山日記(第10回)

今回は11月19日の土曜日に妙義山塊は裏妙義に行くことができました。
天候はしばらく好天が続いており何の心配もありません。裏妙義は表妙義と違い30年ほど登っていませんでした。十数年前にも行ったのですが、12月中旬ころだったのに思いもよらないたくさんの雪があったため、子供連れでもあったので途中から引き返しました。

自宅から出発し、40分ほどで登り口である国民宿舎につきました。フロントで駐車場の使用をお願いして、午前9時40分に登山を開始しました。下部では日当たりの悪いところが大部分のため紅葉は丁度良い頃でした。

妙義山

体力の衰えを感じながら、ゆっくり約2時間をかけて
『丁須の頭』の肩に到着しました。現在のガイドブックではほとんど「丁須岩」と記されています。裏妙義のシンボル的存在です。肩には7人ほど先客がいました。

30年前の前回は二十歳くらいで体力もあり、怖いもの知らずで、肩から7メートル位で足場のない岩を鎖だけをたよりに登りましたが、さすがに今回は、体は重く、腕力は弱くなっていて、オーバーハングの岸壁はあきらめることにしました。

「丁須の肩」でお湯を沸かして、温かい昼食をとることができました。しかし、時折突風が吹き、寒かったため早々に下山することにしました。下山路は同じ道を使いましたが、岩場も多く、浮石も多いため慎重に下りたので1時間半以上かかりました。肩の直下の岩場が一番長い鎖場ですが、そこまでに鎖場が数箇所あります。今回、山中にて出会った山男と山女は合計で15名程でした。

すばらしい天気に恵まれた良い1日でした。平成17年の山行はこれで終わりかなという感じです。ところで、その2,3日後ですが、下仁田町の鹿岳(かなだけ)では女性登山者が滑落して死亡したという記事が新聞に載りました。ご冥福をお祈りしたいと思います。

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