惹き込まれてしまっ た。飛行機の中でも夢中で読み続けた。そして途中から、ぐいぐいと詰まらなくなって いった。飛行機の急降下のようであった。下巻を買うかどうか迷いますな。
 夕刻、大分に着いた。今宵のお楽しみはふぐ料理だ。「ふぐ良別館」という店を予約しておいたのだ。店に着くと、ふぐ刺しが即出てきて驚いた。早過ぎる。 そういうものなのか?  ともかくも、天然トラフグのフルコースを堪能した。ひれ酒も美味かった。
12/17(金) の進歩 すでに実現
昨日の進歩に、「研究室の窓から車に向けてスイッチを押すと自動的にエンジンがかかる。暖まった頃に研究室を出る。そんな道具が欲しい。」 と書いた。未来の道具、夢の話のつもりであった。ところがなんと、リモコンエンジンスターターという、まさにそんな道具があるそうだ(友蔵情報)。驚い た。すっかり、文明の進歩から取り残されている。
 メールでわざわざ教えてくれた友蔵は、「同様のメールが多数届くと思いますが」と添えてくれた。しかしメールは友蔵からのみ。「不要なもの、人望。必要なもの、金」という我が生き方に相応しいわ。
相変わらず不眠に悩まされている。飲んだ日はすぐ寝つくのであるが、休肝日がひどい。いつまで経っても寝つくことが出来ない。夜中に何度も目覚め るし、目覚まし時計が鳴る時間よりも早く目が覚めてしまう。おかげで、日中に眠くてしょうがない。これは真剣に睡眠障害か?  病院に行ってみるか?  しかし、医師といろいろ話した結果、「原因がわかりました。犬と一緒に寝ているからですな」と診断されては元も子もない。「い や、昔からずっと不眠に悩まされているんです」と言い訳して通用するのか?
新しい研究についての思索を再開した。いっときは、「これは論文にならない」と思ったのであるが、もう少し詰めてもよい気がしてきた。
12/16(木) の進歩 いきなり真冬
いきなり真冬になった。寒い。とくに辛いのが帰りの車である。青葉山の上にキャンパスがあるので、下り坂が続く。そのためエンジンの回転が 上がらず、車内がなかなか暖まらないのだ。暖機運転をして暖まるまで待つのもまた愚行である。そのあいだ寒さに耐えることになるわけだから、どうせなら先 に進んでいる方がよい。
 研究室の窓から車に向けてスイッチを押すと自動的にエンジンがかかる。暖まった頃に研究室を出る。そんな道具が欲しい。
イタポンの論文セミナー。著者の試みは面白い。でも、今の段階では実用性が低そうだ。今後どれだけ精度が上がるのかが気になる。
 もう一つに気になったのは、引用文献の著者の中に "Bonavitacougourdan" という名字の人がいたことだ。長い。自分でスペルがわか らなくなったりしないのか? 日本人でいうと、漢字 6 文字くらいの名字を見たような衝撃であった。
 その後、マツハシとラムタイの講座セミナー。お疲れ様。
12/15(水) の進歩 プレゼンの講義を他の機関でも
大分県農林水産研究指導センターで行うプレゼンの講義のための資料を先方に送付した。丸二日かけての講義と実習である。頑張ろう。
 せっかく作った講義の資料とファイル。今回だけで終わりにさせてしまうのはもったいない。プレゼンの講義を他の機関でもやる機会があればいいなと思う。 我ながら、良くできている内容である。これから学会発表する若者のためにの要点を簡潔に伝えたも のになっているはずだ。お声がけ下されば、どこにでも講義に出向く覚悟である。
ようやくにして仙台に初雪が降った。とはいっても、地面に落ちた途端に溶けてしまうような雪であるが。車のタイヤ交換をまだしていないので、積も るのも困るけどね。
講義の準備を終えたので、論文の改訂に勤しむことにした。実は、Evolutionary Ecology Research から論文が返ってきていたのだ。二度目の改訂となるのでコメントはちょっとだけ。でも、そのちょっとのコメントも読むのが嫌である。何回経験しても、とい うか、経験を重ねるほどに、コメントを読むのが嫌になる。
12/14(火) の進歩 誰であろうと撃退する
あんをビデオに撮り、テレビに映してみた。

画面に映った自分に突進する犬
あんにとって、動く物すべてが敵である。たとえ自分自身であろうと容赦はない。誰であろうと撃退するみたい。
大分県農林水産研究指導センターで行うプレゼンの講義の準備をようやく終えた。一週間かかってしまった。2008 年に同センターで行った講演のファイルがあるというのにである。前回のファイルを見て、これを一から作ったのかと我ながら感心した。当時の自分を褒めた い。
大分で美味しいものを頂こうと店を探した。19 日の夜に豪華にいきたいのだが。日曜日なので休みの店が多い。困った。
12/13(月) の進歩 ソファではなくソファの端
ケージ内に置かれたソファを盗られまいと警戒を怠らないあん。昨晩は、私の就寝後 2 時間半も、ケージ内で防衛していた。夜中の 2:30 くらいに突然に寝室に駆け上がってきてベッドに潜り込むのだから、「ソファはもういいの?」と言いたくなる。
 なお、正確には、あんが防衛しているのはソファではない。ソファの端っこで ある。ソファ全体を守っているのではなく、自分の口の横にある部分を守っているのだ。自分の身体の下に敷かれた部分とかはまったく眼中にないであろう。 そっちの方が大切な部分なのだが。ソファの端っこ防衛は今夜も続くのか?
てるちゃん・壁やん・がんちゃんがお歳暮を贈ってくれた。どうもありがとう。みんな喜んでいるよ。
今日も丸一日、大分県農林水産研究指導センターで行うプレゼンの講義の準備をした。同センターで 2008 年に行った講演のスライドを元にしているのだけれど、そのまま流用という訳にもいかない。前回は時間不足に終わったので内容を絞りたい。説明の仕方とかも 考え直してしまう。さらには、行間を微妙に変えたりといった、あまり意味のない修正もしたくなってしまう。1.2 倍の行間で書かれていたものを 1.1 倍の行間にひたすら変えていったりと、 「何を無駄なことを」と思いながらもやめられない。明日には終えるのだろうか?
12/12(日) の進歩 大掃除二日目
今日は床ふきをした。フローリングのつや出し剤をかけて磨いていったのだ。床面全部を磨くとなると、けっこう大変であった。疲れた。つや出 し剤の使用説明には、月に 1-2 回やるようにと書いてあった。出来るかっていうの。
そろそろ、つるバラを誘引する時期である。窓の周りにお洒落に誘引したいものだ。
 壁面への誘引作業では、壁面に針金か紐をくくりつけ、それらにバラの枝を結びつけるということを行う。雨樋などがある部分では、それらに針金・紐をくく りつける。しかし、くくりつける物が無い部分もある。そうした部分ではこれまでは、スッポンフックという物を壁面にはっていた。壁面にも利用でき、かつ、 普通のフックよりも荷重が大きい品だ。とはいっても荷重 5 kg、すぐに剥がれてしまう。どうしたものか。ちゃんとしたフックを壁面に施工してしまうか。積水ハウスに相談したところ、検討してくれるとのことであっ た。その結果、意外なことが判明した。積水ハウスでは、こうした施工例が無いのだという。日本全国でなのか東北でなのか宮城でなのかわからないが、バラ誘 引のためにフックという要望は我が家が初だそうだ。そういうものか?  他の家ではどうしているのだろうと、謎が深まるのであった。
12/11(土) の進歩 大掃除始まる
今週末は大掃除の日々とする。ちょっと早いが、来週末は出張だし、再来週だと切羽詰まり過ぎである。というわけで、まずは窓ふきをした。高 圧洗浄機で一年間の汚れを吹き飛ばすのだ。ポンチョを着込み、窓の外面に容赦なく噴射した。さらには、室内からの部分的な噴射も試みた。水浸しにならない ように気をつけながら、噴射できるところには噴射してやったのだ。もちろん、他の部分は手作業で拭いた。9:30 くらいに始めて 14:30 くらいに終了した。思ったよりも楽であった。

手倉森 浩ヘッドコーチが、契約満了で退団だそうだ。手倉森 誠監督の双子の兄弟で、手倉森 X 作戦(※)の一角を担っていたのであるが。しかも、退団は、誠監督の意向でもあるらしい。……… 微妙である。

※ 手倉森 X 作戦:監督とコーチが双子であることを利用した作戦。具体的な中身は無い。
それにしても、今年は雪が降るのかね?  降る雰囲気が全然ないのだけれど。車のタイヤ交換もやる気が起きない。
12/10(金) の進歩 あんは何者でしょう?
大分県農林水産研究指導センターで行うプレゼンの講義の準備を続けている。センターの方が行ったプレゼン用資料を頂戴したので、どんな内容 なのか見てみた。その中に、ナマコの研究があった。餌を食べる際に、「口に入るものは全て取り込む」そうである。そうであるか。我が家のあんはナマコであった。ワニかと思っていた。何でも囓るから。
そのあんに、新しいソファを買ってあげた。ケージの中に置くためのものである。ふかふかで気に入ったのか。夜になると、勝手にケージに入ってソ ファの上でちんまりしている。二階の書斎に上がる時間になり、あんも連れて行こうとする。と、ソファの端を咥えて「うーっ」と呻る。寛いでいたのではなく 盗られまいと防衛していたのか。でも、始めから守ろうとしてソファに座ったのではないと思う。自分の口の所にちょうどソファの端があったので、そのまま自 動的に咥えた と推測する。ほっておいて書斎に上がる。5 分ほどして、ダダダッと書斎に駆け上がってくる。これが二晩続いている。
手倉森監督が来季も指揮を執ることになった。監督交替、ついでに強化部も交替という報道があったのだが。なんでこう、余計なしこりを残すようなこ とをするのだろう。交替なら交替、継続なら継続とさっさと決めれば良かったのに。
12/9(木) の進歩 何を前にして
大分県農林水産研究指導センターで行うプレゼンの講義の準備を進めた。聴衆に応じて序論を変えるという話をしようとして、疑問が生じてし まった。たとえば、ベガルタ仙台に興味がある聴衆に話をするとする。その場合は、下記の序論でよいであろう。

なぜ、ベガルタ仙台は強いのか:勝利を呼ぶ牛タン定食仮説の検証
何を前にして:ベガルタ仙台は強い。
どういう問題に取り組むのか:なぜ、ベガルタ仙台は強いのか。
どうして取り組むのか:その秘密がわかれば、継続的強化に適用できる。

では、宮城の経済に興味がある聴衆に話をする場合はどうするべきか。

何を前にして:ベガルタ仙台は強い。
どういう問題に取り組むのか:なぜ、ベガルタ仙台は強いのか。
どうして取り組むのか:その秘密がわかれば、継続的強化に適用できる。ベガルタ仙台が安定的な強さを発揮するようになれば、大きな経済効果を期待できる。

これだと、「どうして取り組むのか」のところで、経済効果の話がいきなり出てきてしまう。唐突ではないか。

何を前にして:ベガルタ仙台は、経済効果を期待できる存在である。ベガルタ仙台は強い。

と、するべきなのか。となると、一つ目の序論も、

何を前にして:ベガルタ仙台を世界一のクラブにすることが宮城県民の夢である。ベガルタ仙台は強い。

とすべきなのか。悩む。
しもんの論文セミナー。期待どおりの結果が出なかったというのに、いかにも期待どおりになったようなタイトルを付けている著者。いけませんよ。
12/8(水) の進歩 おおらか
研究室のコピー兼プリンター機の前面部から、「コンピュータの基板の一部のような部品」がカラカラと落ちてきたそうだ。その直後に私が使っ たのだけれど、いちおうちゃんと動いていた。しかし心配なので、メーカーに電話をしてみた。「正常に動いていますか?」と聞かれたので、「そのようではあ ります」と答えた。と、「問題ないのですね。じゃ、その部品、どこかに置いておいて 下さい」とのことであった。精密機械というのに、おおらかな業者である。
生物学科三年生向けの研究室紹介をした。出席者は 15 人ほど。興味があったら、いつでも遊びに来て頂戴。
がんちゃんが、博士論文を提出する。必要なものを一式送って貰ったので、事務に提出してきた。しかし、提出が必要とはいえ、ああいうものが宅急便 の中に入っているとは思わなかった。ちょっとびっくりした。
今日も、大分県農林水産研究指導センターで行うプレゼンの講義の準備を進めた。半分くらいは終えたか。しかし、来週前半くらいまではかかりそうで ある。プレゼンの仕方について、改めて考え直してしまうこともあるし。準備をするとは考えることなり。
12/7(火) の進歩 宮城第一高校で講演
宮城第一高校の理数科二年生を対象に、論文の書き方の講演を行った。課題研究を行っていて、それを論文にまとめるそうなのだ。そこで、論文 書きの話をしてきたわけ。みんな熱心に聴いてくれて好もしかった。おかげで、話していて楽しくなった。ウケ狙いのネタもちゃんと笑ってくれた。高校生の笑い声って清らかだねえ。大学生・院生の笑い声とは清純度が違ったど。
 お世話をして下さった K 先生、どうもありがとうございました。
酒井研の月初め談話会。うかうかすると、生態学会の講演要旨の締め切りがやってくる。そろそろデータをまとめないといけない。
 その後、すず・すずの講座セミナー。お疲れ様。その場でスライドを直す人を初めて見た。
大分県農林水産研究指導センターで行うプレゼンの講義の準備を進めた。学会等での研究発表のプレゼンのみならず、新規課題を提案するためのプレゼ ンもちょっと入れたい。でも、どこに入れるとよいのやら。
12/6(月) の進歩 これ論のおかげか?
今月の 20-21 日に、大分県農林水産研究指導センターでプレゼンの仕方の講演を行う。今日からその準備を始めた。悪いタイトルの例を集めようと、Nature のホームページを見てみた。結論をそのままタイトルにした論文が非常に多い雑誌なのだ。たとえば、「ベガルタ仙台が強いのは牛タン定食を食べているためで ある」といったものである。このタイトルには取り組んだ問題が書かれていない。問題も書かずに結論だけを書くなんて本末転倒と、これ論に私は書いた。Nature の最近の生態学関係の論文タイトルを見てみると ………。結論そのままのタイトルが少なくなっているような気がした。これ論のおかげ であるわけないな

『100 ページの文章術:わかりやすい文章の書き方のすべてがここに』の表紙デザインが送られてきた。前回の案に加え、新たに 3 案が作られた。それらを皆に見せたところ、「これ可愛い!」と女子が圧倒的に支持する案があった。かたや、ある程度の堅さは必要という点で、他の案を支持 する人も 多かった。悩む。表紙デザインはとても大切。本の売り上げに直結するから。こんな表紙の本を次々と世 に送り出した人間が言うことではないか。
12/5(日) の進歩 戦力外通告
歓喜の後に嫌な知らせだ。GK 萩原・DF 一柳・MF 三澤が戦力外となってしまった。FW 朴も、期限付き移籍終了で退団である。GK 萩原は、仙台一筋 10 年目の選手である。その間に J リーグ出場 1 試合のみであった。同じクラブに 10 年いて 1 試合とは、ギネスブック登録並みの貴重な選手であった。来季に高卒 GK を採る(新潟明訓高校の石川選手)ので押し出されてしまったのか。DF 一柳は、顔を見た瞬間に「この人好き!」と思った選手であった。途中出場はするのだけれど、誰かが欠場しても、替わりに先発で使われることはないという可 哀相なところがあった。MF 三澤はそれなりに期待されていたはずだけれど ………。25 才ということもあって、見切られてしまったのか。FW 朴は始めから要りませんでした。なんでこんなの採ったんだ?
 皆の、新チームでの活躍を期待したい。
個人的に気になるのが、ベガママいいフレンズ日記が どうなってしまうのかということだ。これは、宮城生協が後援している日記である。FW 平瀬の奥さんと DF 一柳の奥さんが、宮城生協で買った食材での料理を紹介している。両選手ともクラブからいなくなってしまう。構わずに続けるのかな?

手倉森監督の来季の去就も未定らしい。残留を決めたのだからという論調もあるけれど、目標を達成したわけではないことを忘れてはいけない。目標は 一桁の順位だった。しかし 14 位に終わり、降格はなんとか免れただけである。クラブの判断を注目したい。
12/4(土) の進歩 やっと
やっと残留が決まった。ベガルタ仙台 1-1 川崎フロンターレ。後半ロスタイムに追いついて引き分け、自力残留をたぐり寄せた。取るにせよ取られるにせよ、後半ロスタイムが好きだねえ。

今日は牧と見に行く。終了後は我が家で、残留を祝う会および忘年会を行う。午前中は、その支度をして過ごした。最近はまっているのが一尾魚の姿焼 き。 串の打ち方を体得したので、嬉しくて仕方ないのだ。今宵はノドグロを焼く。
13 時過ぎにユアテックスタジアム仙台へと向かった。15:30 試合開始というのに、いつもの駐車場はすでに満車であった。この試合に賭ける意気込みが伝わってくる。
 試合が始まった。押し込まれると思っていたのだけれど、互角以上の展開であった。芝の状態の悪さも味方したかもしれない。川崎の中村が試合後にぶつぶつ 言っていたし。我がクラブは、スタジアムで紅白戦を行うなど、対策はばっちりであったのだ。ところが前半 24 分、ボールがゴールラインを割ったと勝手に判断してしまった隙を突かれ先制を許した。さらに悪いことに、浦和 0-1 神戸の報。仙台が大敗し神戸が大勝したら逆転降格もあるというのに。ハーフタイムに入り、神戸が 1 点取って勝っていることが監督・選手に伝わったらしい。しかし、「選手同士が「勝つんだぞ」と言ってくれていた」(手倉森監督の談話;ベ ガルタ公式ページより)と頼もしかったようだ。神戸の勢いは後半になって加速し、後半 14 分(仙台戦の後半 15 分頃)には浦和 0-3 神戸となっていた。これは真剣にまずい。得失点差を 7 以上縮められたら終わりなのだ。ここで、この日最大の不可思議が起きた。DF 菅井が、「浦和 0-3 神戸」となっていることを知っていたというのだ。両試合は同時 進行で行われていたというのに、どうやって神戸戦の経過を知ったのか?  試合中に携帯でチェックしていた?  気持ちはわかるが、試合中に、選手があちこちで携帯チェックしていたらとても変で ある(その場面を想像してみて頂戴)。そんな訳で菅井は、生きた心地がせ ずにプレーしていたであろう。時計も進みついに後半ロスタイム。仙台がコーナーキックを得た。MF 梁の蹴ったボールに飛び込んだのが DF 渡辺であった。「ボールをヘディングしたのか、相手の黒津選手をヘディングしたのかはあやふや」(J's goal より)な同点ゴールを叩き込んだ。後者の場合は、黒津の頭をヘッドして、その黒津の頭がボールをヘッドしたという力学であるか?  無理矢理なゴールで自力残留を決めた!
 試合後、MF 千葉と FW 平瀬の引退式が行われた。仙台市出身で、仙台一筋 15 年という千葉。まさに、仙台の至宝だ。平瀬も、J1 昇格に貢献してくれた。二人とも、長い間お疲れさまでした。
 川崎のサポーターが素晴らしかった。引退式を見届けてくれた。それどころか、二人を讃える横断幕・ゲーフラまで用意してくれていた(写 真)。そして、「レッツゴー ナオキ!」と、千葉のコールを歌ってくれた。感謝に堪えない。どうもありがとう。
 結局、浦和 0-4 神戸であった。そしてなんと、FC 東京が降格してしまった。兄がサポートするクラブだけに、私もショックである。一年で戻ってくるに決まっている。そのときに、仙台も残っているのかどうかはビミョーだけど。
帰宅後、牧と、残留祝賀会および忘年会を行った。楽しかった。またやろう。
12/3(金) の進歩 最終決戦
とうとう今季の最終戦である。ベガルタ仙台は明日、ユアテックスタジアム仙台に川崎フロンターレを迎え撃つ(15 時 30 分試合開始)。川崎の攻撃力を恐れている暇はない。必ずや勝利して、すっきりと残留を決めよう。
 明日は、MF 千葉 直樹と FW 平瀬 智行の引退試合でもある。15 年間、仙台一筋で闘ってくれたミスターベガルタ=千葉。平瀬も、J1 への昇格に貢献してくれた。明日が、ピッチ上での勇姿を見る最後となる。感謝の大歓声で送ってあげたい。
『100 ページの文章術〜わかりやすい文章 の書き方のすべてがここに〜』の大きさ。悩みに悩んだ末に私の希望を決めた。A5 版が良い。書店の書棚での陳列を考えての結論である。100 ページと薄い本なので、書棚の中で埋もれないためには、立てたときに高さがある方がよい。だから、B6 版よりも A5 版の方が良しとした。確かに、B6 版のコンパクトさも捨てがたかった。でも、A5 版とて、そこまで持ち運びにくいわけではないであろう。
 問題はマツハシの説得であった。マツハシは、B6 版を強く支持している(11/30 の進歩参 照)。考えてみると、マツハシの了承を得る必要はちっとも無いのであ るが、なぜか、説き伏せなくてはいけないという思いに駆られたのだ。本棚に両版を並べ説明。ついに、了承を勝ち取った。最後の大仕事を終えた気分である。
2018 年と 2022 年のワールドカップ開催地がロシアとカタールに決まった。当然のごとく日本は敗退。18 年大会の本命と見られたイングランドも惨敗した。イングランドは、22 票中の 2 票しか獲得できなかったらしい。金まみれの開催地決定ということである。FIFA 理事の不正を暴いたイングランドに手痛いしっぺ返しということか。
新しい研究について考えた。疑問が解けた。悩みすっきり。論文に書くことも 無くなった。
12/2(木) の進歩 続々 A5 版か B6 版か
今日もまた、『100 ページの文章術〜わかりやすい文章 の書き方のすべてがここに〜』を A5 版(20.8 x 15.0 cm)にするか B6 版(18 x 12.8 cm)にするかで悩んだ。研究室の学生のほとんど全てに意見を聞いた感じである。それでももっと色々な人に意見を聞きたい。マツハシいわく、学生相談室に意見を聞きに行ってはどうかとのことであった。研究室での悩みなら 相談に乗ってくれる。研究室悩んでいるのだから範疇に入るか。
 私の人生で、これほどまでに人に相談したことは無いと思う。相談人数が過去最多であることは間違いない。

今夜、2018 年と 2022 年のワールドカップ開催地が決定する。2022 年に日本が立候補しているのだけれど ………、無理だろうな。2002 年の大会から 20 年しか開かないわけだし。国内でも、日本に決まるなんて誰も思っていない雰囲気だ。
新しい研究のことも考えている。かなり煮詰まったと思ったら、根本的なところで考え違えをしていることに気づいた。はい、振り出しに戻った。
12/1(水) の進歩 続 A5 版か B6 版か
今日も、『100 ページの文章術〜わかりやすい文章 の書き方のすべてがここに〜』を A5 版(20.8 x 15.0 cm)にするか B6 版(18 x 12.8 cm)にするかで悩んだ。四年生がほぼ全員集合する場があったので、両版のツカ見本を見せて意見を聞いた。いろいろな意見が出たのだけれど ………。消費者がいかに好き勝手なことを言うのかということがよくわかった。これでは確 かに、販売戦略を立てるのに企業が苦労するわけだ。私なりの結論として、どちらの版でも売り上げは変わらないが、勝負を賭けるなら B6 版という、何だかよくわからないものに達した。とはいっても、B6 版に決めたわけではない。
スカパー!に電話をした。J リーグが終わるので、「J1 ライブ」という視聴セットを一時的に解約するためである。これは、J1 の全試合を生中継で観ることが出来るセットだ。昨年までは「J2 ライブ」を契約していて、今年ついに「J1 ライブ」に昇格したのである。来年の三月に新シーズンが始まったら、また契約をし直す。その旨を告げると、「J1 ライブの契約予約をしておきますか」と言われた。即答 ……… するはずの自分が ………、「まだ残留は決定していない」という思いがよぎり、「また後で」と答えてしまった。家計の前にあっさりと崩れ去るサポ精神であった。
研究のこともちゃんと考えている。しかし、悶々とするのみである。