SAQR番外編/ぐるグルドライブクイズ 〜公開ドライブラリー〜

ぐるグルドライブクイズRound-5「過ぐる夢、甲府を昇る」

コースガイド(公開終了)

PDF版には写真や立ち寄り処紹介記事も掲載)


S-1CP
 ICに隣接する金川の森にスタートを置いた。スタート直後は雰囲気の良い木陰の中の走行で、気持ちがいい。1CPまでの区間には、思わず出題したくなるものがたくさん登場する(屋敷跡、鬼面瓦の石碑)のだが、OD区間でもあるので自重した。当初1CPは、国分寺跡が候補だったが、ルート検討の試走時には桃源郷まつりのイベント会場になっておりCPに使えなかった。この頃は町中が桃一色に染まりなかなか見ごたえがある。開催期間中は桃の収穫季節(7〜8月)であるし、その後は葡萄も収穫季節(8月中旬〜)となるので、そちらを楽しんでいただきたい。

 なおCPは、国分寺跡の先にある国分尼寺跡とした。今回はODと1CPが同じ位置となっている。このCPの横に駐車スペースがあるが、段差が大きいので注意して欲しい。マッドガードを干渉させないためにはバックで入れ、フロントスポイラーを干渉させないためには前進で入れる必要がある。

1-3 CP
 1CPから先は、石和温泉を経由する。多少は老舗温泉街の雰囲気を感じられるルートを探したが、工事中だったり、中央線の北側へ抜ける道が狭かったり、うまくいかない。結局中心部を通ることを諦め、石和温泉駅だけCPとして利用することにした。賑やかな南口ではなく、北口の送迎用駐車場にCPを置いた。60分無料。再スタートは駐車場出口となるので注意のこと。

 2CPの次は甲府駅を目指すルートとなる。甲府城跡を取り入れたかったので、市街地を通ることになるが我慢して頂きたい。さらには、最終試走時に工事予告看板を見つけたので電気工事会社に問い合わせたところ、全面通行止めを予定しているという回答だったので、急きょ迂回ルートで作り直し、コマ図が余計に複雑となった。狭い道を通るわけではないが、交差点間の距離が短いのでミスコースに注意してほしい。

 3CPの目印は、「丸の内一丁目1番地」! 東京なら超一等地であるが、なるほど城跡ゆえの地名であることを実感する。CPの左前方には甲州夢小路の60分無料駐車場があるが、休日は満車になることも多い。付近には多くの駐車場があり、コマ図に案内を入れておいたので利用してほしい。

 甲府城跡は、甲府駅、商業施設等により分断されている。南側の天守台周辺の石垣は当時のものだが、北側は現存せず石垣と山手御門が最近復元された。山手御門の2Fは無料の展示室となっており、ボランティアの方の解説を聞きながら駅向こうの天守台を見ると、歴史を感じずにはいられない。

3-4 CP
 3CP再スタート直後はやむなく市街地を通るが、14図を過ぎるとようやく解放され道も上りとなる。そして15図から2つ目のトンネルを抜けると景色が一変し、一気に昇仙峡に近付いた雰囲気になる。なお15図では対向車に注意してほしい。こちらは直進方向なのだが、道なりは左カーブであるため対向車が優先である。小学校を目印に事前に減速し、後続車に追突されないようにも気を遣いたい。

 昇仙峡の渓谷を楽しむなら4CP inの県営駐車場から徒歩で散策もよし、4CP out の市営駐車場の対岸でほうとうを食べたりロープウェイに乗るもよし。4CP in-out間を移動区間としてあるので、ご自由にお楽しみください。

 この移動区間の途中に影絵美術館がある。ロマンチストに贈る第1弾。色鮮やな光と影が織りなす叙事詩。藤城清治画伯の影絵作品が多く展示された美術館がここ昇仙峡にある。観賞所要時間は15分〜30分程度、ロマンチストには特にお奨め。

 食事処だが、夏場は冷やしほうとうを出す店など、観光地の割には一定のレベルで店ごとの特徴もある。例えば、円右衛門のほうとうは合わせ味噌ではなく赤味噌がベースで、濃厚極まりない。

4-6 CP
 18図から山道区間でカーブが多いが気持ちよく走ることができ、標高が上がるにつれ素晴らしい眺望に何度も出会うことができる区間。黒富士から延びる岩脈も視界にとらえることができる。6CPの夫婦木神社は、4CPの姫の宮と関係があり、それはそれぞれの内部を拝観すると分かる。

6-7 CP
 6CPから再び昇仙峡ラインに合流し、8CP手前までこの道路をひた走る。7CP少し手前にあるホッチ峠を越えると、長い下りが始まる。オートマ車はブレーキの過熱に注意。

 7CPは偶然通りかかった深田記念公園とした。ロマンチストに贈る第2弾である。日本百名山を選定した深田久弥氏が、茅ヶ岳登山中に絶命したのは約47年前。その登山口に公園が作られている。ただ公園としては寂しい感じがする。だがそれよりも、最近周辺で設置工事が行われたものが気になった。景観も悪いのだが、むしろ災害を心配してしまうのは私だけだろうか。

7-8 CP
 ここからさらに下りがきつくなる。途中に集落もあるのでスピードの出し過ぎに注意。8CPにはあっという間に着いてしまうが、ここにロマンチストに贈る第3弾となる、銀河鉄道展望公園がある。この公園名には理由がある。運よく日没以降に到着した方は、その光景をお楽しみください。さらには公園内の説明文をみると、この地と宮沢賢治とのつながりが分かり、この公園名にも納得する。

8-F CP
 26図を過ぎると、快適なワインディングが姿を現す。最近整備された広域農道なのだが、適度なアップダウンと、広い視界の正面に何度も富士山をとらえる景色がいい。

 広域農道からはずれてすぐに登場する矢木羽湖の畔に9CPを置いた。そしてこの先28図で左折しコースをはずれて1.29kmで左前方へ入り150m。そこには今回一押しの蕎麦屋がある。営業時間が限られているので、運がいい人だけ召し上がってください。

 ゴールは9CPからほど近い双葉SAの外部駐車場に置いた。満車でも距離計測は可能。ETCカードがあればスマートICからSA内に入ってクイズを解答する手もある。(もちろん中央道で帰途につく方が対象)


参考プラン
■早朝スタートで早くゴールを目指すプラン
月火曜以外の8:00 スタート → 甲府城も昇仙峡もクイズ解答だけで先を急ぐ → 13:30 「しを里」に立ち寄り昼食 →14:30 9CPから再開 → 14:50 ゴール

■遅めスタート、そばと銀河鉄道を目指すプラン
土曜の10:30スタート → 12:00 3CPチェック後に甲府夢小路で昼食 → 13:00 3CP再スタート → 途中昇仙峡や影絵美術館で小観光し一気にゴールへ18:00 → コースを逆走し「しを里」で夕食 → 更に逆走し8CP銀河鉄道展望公園へ → 20:00 銀河鉄道を見届けた後、韮崎IC経由で帰途に就く

■日帰りながらフルに楽しむプラン
土曜の9:00 スタート → 10:30 甲州夢小路と甲府城跡を散策 → 11:30 3CP再スタート → 12:00 4CPチェック後に昇仙峡と影絵美術館を満喫、昼食も → 14:30  4CP再スタート → 18:00 9CPチェック後に「しを里」で夕食 → 19:00 9CP再スタート →19:20 ゴール(お腹の空き具合で「しを里」をゴール後に回す選択もある)