タコメーター
RT125Dにはタコメーターが付いていないので、エンジンの回転数が分かりません。その為、汎用のタコメーター(プロスポーツ製 電気式 汎用タコメーター)を取り付けたので、その方法を紹介します。
ただし、このタコメーターは安価でアルミ削り出しの取り付けステーが付属しており、お買い得感はありますが「針の反応が鈍い」のであまりお勧めは出来ません…。
なお、このタコメーターはパルス信号をイグニッションコイルの1次線から取るタイプで、ハイテンションコードに巻きつけるタイプではありません。
それから、ここで紹介している方法は一例であって、その他にも方法は多数あります。
※ここに記載している手順は全て自己責任で行ってください。
●Step1…タコメーターの購入
(購入時の状態)
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右の写真が取り付けを行ったプロスポーツ製の電気式タコメーターです。
●サイズ
ボディーサイズ:52φ
上部のリム部分:57φ
全高53mm
●Step2…コードの延長&配線チューブの取り付け
(コードを延長した状態)
※写真をクリックすると拡大できます。 |
(配線チューブを通した状態)
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メーターからは以下の通り4本のコードが出ています。
既存のコードは細いので、圧着接続端子で太めのコードと接続して延長させ、コードの先に端子を取り付けます。
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赤:電源
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オレンジ:バックライト
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緑:パルス信号(イグニッション)
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黒:アース
私の場合、電源(赤)とバックライト(オレンジ)の2つのコードを先端のギボシ端子で1つに纏めて接続しました。
その後、コードの被服を保護する為、配線チューブを通します。
●Step3…ステーの取り付け
付属のアルミ製ステーを取り付けます。
私の場合、2つ穴を開けた短い鉄板を用意して、片方の穴に既存のデジタルメーターの左側のボルトを通し、もう片方にステーのボルトを通して取り付けました。
●Step4…タコメーターの取り付け
ステーを取り付けたら、次にタコメーターを取り付けます。
ステーにタコメーターを挿入し、ステーの締め付けボルトをレンチを使って締め付けます。
●Step5…シートなどを外す
以下のパーツを取り外します。
外し方は
「電源取り出し」のページを参考にしてください。
@シートを外す
Aタンクを外す
Bキャリアを外す
●Step6…バッテリーのマイナス端子を外す
作業中に誤ってショートさせないように、バッテリーのマイナス端子に接続さている端子を全て外します。
右の写真の
○がマイナス端子です。
●Step7…パルス信号取り出し
(イグニッションコイルの一次側)
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(Y型接続端子の取り付け)
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RT125Dのイグニッションコイルはタンクの下にあります。
右写真の部位が、パルス信号を取り出す為のイグニッション一次側の端子です。
この端子を抜き取り、Y型接続端子を割り込ませて分岐させます。
分岐させた端子に、タコメーターの緑色のコードを接続させます。
●Step8…ACC電源・アースの接続
※写真をクリックすると拡大できます。 |
リアフェンダーの上にある端子から、ACC電源とアースを取り出します。
なお、下記の通り、ここから取り出したコードとタコーメーターのコードを接続します。
・アースはメーターの黒コードに接続します。
・ACCはメーターの赤&オレンジに接続します。
●Step9…コードの結束
※写真をクリックすると拡大できます。 |
コードがタンク・シート・キャリアなどに干渉しないようにコードを結束します。
右の写真は、タンク下でタコメーターのコードと各コード(アース・ACC・イグニッション)を接続した写真です。
●Step10…復旧
Step6で取り外したバッテリーのマイナス端子に接続してあった端子を全て取り付け、タンク・キャリア・シートを復旧します。
●Step11…試運転
試運転を行い、タコメーターがきちんと動いていれば完成です。
なお、電気式のタコメーターはある程度誤差がありますので、表示される数値を鵜呑みにしてはいけません…。