児童が作成した詩(1)
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ここに掲載されている詩は、無断転載しないでください。
(授業で使われる場合は
さんすうマンn-matui@mb.wainet.ne.jpまで連絡ください。)

  男の子         

   うまれた 
   男の子
   ぼくはへやにはしっていく
   小さくてかわいい
   女の子と思ったけど
   男の子だった
   びっくりぎょうてんだ


   きめたぞ

   「兵庫だ」
 
ばあちゃんは大わらい

   大わらいするばあちゃん 
   他の人がおもしろいことをいうと
   ばかみたいに
   大わらいをする        
   テレビの番組を見ても
   大わらいする    
   死んでもわらっているのかな
   今からどういうばあちゃんになるのだろう  
   いいばあちゃんになるのかな
   この前             
   かみの毛ぽつんと
   一本たててわらってた
  
   
死んだモルモット

   めーちゃんがしんだ
   めーちゃんをかごに入れて
   そうこでかっていた
   めーちゃんがしんでしまった
   二ヶ月ぐらいでしんでしまった
   めーちゃんをはこに入れて
   うめてやった
   ぼくは
   めーちゃんを
   いつまでも
   わすれられない

しんでしまったおじいちゃん
              
   おばあちゃんの家に行くと
   こわいような
   写真が
   たった一つみつかった
 
   お酒がだいすきだった
   おじいちゃん
   いつも   
   おねえちゃんたちを 
   自転車の前にのせて
   しろ山につれていってくれた
   にこにこ顔の
   おじいちゃん
   お酒なんかのまなければ
   もっと生きつづけて
   わたしにあえたかもしれない
   おじいちゃん
   わたしは
   おじいちゃんの写真を
   もういちど
   みてみた
 

やめてほしい転校


   なみだが
   ぼろぼろ
   こぼれてきた
   「せめて遠足はいっしょにいこうよ。」
   「遠足まで東小においで。」
   とみんなはげましてくれる
   遠足は
   一番大事な日
   多くの友だちとわかれる
   転校は
   なみだで顔がずぶぬれになる

上がらないや
        
   たこ上げたいかい
   自分でつくったたこ
   自信ないなあ
   思ったとうりあがらない
   糸を三重まきにしてもだめ
   しっぽを切ったら、
   ぐるぐる回っている
   イライラするな
   やめてしまえ
   「つかれた。」
 
   走りすぎた
   ハアハアと息が止まらなかった
 

 

  やさしかった おじいちゃん
             
   でんわがなっている 
   はなしごえを聞いていると
   いつもより
   ずっと
   ふるえている
   「じいちゃんがわるくなったから、
   ばあちゃんが、はやくきてくれげな。」
   母の声は、まだふるえている
   母は
   「お父さん、しっかりしてよ。」と
   何回もいっている
 
   ばあちゃんの所につくと
   みんな
   ないていた
   おざしきで、じいちゃんが、
   ねている
   私は、
   じっとみていた
   まるで
   ねているような    
   顔をしている
   なみだが、
   ふいても
   ふいても
   どこからか、
   あふれ出る
   じいちゃんをさわったら
   つめたくなっていた
 
   じいちゃんは、
   いつも
   にこにこして
   やさしかったのに
   思い出すと、
   なみだが、
   
   また出てくる

もう帰ってこないの         
            
     
   おばあちゃんを
   残して死んだおじいちゃん
   私にも顔一つ見せず
   いっしょにあそびたかった
   海に行っても
   ぼんやりしているおばあちゃん 
   おじいちゃん思いだしているのかな
   たくさん部屋のある大きなうちで
   おばあちゃんはいつも一人
   写真のおじいちゃん
   いつもにこにこしている
 
 
   夏になったら
   
   おじいちゃん帰ってくるかなあ
 

今はなおったはぜまけ
            
                  
   友だちが
   わたしのことを  
   「はぜまけがきた。」
   といった。
           
   とってもかゆいのに   
   夜もあまりねむれないぐらい 
   かゆいのに
   かいたら  
   いたみが         
   ばいになって
   かえってくる
 
 
   もうはぜまけなんかに
   まけるもんか

くるしそうに死んでいったじいちゃん
 
   ぼくが、ふとんの中でねていると
   お母さんが、ぼくをおこした
   「じいちゃん死んだんだって。」
   車がきてかんおけを
   家の中に持ってきた           
   ぼくは、目になみだがたまった
 
   じいちゃん
   てんごくにいったかな
 
   ぼくは、せんこうを
   いっぱいあげた
 
 
 
 

 きれいなはなび
        
     
   せんこうはなび
   きゅうに
   パチパチ
   いいだした
   いろは、かわらない
   としくんは
   おじいちゃんのせなかにのった。  
   わたしは、
   「そんなにこわくないよ。」
   といった。
   かわいい
   きれいな
   はなびだよ
    転 校
 
                        
   電車の中から  
   力いっぱい手をふった。
   友達も
   大きく大きく
   手をふった。
 
 
   あなたにもらった
   水色のつる
   いつまでも忘れない。
 
 
  
 三はりぬった私
        
   犬にかまれた所をおさえた。
   びょういんで、
   「いわさきくみさん。」
   とよばれた。
   「びくっ。」         
   とした。           
   ますいをつけて、          
   はりにくろい糸をつけて        
   ぬいはじめた。
   はじめはどきどきした      
   おかあさんは、           
   しっかりと手をにぎってくれた。     
   心の中で、               
   「いたくないや。」
   と思った。
   終わったとき、
   先生が、
   「えらいね。とってもいいこだ。」
   といった。
  バレーボール
          
   先生のアタックをカットでうける
   手がぷくぷくふくれてくる
   いたくて
   いたくて
   いたくて
   なみだが出てくるくらい
   「バレーをやめようかなあ。」
 
 
   でも、
   五月までにアタックをうてるように
   ならないといけない
   五年生にまけないくらい
   がんばるぞ
  
 
 
弟のたん生
 
   六才の時生まれた 
   弟  
   お母さんが退院して、
   つれて帰った時
   手も、                 
   足も、
   小さくて、
   手のひらにのりそう
   ぼくも、
   こんなころがあったんだな。
   弟も、

   ぼくみたいになるんだな。

   おじいちゃん大好き     
 
   おじいちゃんは、
   トラックの運転手をしている。
   東京から九州まで
   何時間もかかって運ぶ。
   都会では、
   車が多いから
   大きな事こも多いそうだ。
   お仕事に行くとき
   まだいかないでといつも思う。     
   おじいちゃんが
   帰ってくるのが
   楽しみだ。