SAQR番外編/ぐるグルドライブクイズ 〜公開ドライブラリー〜

ぐるグルドライブクイズRound6「富士十湖を探る(前編)」

コースガイド

PDF版には写真や立ち寄り処紹介記事も掲載)


S-1CP
 スタートはリニア見学センターのすぐ近くにある「道の駅つる」。一時は休止していたリニア実験線だが最近は運転しているようで、何度も一瞬の轟音が聴こえてくる。この轟音のドップラー効果だけでその速さを実感できる。道の駅つるの前で直売している桃がおいしかった。色・形が基準に満たない桃4個で500円! 9月にはぶどうが中心になるとのこと。スタート後、しばらく高速道路沿いを進む。ときどき狭くなる箇所があるので注意。ODは都留グリーンゴルフのすぐ先に置いた。ドライブクラス参加の方はそのまま通過してください。

 途中の三つ峠駅にCPを置きレトロな店構えと看板を楽しんでもらいたかったのだが、なんと今年1月に焼失してしまい跡形もなかった。Google ストリートビューで焼失前の状態を是非ご覧いただきたい。


 結局1CPは「山神社」に置いた。ここの藤棚が有名なのだが、10年前に見に来たときには大規模な道路工事中で近づけなかった。今回はもちろん道路整備は終わっており、どうやら移設・再建されたのは鳥居と石灯籠だけで済んだことに安堵し、無事CPとクイズ設置ができた。さてCPラインとした水路は、なぜか下から上に流れているように見えるが、錯覚だろうか?

1-2 CP
 1CPの先に、五重の塔の背景に富士山が納まる構図が有名な「新倉富士浅間神社」があるのでCPにしたかったのだが、有名になりすぎて観光客が殺到し駐車場に辿りつくのは容易ではない。とにかく外国人客が多く、世界遺産とガイドブック表紙の効果は絶大だと知る。ということでさっさと明見湖を目指すルートに切り替え。

 2CPを置いた明見湖は10年前のSAQR09で訪れた場所。湖一周を歩測するクイズが優勝を左右した思い出の場所だ。8月には湖面いっぱいに蓮の花が咲き誇る。ここの大きな壁画が楽しく生まれ変わっていたので迷わずクイズにしたが、皆さんは解答に迷うかもしれない。

2-4 CP
 2CPから3CPは直行に近いコース取りで、河口湖の観光施設は今回無視した中で唯一、きみまろ茶やを採用。クイズネタがあったことと、駐車場だけの利用を認めてもらったことが大きな理由。定休日の木曜を除き、営業時間外も駐車可。なお木曜日はチェーンが張られるが、距離計測もクイズ解答も可能。

 ここで河口湖を離れ甲府南方面を目指す。その途中に以前TDRでCPが置かれたおごっそう家があるが、その手前に古民家カフェがあるというのでそちらをCPに採用。この農啓庵(どうけいあん)は一時休業していたが、場所を隣に移しcafe雅楽として再開されたもの。実はこの辺りの芦川地区は古民家の宝庫で、笛吹市の管理で常時公開している藤原邸も近いというのでそこにクイズを設置。4CP前のcafe雅楽の駐車場に車を停め、少し歩いてもらうが懐かしい雰囲気を味わえる。

4-5 CP
 この区間は甲府盆地に向かって下っていく。スピードの出過ぎに注意。途中にある江戸屋商店はごま豆腐が人気。次のCPに予定していた八代ふるさと公園が間近なので、当初はCP設置を見送ったが、立ち寄ってお話をするうちにDR参加者にサービスしてくれるということになったので、CPを追加することになった。

 なお直線下り坂なのでスピードに注意しないと、ごまどうふ看板を見つけてブレーキを踏んでも間に合わない恐れがあるので注意(50q程度なら十分停止できる)。

6-8 CP
 6CP・到着点は八代ふるさと公園の一角にあるリニアが見える丘公園に。試走時には一度もリニアを見ることがなかったが運の良い方は見られるかも。隣の広い公園からは甲府盆地と背景の山々の見晴らしが素晴らしい。ここにもクイズを置いたので、そこから近い駐車場を6CP・出発点としてある。

 7CPを置いたゆめソーラーやまなし。前回のぐるドラQでは深田記念公園前のソーラーパネル群を批判したが、ここのは少なくとも危険性はない。作成者自身は太陽光発電に賛成でも反対でもなく、適切にエネルギー政策が実施されていれば文句はない、そう適切であれば。出題の方は、1問は主観クイズと言われそうなので減点を抑えたものの、本人は客観的事実に基づいてクイズにしたつもりでいる。

 山道に入る前に、食事処やトイレも必要だろうと道の駅とよとみに寄り8CPとした。最初は国道からの出入口にCPを置こうとしたが、しばらく観察しているとひっきりなしに車が入ってくるので変更、逆に一番奥から入場してもらう形にした。ただ夏休みには混雑も予想され、入場が制限されたり誘導されてCPにうまく入れない可能性もある。その際は救済処置を設けたので申告願いたい(詳細は参加ルール(21)今回特別ルールの項を参照)。ここの名物はシルクソフトで、実際にシルクパウダーが練りこまれている。以前はスーパーシルクソフトもあったが、原材料が調達できなくなったらしい。シルクソフトも今のうちかも。

8-9 CP
 いよいよ四尾連湖に向かう山道に入っていく。最初の構想では四尾連湖にクイズを設置し、静かな佇まいを味わってもらおうと思っていたのだが、20数年の歳月はこの山奥の様相を変えてしまった。駐車場は有料(400円)となり、湖畔はキャンプ場やコテージで賑わっている。

 前は寂れたボート乗り場と、野鳥観察小屋しかなく訪れる人は殆どいなかったのだが、まったく当てがはずれてしまった。400円払う価値は無いのでクイズを置かずすぐに折り返すことに。手前の湖畔を無視して対岸にレンズを向ければ静かな湖に見える写真は撮れるので、興味ある方はどうぞ。

9-F CP
 そんな状況なので四尾連湖をゴールとするのはやめ、後半コース(ぐるドラQ-7)のスタートを近くに置ける場所として六郷の里つむぎの湯まで引っ張ることにした。途中、山間部の施設も何もない場所に10CP。この格子状の擁壁は、この場所にしかないが見落とさないように。

 六郷の里つむぎの湯は、比較的新しい施設ながら料金が安い! 町外利用者は400円。約96kmに及ぶ(ミスコースした方はもっと)ロングドライブの疲れを癒してください。現在キャンペーン中で、時間制限なし。無色透明、低温槽があったり、歩行浴(水着着用)ができるのが特徴。六郷町ということで印鑑作成の受付があるのがユニーク。マスコットキャラクターの出番がないことを嘆く自虐的なHPも面白い。「苦肉の策」「大きな痛手」「先の見えないトンネル」「機会を逸し」「呪われた」「不可解な」「悪役キャラ」などネガティブワードのオンパレード(笑)。

 帰路は、中部横断自動車道の六郷ICが近いが、まだ全通しておらず北にしか向かえない。中央道や圏央道を利用する方はこれで良いと思う(増穂IC−甲府南IC間を140号でショートカットしてもよい)。本栖みちをひたすら走って本栖湖経由で河口湖ICまで東進する手もあるが、週末の夕方は物凄い渋滞を覚悟する必要がある。静岡、神奈川方面の方は身延線沿いに南下し東名(新清水IC)を利用。なるべく下道でショートカットし東名に辿りつきたい方は、本栖みち経由で本栖湖から南下、富士南麓を469号で横断し御殿場ICを目指すルートもある。

 なお1日でぐるドラQ-6,7を回ろうとするのは相当無茶なのでお勧めしません。皆様、気をつけてお帰りくださいませ。


参考プラン
■紹介処を満喫するプラン
 ・金土日の8:30 スタート
 ・3CPきみまろ茶やに10.00到着→11:00出発
  (クイズと休憩、グッズ購入)
 ・4CP雅楽に11:30到着、クイズと休憩で12:30出発
 ・5CP江戸屋商店に13:00到着、買物後13:30出発
 ・8CP道の駅とよとみに15:00到着、遅い昼食後16:00出発
 ・四尾連湖には立ち寄らずFCPに17:30到着
 ・温泉で疲れを癒し18:30帰途に就く

■買い物とグルメは興味なし、自然を愛するプラン
 ・8:00スタート
 ・2CP明見湖に9:00到着→9:40出発
  (湖畔を1周20分ほど散策しハスを鑑賞)
 ・4CP雅楽に10:30到着→11:30出発
  (藤原邸周辺の集落内を散策)
 ・6CP八代ふるさと公園に12:00到着→13:00出発
  (公園内を散策、雄大な景色を見ながら食事(持参))
 ・9CP四尾連湖に14:40到着→15:30出発
  (有料駐車場から湖畔へ出て物思いに耽る)
 ・FCPに16:20到着
 ・温泉で疲れを癒し17:30帰途に就く

■ぐるドラR-6、R-7を連ちゃんし富士十湖(のうち今回4湖)を見届ける1泊プラン
 ・R-7公開をお待ちください(8月中旬を予定)
 ・ゴールに近い下部温泉がおすすめ。やや寂れた昔ながらの田舎の温泉集落の様相ですが、趣のある宿もあり週末はそれなりに集客あり。本栖湖畔にも少しホテルがあり、こちらはおしゃれな造りが多い。
 ・プラン詳細はR-7で掲載します