シガーソケット
ナビへの電源供給や携帯電話などを充電するために、シガーソケット(ニューイング NSMS-002 DCステーション)をRT125Dに取り付けたので、その手順を紹介します!
シガーソケットはバッテリーに端子を直付けするだけでも使えるのですが、この方法だとメインスイッチが「OFF」や「LOCK」の状態でも電源が供給されてしまう為、バッテリーあがり等の懸念があります。そこで、ここではリレーを使って、メインスイッチが「ON」の時にだけシガーソケットに電気が流れる仕組みを説明しています。一般的に「イグニッション連動」と言われる仕組みです。
なお、ここに記載している手順は、全て自己責任で行ってください。 (#^.^#)
●Step1…配線の確認
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まず、配線をどうするか?ですが、今回は右図のような構成でシガーソケットを設置しました。
このシステムはテールランプの通電を起点(スイッチ)として、シガーソケットに電気が流れる仕組みです。
なお、リレーは
エーモン1245(4極リレー)を使用することを前提としています。
●Step2…材料の確認・購入
●Step3…事前準備
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シガーソケットの端子には、もともとU型端子が付いていますが、プラス側(赤)はギボシ端子に交換する必要があるので、切断してギボシ端子(オス)に付け替えます。
ヒューズケースの方は、10Aのヒューズを入れ、コードの片方にはクワ型端子を取り付け、もう片方にはギボシ端子(メス)を取り付けます。
(※ショート防止の為、必ずメスを使ってください)
●Step4…タンク&シート&キャリアを外す
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いよいよバイク側での作業です!
右図
○印のネジをボックスレンチ・六角レンチを使って外し、シート・タンク・キャリアを外します。
@:リアフェンダー内のネジは、マフラーが冷めてから外してください。火傷します。
A:まずシートを外します。シートの後方を一度上に持ち上げ、その後、シート全体を後ろに引けばシートが外れます。リアキャリアはネジを外せば簡単に外れます。
B:タンクは、まず燃料コックをOFFにして、コックに接続されているチューブを引き抜きます。
その後、図のネジを外し、タンク後方を上に持ち上げながら後ろに引けば、タンクが外れます。
●Step5…テールランプのACC電源を探す
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リアフェンダー上部には複数の端子があり、この中から、検電テスターなどを使ってテールランプのACC電源を探しておきます。
探し方は、キーをONにした状態で検電テスターが反応し、OFFの状態だと反応しない電源を探します。
なお、右の写真でギボシ端子が外れている端子がACC電源の端子です。
(※まだ、端子は外さないでください!)
●Step6…バッテリーのマイナス端子を外す(※重要!)
作業中、誤ってショートさせないよう、必ずバッテリーのマイナス端子(右図
○印)に接続されているコードを外してください。
また、せっかく外した端子が、作業中にバッテリーの端子に接触しないように注意してください!
●Step7…テールランプのACC電源へY型接続端子を付ける
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Step5で確認したACC電源の端子を引き抜き、Y型接続端子を挟み込むように接続しまします。
この作業を行うと、Y型接続端子の3箇所ある端子のうち、1箇所の端子には何も接続されていない状態となります。
●Step8…シガーソケット(DCstation)の取り付け
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自分の使いやすい位置にDCstationを取り付けます。
ちなみに、私は右写真の位置へ取り付けました。
●Step9…コードをバッテリー付近まで引き込む
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シガーソケットのコードをバッテリー付近まで引き込みます。
その際、ハーネスに沿って引き込むと上手くいきます。
私は右写真のルートでバッテリー付近まで引き込みました。
(※私はコードに配線チューブを付けてます)。
●Step10…バッテリーのプラス端子にコードを接続する
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事前にStep3で作っておいたコードのクワ型端子をバッテリーのプラス端子へ接続します。
なお、端子には筒状の赤いカバーが付いているので、その中にコードを通して、バッテリーの端子に接続します。
接続が完了したらカバーを元に戻します。
●Step11…リレーへ全てのコードを接続する
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Step1の配線図、及び右の写真を参考にして、リレーへ全てのコードを接続して行きます。
なお、@ACC電源〜リレーまで、Aリレー〜バッテリーのマイナス端子(ボディーアースでも可)までの配線が別途必要となるので、用意しておいたコードを適当な長さで切断し、@はギボシ端子のオスとメスを付け、Aはギボシ端子とクワガタ端子を付けて接続してください。
●Step12…バッテリーのマイナス端子にコードを接続する
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バッテリーのマイナス端子へ、@Step6で外しておいた端子、Aシガーソケットからのコードの端子(クワ型端子)、Bリレーからの端子(クワ型端子)の3つの端子を全て接続します。
また、リレーを適当な場所(隙間など)へ入れ込みます。(私は右の写真の位置へリレーを入れ込みました)
●Step13…テスト
キーをONの位置にして、シガーソケットに電源が来ているか?確認します。
また、念の為、キーをOFFにした状態で電源が来ていないことも確認してください。
この際、右ハンドルについているライトスイッチが最も左の位置(全ライト点灯)になっていることを確認して行ってください。
シガーソケットに電源がきていない場合は、テスターなどで原因を特定してください。
右の写真はソケットからの電源により、ナビを充電している様子です。
●Step14…コード結束
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Step13で問題なくシガーソケットに電源が来ていた場合、結束バンド等にて設置したコードを結束します。
なお、結束の際、シート・タンク・キャリアにコードが干渉しないように注意して結束してください。
●Step15…タンク・シート・キャリアの復旧
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最後にStep4で取り外したタンク・シート・キャリアを復旧して完成です。
お疲れさまでした! (*^^)v
【※重要】
Step13でも少し説明していますが、RT125D の右ハンドルにはライトスイッチが付いており、このスイッチが最も左に位置する時(全ライト点灯時)にだけシガーソケットに電気が流れます。その事を忘れないでくださいね。