エヴァンゲリヲン新劇場版:序
10年前、社会現象にまでなった『エヴァンゲリオン』が、再び劇場に帰ってくる。
しかし、時間が経った今、この再映画化は「懐かしさ」なのか、それとも「更新」なのか。庵野秀明監督の初心表明を手がかりに、エヴァ再始動の意味と、その行き先について考えてみたい。
エヴァンゲリヲン新劇場版:序
「エヴァンゲリヲン新劇場版:序」
エヴァンゲリオンってまたやるんですね。 10年前にブームになって、また再びってわけですね。 なんか社会的にブームになったものだから、なかなか完全に消えるって事はなかったみたいですが。 でも、昔みたいに盛り上がるのかは分からないですが、 あの頃の見た人も、もう10年歳をとってるんだ。感慨深いですね。
10代だった人が20代、これは見るかもね。
20代だった人が30代、これも若干見るね。
30代だった人は40代、これは見ない人も多いだろうな。
今の10代、これも知らないから見ないよな。ああ、親に引っ張られてって事があるかな。 アニメオタクは見るかな。アニメだから。
監督の初心表明
我々は再び、何を作ろうとしているのか? 「エヴァンゲリオン」という映像作品は、様々な願いで作られています。 自分の正直な気分というものをフィルムに定着させたいという願い。 アニメーション映像が持っているイメージの具現化、表現の多様さ、原始的な感情に触れる、本来の面白さを一人でも多くの人に伝えたいという願い。 疲弊しつつある日本のアニメーションを、未来へとつなげたいという願い。 蔓延する閉塞感を打破したいという願い。 現実世界で生きていく心の強さを持ち続けたい、という願い。
今一度、これらの願いを具現化したいという願い。
そのために今、我々が出来るベストな方法がエヴァンゲリオン再映画化でした。 10年以上昔のタイトルを何故今更、とも思います。 エヴァはもう古い、とも感じます。 しかし、この12年間エヴァより新しいアニメはありませんでした。
閉じて停滞した現代には技術論ではなく、志を示すことが大切だと思います。 本来アニメーションを支えるファン層であるべき中高生のアニメ離れが加速していく中、彼らに向けた作品が必要だと感じます。 現状のアニメーションの役に少しでも立ちたいと考え、再びこのタイトル作品に触れることを決心しました。
映像制作者として、改めて気分を一新した現代版のエヴァンゲリオン世界を構築する。 このために古巣のガイナックスではなく自分で製作会社と制作スタジオを立ち上げ、初心からの再出発としました。 過去にとらわれず、現状に甘えず、進歩ある未来を目指すためです。 幸いに旧作からのスタッフ、新たに参入してくれるスタッフと素晴らしい画々が集結しつつあります。 旧作以上の作品を作っている実感がわいてきます。
「エヴァ」はくり返しの物語です。 主人公が何度も同じ目に遭いながら、ひたすら立ち上がっていく話です。 わずかでも前に進もうとする、意思の話です。 曖昧な孤独に耐え他者に触れるのが怖くても一緒にいたいと思う、覚悟の話です。 同じ物語からまた違うカタチへ変化していく4つの作品を、楽しんでいただければ幸いです。
最後に、我々の仕事はサービス業でもあります。
当然ながら、エヴァンゲリオンを知らない人たちが触れやすいよう、劇場用映画として面白さを凝縮し、世界観を再構築し、誰もが楽しめるエンターテイメント映像を目指します。2007年初秋を、御期待下さい。
原作/総監督 庵野秀明
2006 09/28 晴れの日に 鎌倉にて
結果、個人的な意思が強かったものからエンタメに
なにやら日本のアニメ界の為につくると書かれてますな。 そして、今の子供たちへ向けてと、ふ~ん。 あれ、エヴァンゲリオンは古いって書いてありますね。 でもベストがエヴァンゲリオンの再映画化? ていうことはですね、 もう新しいタイトルで今の子供たちに向けたアニメを作る力は無くなってしまってるんですね。 う~ん、どれだけ新しいものを作ろうとしても、過去のブームのファンの数より今度の劇場版のファン(若い)の数が増えなきゃ新しい作品とはいえないです。と、思うけど。 そんなことができるんだろうか。
なんかエヴァンゲリオンをガンダム的にもって行こうとしてるんですかね? ガンダムていうのは名前だけ使って全然違うキャラクターが活躍する話が何十年にわたって繋がってますよね。
(基本的には戦争の中のお話でシリーズ通して、テーマは一貫しているような感じなんですが)
そこを目指しているんですかね?
気分を一新させるため製作会社を立ち上げたとありますが、もちろんちょびっと儲けも考えてますよね。サービス業でエンターテイメントって事は。
しかも「4つの作品」って書いてありますね。 これ4つ作るんですかね? 確かに今度のは前編とかって話ですが。
どれだけの騒ぎになるんでしょうか? 最近リヴァイバル的な作品はみんな酷評を喰らっている気がするのでどうなるんでしょうか?
エヴァンゲリオン好きな人って基本的にはみんな暗いと思う。 どんな幕切れになって期待が裏切られても、納得しそうな気もする。
いろんな意味で楽しみかもしれません。 一年待って、またジブリ作品とぶつければいいのに・・・「ポニョ」と。
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2007年9月1日に公開され、全4部作のうち、序章的な位置づけにあたる。本作のベースとなったのは、TVシリーズのうち第壱話から第六話まで。14歳のシンジ少年が汎用ヒト型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオンに乗って正体不明の敵性存在「使徒」と戦い始める契機と、自分の暮らし、友人、街など身近なものを認識する過程が、丁寧なタッチで再び語られ、1本の映画として再構成されている。クライマックスは、国家規模のオペレーションを描いた「ヤシマ作戦」。日本中の電力を箱根の一点に集め、シンジのEVA初号機が狙う陽電子砲の起動エネルギーとする大プロジェクトだ。自在に変形と攻撃を繰り返し、ネルフ本部へ侵入しようとする使徒。人類すべての運命が自分の双肩にかかったとき、シンジの心中に芽生えたものは・・・。
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