「小さな詩(うた)、大きな力」
(発行 柏艪舎「はくろしゃ」
発売 星雲社)
税込 1,260円
(ISBN4-434-04396-X)
ママはもててた?
岩田 理奈
私が
「もててた?」と聞いたら、
「もててた。」とママが言った。
私が
「何人ぐらい?」と聞いたら
「んー。」と言って数えた。
そして
「4人ぐらいかな?」と言った。
そして私が、
「なぜもてたの?」
と聞いたら
「私が美人だからじゃないの?」と言った。
そんなにきれいだったのかな?
私もママのことが
きれいだな〜と思っている。
(これでおこづかいアップかな?)
こんな詩からはじまるこの本は、子どもたちの本音あふれる詩が満載です。そして、それぞれの詩のかたまりごとにコメントが入れてあります。子どもの詩とそのコメントを両方読むことで、より子育てがわかるようになっています。
また、第二部では子育てエッセー集です。きっと、明日から子どもを見る目が変化することと思います。また、現代の子どもの現状についても書いています。読んで役に立つはずです。
ぜひ、ご一読を!
【本の目次】紹介
第一部(子どもの詩について)
・家族っていいな
・笑ってゆるしてね
・心の中、のぞいてみる
・学校もなかなかいいじゃん
第二部(子育てエッセー)
・幼児教育の大切さ
・子どものありのままからの出発
・親から子へ、子から親への愛情
・自閉症の洋介との二年間
・憎しみと愛情の間で揺れる子育て
・現代の子どもを考える
・子どもに癒されている自分
★推薦文
1、「子どもたちは、自分の心の中にある
しんどさや寂しさを、ユーモアという衣
をかぶせてかろうじて表現しているの
だ。」
(東京大学大学院教授
汐見 稔幸先生)
2、「徹子の部屋」でお会いしたときに感じ
た先生のやさしさと、子供にしかない
感性が、この本には溢れています。」
(黒柳 徹子さん)