SAQR番外編/ぐるグルドライブクイズ 〜公開ドライブラリー〜

「SAQR16番外編 巖道か県道か、道志よう?」

コースガイド(公開終了)


S-1 CP
 スタートは厚木市「ぼうさいの丘公園」。駐車場は数か所あるが、唯一9時前に開場される「西側第3駐車場」にSCPを置いた。管理事務所によると、7時40分頃に開場するとのこと。

 スタート後しばらく続く市街地を抜け4図を左折すると、いきなり広がる田園風景に驚く。ここにODを置いた。

 1CPはアツギミュージアムホテル。御年90歳の女将が営むアットホームな旅館。全国の民芸品数千点の展示に圧倒されるが、女将がコツコツと集めたものだという。猪料理が自慢で、狩猟解禁期間に仕入れたものを9月頃まで提供。若い猪を使っているので柔らかくて臭みもなく、猪肉のイメージが変わる。天然猪肉の味噌焼き膳がお薦め。

1-3 CP
 1CPの奥へ続く道は本郷街道といい、趣のある道なのだが、先で狭くなり大きい車は取り回しが難しそうなので採用を諦め、折り返しスタートとした。2CPの先、12〜13図間は、周囲の風景からは違和感のある整備された道。その必要性が分からないが、直線が多く快適に走行できる。

 3CPは一昨年のSAQR16本戦でもCPを置いた卵菓屋。実は紹介したいもの多数。卵かけご飯(200円)や、きいろいソフト(Sサイズ140円)など値段が安い。一押しはオムライス(600円)で、酸味の効いたデミグラスソースと卵がよく合っている。簡易容器なので持ち運ぶ際は汁垂れに注意。途中で硬さが変わるプリン(230円)も面白い。

3-4 CP
 16図にある馬渡橋の掛替工事が遂に完成。以前はすれ違いができなかったが、6年越しの工事で今年2月17日に開通した。ちなみに、試走車は架け替え後に距離計測しているのでご安心を。

 4CPを置いた塩川滝は、駐車場までの道のりが狭くワンデーイベントでは使用できなかったが、ようやくDRに登場させることができた。昔から修験の場所だったらしいが、試走時に実際の滝修行に遭遇した。

4-6 CP
 4CPを出てすぐ県道に復帰し、しばし街中を走行し宮ケ瀬湖を目指す。直線的に向かうルートがないので、南下して大回りするしかない。その途中で道の駅清川に寄り 5CPとした。実は清川村は神奈川県唯一の村であり、その行政施設が集まっているところに道の駅がある。以前は清流の里という施設だったが、2015年11月から道の駅になった。設置されている看板に関しクイズ2問を置いたが、Q-Kは難問で、リサーチ力と推理力が必要。

 6CP手前600mの地点に湖畔に張り出すように店を構えるカフェオギッソ。店主がこだわりぬいた珈琲とサンドとケーキ。宮ケ瀬湖を望む絶好のロケーションと共に。6CPで距離計測後に戻ってでも立ち寄りたい。特にお薦めは、薫風(水出しアイス珈琲、この大きな氷!)。ケーキ各種も丁寧な仕上げに感動すら覚える。品切れで早めに閉店することも多いので注意。

6CP-ルート分岐点
 宮ケ瀬湖から道志を目指すトランスポート区間。途中、以前紹介したオレンジツリー(ログハウスレストラン)やとんちき亭(高座豚の溶岩焼き)を通るが、今回は取り上げずに先を急ぐことにする。27図から28図まで道志みちをしばらく走行し、8CPの少し先の29図地点でルート選択となる。左折すると巖道ルートで、野原林道を上り巖道峠を越える険しい道程で、上級者向き。右折すると県道ルートだが、こちらもカーブは多いのでいずれにせよ注意して走行されたい。

■巖道ルート注意点(9CP〜巖道峠):カーブミラーが殆どない、道幅が狭くすれ違いが困難、全域舗装だが落石が散乱
■県道ルート注意点:Q-Pを解答できないため、巖道ルート選択者の平均減点(切上)を適用、巖道ルートより距離が長い

なおルートが別れている区間(29図分岐点〜33図合流点)にQ-Xの出題はない

巖道ルート
 巖道峠は、その昔は強盗坂と呼ばれたことに由来し、秋山村と道志村の文化・経済の交流のために開通されたもの。その名の通り険しい道が続く。対向車には十分注意が必要で、運が悪いとすれ違いのためにかなりバックすることになるかも。峠を越えるとやや走りやすくなる。やがて人里が現れ程なく33図となる。

県道ルート
 県道なのですれ違いで苦労することは殆どないが、山間部ではあるのでカーブは多く、交通量が多いので注意が必要なことに変わりはない。32図〜9CP付近は、実はゴール直前にもう一度通る道でもあるが(全体図を見れば明らか)、ここは先を急いでもらうこととし、幾つかの集落を通って33図が現れ(見落とし注意)、巖道ルートと合流となる。

10-F CP
 33図で両ルートが合流し、更に林道を上っていくが、巖道峠に比べると走りやすい。途中金網フェンスが頻繁に登場するが、リニア新幹線の工事現場となっている。

 35図からはゴールを目指す県道。その途中にQ-Rを置いたが、ここは14年前のSAQR本大会で出題した大きな手書きのイラストマップがあった。それが上野原市に編入されて財政が改善したのか、立派な看板に置き換わっていた。今回はその隣にある民話の看板からの出題なのだが、14年前と同じパターンの間違いをネタにした点が面白い。

 ゴールの秋山温泉は、源泉掛け流しがあるがやや料金が高い(750円)。17時以降は400円と割安になるのでおすすめ。今回はいつもより距離が長めだった上に、特に後半は山道も多かったので、お疲れのところ気を付けて帰って下さい。

参考プラン
■いのしし料理を優先
 11:00 スタート→11:30 アツギミュージアム到着、猪料理を堪能
 12:30 アツギミュージアム出発→卵菓屋でデザートタイム
 17:00 ゴール
■カフェオギッソ目当て
  9:00 スタート→10:00 卵菓屋で軽く腹ごしらえ
 10:30 卵菓屋を出発→12:30 6CP到着、戻ってカフェオギッソで軽食かデザート+珈琲
 13:30 6CPから再スタート→16:30 ゴール
■走りに徹するが温泉は入る
 11:30 スタート
 15:00 29図で巖道ルート選択
 17:00 ゴール、割引料金で温泉入浴