山日記(第5回)

草津白根山に行ってきました。梅雨明け宣言がなかなか発表されないまま8月になってしまった今年の夏でした。梅雨明けを待ちきれず、8月最初の土曜日に山仲間と朝6時30分に高崎で合流し草津へ向かいました。途中は雲が多く、あまり天候は期待できませんでしたが、湯釜近くの大駐車場に着いたときはほとんど雲もない快晴状態でした。

9時前に舗装路を歩き始め、スキーリフトの支柱に沿って登山道に入り、緩やかになって木道を少し行くと展望が広がって大きな噴火口の縁に出ました。そこからは気持ちも大きくなるような大パノラマがずっと続いています。標高は2000メートルを超えているので気温は15度弱でしょうが、実に清々しい気分で下界では味わえない酸素の味です。マイナスイオンでいっぱいなのでしょう。

荒地に育つ高原の植物である「コマクサ」が、地元の人の努力によりあちこちにたくさん咲いていて目の保養ができました。あまり人の行かない草津白根山の三角点にも行ってみましたが、これは眺望が得られずあまり勧められません。山頂から展望台への道は登山者の長い行列でしたが、よい景色を見ながら歩くのでまったく気にはなりませんでした。

展望台から鏡池までは林の中の下り坂で30分ほどだったでしょうか、そこで昼食と大休止、駐車場に戻ったのが午後2時くらいでした。湯釜に続く人の列が蟻のように見えました。初めての草津白根山でしたが、また秋にも行きたいと思っています。

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