SAQR番外編/ぐるグルドライブクイズ 〜公開ドライブラリー〜

ぐるグルドライブクイズround1「日本中心ぐるっと辰野60km」

コースガイド(当コースは公開終了)


 当初目指した日本中心の地は悪路のため諦めたものの、結果的にその周囲をぐるっと回るルートとなりました。諏訪→辰野中心部→枝垂栗自生地→ほたる童謡公園と見所を回りながら、今回もたっぷり用意したクイズを楽しんで頂ければ幸いです。


S-2 CP
 当初スタートを置いた場所が湖岸工事のダンプ出入口になってしまったため、やむなく移動。それでも何とか諏訪湖を見ながらスタートできる場所を見つけることが出来た。ここから有賀峠経由で澤底地区へ向かうのがこの区間。

 有賀峠から諏訪湖に下りてくれば、山中走行から急に視界が開けて諏訪湖が目に飛び込んでくる素晴らしいルートなのだが、今回は逆に登っていくルート取り。しかしコース後半でたっぷり諏訪湖を見下ろすことができるので、心配無用だ。有賀峠から県道を離れ本格的な田舎道を通り澤底へ。対向車は滅多にないが道が狭いので注意して運転して欲しい。

 1CPを設置した付近で出題した説明板を見てもらえば、この辺りは石碑や石仏が多いことが分かる。その石碑群を巡る遊歩道は見る影もないのが、この先の道沿いに登場する石碑の多さには驚かされる。1CPの説明板は伊達では無かった。

 のどかな田舎道をずっと走りたいが、やがて県道と合流してしまう。その直前に2CPを置いた。

2-3 CP
 2CPを出てほどなく平出交差点に出る。この交差点は辰野の中心地みたいなもので、ここから街中に入っていく。
 このあたりにコンビニが2,3軒あるが、以降は終盤まで登場しないので、必要ならここで買い込みを。
 まずは美術館や公園など文化施設・娯楽施設が充実するたつの海を目指し、その先に3CPを設置。CPの近くにはたつのパークホテルがあり、日帰り入浴が可能。食事とセットの割安プランもある。また辰野みやげはここで買うしかない。といっても種類は少なく、名物ほたる饅頭はなぜ「ほたる」なのかまったく分からない上、製造者によりあたりはずれがある。が、ここで売っているパイ生地のものはおいしかった。

3-4 CP
 次に八王子神社へ向かう。以前八王子に居住したことがある私にとって、少し興味があったのだが、どうしてもクイズに仕立てられない。神社に罪はないのだが(←この表現は不謹慎だが)ルート取りの変更を検討していると、裏手に面白いものを発見し、3問も出題してしまった。
 14図のすぐ先にある「まつくぼ」というソースかつ丼の店は、肉好きの人にはお勧めだ。極厚だが時間をかけるだけあってよく火が通っておりしかもジューシー。賑わっているので満席の際はテイクアウトもいいだろう。肉好きでない人には、15図の「小佐加」で鰻か鯉に下鼓を打つのはどうだろうか。
 15図2つ目の信号を(コースからはずれて)直進すると、日本中心のゼロポイントに行くことができる。更に悪路を乗り越えれば、日本中心の展望台から360度大パノラマの絶景に辿り着くことができる。時間があり物好きの方だけにお奨めしておく。
 小野宿に向かう途中、CPを置くために入った脇道で、徳本水という湧水を見つけた。地元では有名らしく、次々と汲みに来る人が絶えない。

4-5 CP
 18図にある小野宿は、かつて三州街道の宿場として栄えたところ。小野宿問屋(旧小野家住宅)は堂々とした威容を保っているが、公開日は限られており外から眺めるだけで我慢する。その直前に、農家レストラン「こめはなや」があり、ヘルシーな食事を好む人にはお奨めする。18図の信号を右折直後は狭い道を通るが、すぐに塩嶺王城パークラインに入り、快適なワインディング路となる。
 5CPは、枝垂栗の自生地に置いた。CPの少し手前から右手に登場するその姿は、一見に値する。なおこの付近は野生の猿がおり、時々路上に出てくるので注意して走行して欲しい。(試走時に1回遭遇)

5-8 CP
 折角の気持良いワインディングを楽しんでもらいたいので、少し回り道をして戻ってくるレイアウトとなった。途中の6CPは、諏訪湖を見下ろすことができる眺望処だ。ここは湖上花火大会の際には特等席として地元客でいっぱいになるらしい。
 6CPから更に戻ってきたところで、初期中山道に入っていく。当初、木曽の木材を江戸の街づくりに役立てるため木曽と諏訪を結んだものの、周囲に集落がないなど不便であったため塩尻峠ルートに変更されてしまい、15年ほどで経済道路としての役割を終えたらしい。さてこの道、日本中心の展望台に向かう悪路に比べれば走りやすいダート路ではあるが、道が狭い区間が多く倒木や枝葉の張り出しもあるため、大きい車両や新車にはおすすめできない。この区間(6−8CP)をパスすることを可能とするので、その場合は8CPへ先回りして再開して欲しい。(コマ図(3)の欄外参照)
 初期中山道をしばし走行し25図から先はやや走りやすくなる。やがて舗装路となり、眼前に諏訪湖が広がる丁字路に8CPを置いた。

8-F CP
 この区間はゴールであるほたる童謡公園を目指すルート。やや単調なルートではあるが、ほたる童謡公園まで我慢して頂きたい。
 ほたる童謡公園は、まさにホタルの保護と育成のために作られた公園で、奥側のエリアはホタルと見学者のためのレイアウトとなっている。東日本随一と言われるホタル観賞どころである所以である。6月と7月は毎日のホタル観測数を1匹単位でHPに載せており、これを10年以上続けている等、辰野町の取り組みには頭が下がる。最盛期は6月中旬なのだが、観光客も多く駐車場が満杯となる上入場料も徴収される。このため、ピークが過ぎるのを待って公開した次第。7月になると源氏ホタルに代わって平家ホタルが飛ぶ。6月に比べれば数は少ないが、夜8時頃まで公園にとどまりホタルを見届けて締めくくるのも一興であろう。


参考プラン
■日帰りプラン
10時スタート→11時たつのパークホテルで日帰り入浴→まつくぼ、小佐加、こめはなやのいずれかで昼食→16時ゴール
■遅めスタートホタル観賞プラン(ホタルは7月中旬まで、徐々に数が減ります)
13時スタート→6-8CP間はパス→17時30分ゴール→一旦たつのパークホテルへ行き日帰り入浴→19時ほたる童謡公園に戻りホタル観賞→20時帰途に就く
■日本中心を目指すプラン
10時30分スタート→11時30分まつくぼで極厚かつ堪能→12時30分15図からコースを離れ林道へ→13時日本中心ゼロポイント通過→悪路を経て14時日本中心の展望台で絶景を堪能→14時30分5CP付近に出るのでコースを逆走→15時30分15図から再開→18時30分ゴール
■ルート満喫宿泊プラン(ホタルは7月中旬まで、徐々に数が減ります)
1日目12時スタート→13時まつくぼで極厚かつ堪能→14時15図からコースを離れ林道へ→14時30分日本中心ゼロポイントで駐車しゼロポイント目指しハイキング(所要1時間)→悪路を経て16時30分日本中心の展望台で絶景を堪能→17時5CP付近に出るのでコースを逆走→17時30分宿泊施設チェックイン→夕食後ほたる童謡公園でホタル観賞→2日目10時30分15図より再開→こめはな屋で早い昼食→15時ゴール