山日記(第8回)

念願かなって待望の山頂へ

茂来山・山頂の風景

長野県は千曲川上流佐久町の奥に、佐久の金字塔といわれる「茂来山:もらいさん(1718メ-トル)」があります。上毛新聞社発行の「群馬の山歩き130選」に載っている、群馬県境に近い山ですが、いままで行くことができませんでした。

今回は、11月13日(土)天候に恵まれてようやく行くことができました。あまり、ガイドではきつい感じはしませんでしたが行ってみると、林道から登山道に入るとなかなかタフな山で、ハイキングに慣れた50歳の体には「やや重」といった感じでしょうか。いい汗をかきました。

登山口からは90分程度で登ることができました。山頂は狭い岩場でうわさどおりの360度の眺望です。まったく近くには山がないのです。噴煙を上げている浅間山や谷川岳、日光白根山、遠くには槍、穂高も見え、近場では八ヶ岳がはっきり見えます。

先客が2名いて、1時間ほど前は霧で何も見えない状態だったと話してくれましたが、確かに周りの木々には霧氷が付いて美しく輝いていました。降りるのが惜しいくらいでしたが、12時45分、霧氷が解けて水滴となって落ちる中を下山の途に着きました。

山中の登山者は我々を含めて合計6パーティーで11名(男性8名、女性3名)でした。ちなみにこの山も頂上には皇太子殿下浩宮様の登山記念碑が建っています。

豆知識:麓の佐久町は戦前は大日向村といい、戦前、戦中にかけて一村をあげて満州に移民し、敗戦により相当の苦難を被ったという。

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