『涙そうそう』をめぐって | |
「映画通信」:(ケイケイさん) (灰兎さん) 「チネチッタ高知」:(お茶屋さん) ヤマ(管理人) |
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『涙そうそう』拝読 投稿者:ヤマ(管理人) 投稿日:10月21日(土)19時03分 ケイケイさん、こんにちは。 要望に応えていただき、感謝です。さっそく読みました。そーですかー、いけませんでしたか『涙そうそう』(笑)。意外とイケるんじゃないかとも思ってたのですが、残念。泣かせることに重きを置いた底の浅さと映っては台なしですよね〜。 「洋太郎の生きる指針となる魔法の言葉となったのには、肯けるものがありました」とのことですし、義兄妹の微妙にもそう違和感はなかったようですから、洋太郎とカオルにまつわるポイント部分はOKだったわけですよね。それなのに残念ながら、洋太郎と恵子の別れという脇筋が気に障ったり、例の洋太郎を巡る最後の顛末が、モチーフとなった歌の詞からの必然性という以上に、“泣かせることへの重き”として目立ちすぎ、興醒めされたようですね(愁傷)。 ひとつ、ほほぅそう映ったのかとやや意外に思ったのが、洋太郎と恵子の別れの原因を“洋太郎の負った借金”だと受け取っておいでのところでした。僕は、拙日誌にも綴ったように素直に“無理”のほうで受け止めていたので、彼の借金とそれを契機に介入してきた恵子の父親のことが一番だとは思ってませんでした。 カオルの出現とそれらのことが契機となって自分たちの“無理”を自覚したと観るのか、それらは元々承知のことなのだから、理由としてはむしろ後付け的なもので、本音はやっぱり借金が原因で別れた形になると観るのかでは、大きな違いが生じますよね。後者で受け止め、釈然としない別れだと感じては、当然ながら興醒めですよねー。そうなると、手紙もイヤミにってのは、判ります(笑)。 歌詞のなかの「いつもいつも胸の中 励ましてくれる人」というフレーズをおそらくは最重要視したと思われる脚本でしたが、その着想から設けられた顛末が仇となったわけですね〜、きっと。 いつも胸の中、励ましてくれる人よぉ〜♪ 投稿者:灰兎さん 投稿日:10月22日(日)01時26分 ケイケイさん、こんばんは。 『涙そうそう』拝読させてもらいました。ケイケイさん、あまりイケなかったみたいでちょっと残念でしたね。私の感想はまた限りなくヤマさんでしたから、もうオヤヂと読んでください(笑)。 この脚本は『涙そうそう』という曲がモチーフなのを知っていましたので、私は感動して、ヤマさんちに妻夫木が死にそうに良かった!って書いたんですが。 この曲は歌手の森山良子さんが若くして他界したお兄さんを思って書いた詩に、同郷の旧友歌手トリオBIGINが曲をつけ、夏川りみが歌ってヒットしました。私の兄は有難い事にものすごく頼りになるし、元気でいてくれるものですから、この映画の妻夫木には涙がとめどなく流れてしまいました。兄は理数系が得意で教えてくれたので、私の成績表はまんまなのですよ。もう1人国語系の兄さえ居てくれたらな〜、なんて贅沢だったとめっちゃ反省したりして(笑)。 森山良子さんのお兄さんって、妻夫木みたいにきっと笑顔が素敵な明るい方だんたんでしょう〜。 Re: 『涙そうそう』拝読 投稿者:ケイケイさん 投稿日:10月22日(日)11時15分 ヤマさん、おはようございます。 > 要望に応えていただき、感謝です。さっそく読みました。そーですかー、いけませんでしたか『涙そうそう』(笑)。意外とイケるんじゃないかとも思ってたのですが、残念。 申し訳ないです。お茶屋さんにもドキドキしてもらったのに(^^;)。前半の生き生きした描き方は良かったんですよね。ちょっと二人ともハイテンション過ぎて苦笑しましたが(笑)。詐欺に合う辺りから、雲行きが怪しくなってきました。 > 泣かせることに重きを置いた底の浅さと映っては台なしですよね〜。 後半はそう見えてしまいました。 > 「洋太郎の生きる指針となる魔法の言葉となったのには、肯けるものがありました」とのことですし、義兄妹の微妙にもそう違和感はなかったようですから、洋太郎とカオルにまつわるポイント部分はOKだったのに、 この辺はOKでした。妹を思う気持ちが生きがいにみたいになるのは、妻夫木聡が気持ちよく演じてくれていたので、性格の良いまっすくな青年ならこうなるだろうなあとは、思いました。ヤマさんがお書きの、「カオルが実の兄妹だと思っていることが、彼の心の防波堤」というのは、私も感じましたし。潜在意識に植わっていたと思うんですよ。だから自分の気持ちも見ないようにしていたかな?と思います。 ただ、洋太郎は恵子の存在など、ある程度リアルなんですが、カオルのほうが高校生時代友人と遊ぶ場面もなく、男の子に告白される場面も全然なかったでしょう? これは不自然。だいたい長澤まさみですよ、周りの男子が放っておく訳ないですよね(笑)。付き合ってみたけどやっぱり洋太郎が好き、みたいな場面があっても良かったかなと。こういうの、あるのとないので、味わいの濃い薄いが分かれません? この部分があったら、あの洋太郎を抱きしめるシーンが、生きてくるのにと思いました。 > ひとつ、ほほぅそう映ったのかとやや意外に思ったのが、洋太郎と恵子の別れの原因を洋太郎の負った借金だと受け取っておいでのところでした。カオルの出現とそれらのことが契機となって自分たちの“無理”を自覚したと観るのか、それらは元々承知のことなのだから、理由としてはむしろ後付け的なもので、本音はやっぱり借金が原因で別れた形になると観るのかでは、大きな違いが生じますよね。 いや、ヤマさんの方が合ってると思います(笑)。 まず身分違いの付き合いが前提としてあるわけですよね。その設定がまず鼻につきましたが、妻夫木&麻生コンビが良かったので、素直にセリフ通りに取りました。麻生久美子演じる恵子は、お嬢さん育ちながらしっかりした感性と知性を兼ね備える、素敵な若い女性に感じました。お嬢さんの気まぐれなら、とうの昔に二人の関係は破綻していたと思うんですよ。それをお金のことをきっかけに別れさせる脚本がまず気にいらんかったんです(笑)。それに借金びっくりするくらい早く返したでしょう? は〜?と思いました(笑)。 感想文に書いたように、今の映画は今の感覚も反映させて欲しいんですよ。 私は二人でいっしょにお金を返して欲しかったんです。「カオルちゃんが来てから寂しかった」のセリフも、二人が和解するチャンスじゃないですか〜。私は兄妹が結ばれるなんて、トンデモな脚本は頭になかったので、ここは是非、洋太郎に恵子の気持ちを汲んで欲しかったですね。 > 後者で受け止め、釈然としない別れだと感じては、当然ながら興醒めですよねー。そうなると、手紙もイヤミにってのは、判ります(笑)。 あれは絶対厭味! こんなに妹に尽くす兄がどこにあろか?ってくらいでしょう? 「何もしてやれなかったにーにーですが・・・」ってどこがやねん! 泣かせよう泣かせようとしてんなあと思っちゃった。 > 歌詞のなかの「いつもいつも胸の中 励ましてくれる人」というフレーズをおそらくは最重要視したと思われる脚本でしたが、その着想から設けられた顛末が仇となったわけですね〜、きっと。 それでも着物と手紙は余計だと思います(笑)。 Re: いつも胸の中、励ましてくれる人よぉ〜♪ 投稿者:ケイケイさん 投稿日:10月22日(日)11時33分 灰兎さん、こんにちは。 > 『涙そうそう』拝読させてもらいました。ケイケイさん、あまりイケなかったみたいでちょっと残念でしたね。私の感想はまた限りなくヤマさんでしたから、もうオヤヂと読んでください(笑)。 いっしょに騒ぎたかったんですが(^^;)。あんまりご縁がなかったみたいです。でもヒットする作品は、そういう力が必ずあるので、素直に観た方がお得だと思いますよ。残念! > 森山良子さんのお兄さんって、妻夫木みたいにきっと笑顔が素敵な明るい方だんたんでしょう〜。 彼女には嬉しい映画だったかもですね(^^)。 お返事有難うございます 投稿者:灰兎さん 投稿日:10月22日(日)17時45分 ケイケイさん、こんにちは、また来ました〜。 > いっしょに騒ぎたかったんですが(^^;)。あんまりご縁がなかったみたいです。 私ね、ヤマさんちで『ゆれる』でフィーバーさせてもらって、ケイケイさんに感謝です。m(__)m この映画をいろんな方のシナリオで3回分くらい観ちゃった気分ですから(^^) ケイケイさんの「恵子と二人で返すという発想」は私には無かったけど、それはそれで麻生久美子ならすんごい似合ってたかも〜って、別シナリオが浮んだりして。ただコレだと最近みた砂糖と香辛料とかいう映画と被りそうだから、全部変えなっ!とか1人何やってんだか状態(笑)。 さて、逆立ちしてから(笑)、ご飯の支度ですわ〜 o(^-^)o Re: お返事有難うございます 投稿者:ケイケイさん 投稿日:10月23日(月)16時23分 灰兎さん、こんにちは。 > ケイケイさんの「恵子と二人で返すという発想」は私には無かったけど、それはそれで麻生久美子ならすんごい似合ってたかも〜って、別シナリオが浮んだりして。 良かったですよね、彼女! あんまりよく知らない人なんですが(笑)、知性的で暖かくてよかったです。でも一番はキョンキョン! もうびっくりしましたよ、所帯やつれも隠さず、皺くちゃで出ていたので。それでも存在感抜群でした。彼女もいい「女優」になりましたよね。 > ただコレだと最近みた砂糖と香辛料とかいう映画と被りそうだから、全部変えなっ!とか1人何やってんだか状態(笑)。 『シュガー&スパイス』。灰兎さんも幅広いですねー(^^)。 涙そうそう→16ブロック 投稿者:お茶屋さん 投稿日:10月23日(月)21時24分 ケイケイさん、こんばんは〜。『涙そうそう』ダメでしたか。残念。 > 肉体労働でがっちり働き、質素でも健全な食生活を送っている様子を何度も描いているのにですよ! そう言や、そうですね〜!(^Q^)わはは。 実をいうとワタクシ、この映画、泣かそうとしていないな〜と思いながら見ていたんですよね〜。だから、泣かそうとしているというご意見が多いのに、私の目は曇っていたか〜(涙で)!と思いました。まあ、涙そうそうですから、「泣かそうとしていない」のは間違いですね、明らかに(笑)。 なんだ、そう か(笑)。 投稿者:ヤマ(管理人) 投稿日:10月23日(月)22時12分 ケイケイさん、みなさん、こんばんは。で、『涙そうそう』ですが、 >ケイケイさん、 洋太郎に恵子を置くのなら、カオルにも「サク」をってか?(笑) ふーむ、そのうえであの抱き場面がくると、何やら思い詰めた道行きへと展開しなきゃならなくなりませんかね(笑)。濃くはなりそうですが、濃すぎになりそー、僕には(たは)。 それはともかく「カオルちゃんが来てから寂しかった」のセリフに、二人が和解するチャンスを感じられるケイケイさんのポジ志向っていいですねー。僕なんか、これが出てくるのは終いを意味するというふうに受け止めてしまいがちなんで、ダメですね(たはは)。恵子の気持ちを汲めば、ここで和解に向かうべきだったというのが女性からの見解として出てくるのは、実はかなり鮮烈でしたよ。いや、案外そういうものなんかもしれんなぁ。 >灰兎オヤヂさん(笑)、 あれって、実際に森山良子が亡き兄を偲んで書いた詞だったんですか!(驚) 僕は、あれを義兄妹の話にしたのは、脚本家の意匠だと思ってたのですが、意匠は、むしろそこに恋愛色を盛り込んだ部分だったんですねー。 でもって、カオルの父親がジャズトランペッターだったりするのは、やはり作詞者の森山良子を強く意識してのことだったんでしょうかね。だとすると、森山良子の亡き兄への想いに対してかなり強く踏み込んだ脚本を書いたってことになりますよねー。 そしてまた『シュガー&スパイス』も御覧とは、嬉しいやら、驚くやら(笑)。僕は『スネーク・フライト』までは手が回りそうにありませんが、全然気乗りしてなかった『16ブロック』は、かなり気になって来始めました。僕は『ブラック・ダリア』OKだったし、『涙そうそう』満足だったクチなんで、ここはひとつ脚を運んでみようか、と(笑)。 Re: 涙そうそう→16ブロック 投稿者:ケイケイさん 投稿日:10月24日(火)22時18分 お茶屋さん、こんばんは。 > ケイケイさん、こんばんは〜。『涙そうそう』ダメでしたか。残念。 私も残念(TT)。『がばばー』はバッチグーだったんですけどねー。 > そう言や、そうですね〜!(^Q^)わはは。 長男が、以前の仕事が現場監督だったんですね。うちの息子は現場仕事はしなかったんですが、まぁ職人さんたちはすんごい重労働だったそうですが、それを颯爽とこなす姿は、男としてカッコ良かったとか。職人は、朝早いので夜は早く寝るし、食べないと体力持たないの、みんなすごくご飯を食べるんですって。結果いい体になる(笑)。お酒もしこたま飲むそうですが、仕事の後のいい汗かいた後なので、すんごいおいしいそうです。それが頭にあったんでね、あれで過労死はないやろと。調理師さんみたいな仕事もしてたから、食べることは大事にしているはずだと、マジでツッコンでしまいました(笑)。 > 実をいうとワタクシ、この映画、泣かそうとしていないな〜と思いながら見ていたんですよね〜。だから、泣かそうとしているというご意見が多いのに、私の目は曇っていたか〜(涙で)!と思いました。まあ、涙そうそうですから、「泣かそうとしていない」のは間違いですね、明らかに(笑)。 でもそのほうが絶対お得ですよ。流す涙に上下はありませんから(笑)。 私は、カオルが洋太郎と初めて食事する時、「う〜、わ〜、おいしいぃ〜!!」と異常なくらい喜んだ時点で、既にいやな予感がしていましたから(笑)。 Re: なんだ、そう か(笑)。 投稿者:ケイケイさん 投稿日:10月24日(火)22時30分 ヤマさん、こんばんは。 > 洋太郎に恵子を置くのなら、カオルにも「サク」をってか?(笑) いや、サクまで行かんでもね、ちょっとおデートするぐらいいいですやん(笑)。『セカチュー』BFと見さすとか(笑)。お誕生日も兄と彼女と兄の友人が祝うというのは、ちょっとあの年頃では考えにくいですから。その辺の目配せが雑だったかなとも思いました。 > ふーむ、そのうえであの抱き場面がくると何やら思い詰めた道行きへと展開しなきゃならなくなりませんかね(笑)。濃くはなりそうですが、濃すぎになりそー、僕には(たは)。 あのシーンは、私は結構好きなんですよ。「にーにーを愛している」というのは、兄としても男としてもですよね? その辺の決して結ばれない人への、ほとばしる清らか愛が感じられて、私は良かったですね。一年半会ってないんですから、思いは募っていたと思いせん? > それはともかく「カオルちゃんが来てから寂しかった」のセリフに、二人が和解するチャンスを感じられるケイケイさんのポジ志向っていいですねー。僕なんか、これが出てくるのは終いを意味するというふうに受け止めてしまいがちなんで、ダメですね(たはは)。恵子の気持ちを汲めば、ここで和解に向かうべきだったというのが女性からの見解として出てくるのは、実はかなり鮮烈でしたよ。いや、案外そういうものなんかもしれんなぁ。 そうでしたか。私ここで頑張らんな男じゃないぞ!行け洋太郎!と、すんごく思ってました(笑)。ただ人生八方ふさがりのときはありますよね。そういう孤無感みたいなのは、洋太郎から感じました。それが一番の別れた原因かもですね。 母な〜る映画の懐に 我ら人の子の喜びぃ〜は〜あるぅー♪ 投稿者:灰兎さん 投稿日:10月26日(木)00時36分 >ヤマさん 「涙」の曲の事しか存知ませんが、そんなわけで不自然かもですが号泣しちゃいました(笑)。でも、夏川りみより曽我ひとみさんが、再会を願いつつ歌ったのを聞いて感動したのですが。 映画って見る人の自由な解釈で、楽しむのがお得かと。イケなかった人のお気持ちも分りますし。 『シュガー&スパイス』は大昔、赤坂見附でバイト中、夏木マリ&ピーターが良く来てましてね、あのグランマってまるでマンガでしょ? でも、アレが彼女の素なんですよ。懐かしかった(笑)。母は50近くで『アニー』を観る人だったので、私は「ガキ&オヤヂ」なわけだ?(意味不明)。 エディと違って、ケーキは送ってませんが(笑)。 投稿者:ヤマ(管理人) 投稿日:10月26日(木)22時29分 ケイケイさん、こんばんは。 > お誕生日も兄と彼女と兄の友人が祝うというのは、ちょっとあの年頃では考えにくい あ、そーなんですかねー。僕には姉も妹もいないから、そのへんの感覚は分からないんですが、あの場面は、洋太郎の友人がカオルに気があるから、洋太郎を使ってカオルを引っ張り出したのだと感じてました。そういうのって、わりとありそうなことではないかと思ってたんですよ。 > 「にーにーを愛している」というのは、兄としても男としてもですよね? はいな。 > その辺の決して結ばれない人への、ほとばしる清らか愛が感じられて、私は良かったですね。一年半会ってないんですから、思いは募っていたと思いせん? カオルなりに吹っ切ろうとはしてたんでしょうけどね。でも、心細く怖かったところに助けに現れてくれ、あんなふうに倒れたりしては、そりゃあ、もう、いけませんよね。拙日誌に「束の間、こういう形でのみ抱き合えた切なさ」と綴ったのは、僕にしても、結ばれ得ないことを前提にしているからこそのことなんです。カオルの意識には、そこのところがあったように思いますね。 > 私ここで頑張らんな男じゃないぞ!行け洋太郎!と、すんごく思ってました(笑)。 「女の直感で洋太郎本人よりも早い時点からそのことに気づいていた恵子の存在」と拙日誌には綴りましたが、恵子によって気づかされてからは、洋太郎のような男は、器用に想いの使い分けなんぞ出来る奴ではないゆえに、恵子とはけじめを付けるのが、彼女に対する礼儀でもあるというふうに考えがちだと僕なんかは思いました。これって、でも、『赤いアモーレ』談義でTAOさんにしっかと指摘された「ふーむ。どうも好きこのんで“申し訳なさ”を持ちたがる傾向があるわけですね。それより、相手がほんとうに何をのぞんでいるかを知ることに尽力してほしいもんだなあ。」「ははあ、やっぱり男は自分のことしか考えてない(笑)。そんなことより、ちゃんと相手の表情や心理を見て欲しいんですけど(笑)。」に直結してくる話ですよねー。(いまだ癒えぬ“赤アモ・ショック”!(苦笑) ) >灰兎さん。 > 夏川りみより曽我ひとみさんが、再会を願いつつ歌ったのを聞いて感動した 死別であることが前提というわけではないってことですね。 > 映画って見る人の自由な解釈で、楽しむのがお得かと。イケなかった人のお気持ちも分りますし。 同感です。 Re: エディと違って、ケーキは送ってませんが(笑)。 投稿者:ケイケイさん 投稿日:10月27日(金)06時04分 > あ、そーなんですかねー。僕には姉も妹もいないから、そのへんの感覚は分からないんですが、あの場面は、洋太郎の友人がカオルに気があるから、洋太郎を使ってカオルを引っ張り出したのだと感じてました。そういうのって、わりとありそうなことではないかと思ってたんですよ。 ヤマさん説もありだと思いますよ。でも普通は、気持ち的には兄が好きでも、普段は鬱陶しく思うことのほうが多い年代じゃないかな? 私の友人達でも、兄と出かけたりする人は皆無でした。 > カオルなりに吹っ切ろうとはしてたんでしょうけどね。でも、心細く怖かったところに助けに現れてくれ、あんなふうに倒れたりしては、そりゃあ、もう、いけませんよね。 この辺も否の感想が多いですけど、私はカオルが雷が怖い描写があったように記憶しているし、記録的な台風が来るなら、洋太郎がカオルが心配で家まで来るのは不自然ではないと思いました。 > 拙日誌に「束の間、こういう形でのみ抱き合えた切なさ」と綴ったのは、僕にしても、結ばれ得ないことを前提にしているからこそのことなんです。カオルの意識には、そこのところがあったように思いますね。 これは同感です。結構万感の思いみたいなのを感じました。 > 「女の直感で洋太郎本人よりも早い時点からそのことに気づいていた恵子の存在」と拙日誌には綴りましたが、恵子によって気づかされてからは、洋太郎のような男は、器用に想いの使い分けなんぞ出来る奴ではないゆえに、恵子とはけじめを付けるのが、彼女に対する礼儀でもあるというふうに考えがちだと僕なんかは思いました。 私は恵子の発言は、観客に向けて「カオルは知ってんぞ」的アピールであって、洋太郎は鈍感に聞き逃していると取りました。なるほど、礼儀ですか。そう考えると不自然ではないですね。 > これって、でも、『赤いアモーレ』談義でTAOさんにしっかと指摘された「ふーむ。どうも好きこのんで“申し訳なさ”を持ちたがる傾向があるわけですね。それより、相手がほんとうに何をのぞんでいるかを知ることに尽力してほしいもんだなあ。」「ははあ、やっぱり男は自分のことしか考えてない(笑)。そんなことより、ちゃんと相手の表情や心理を見て欲しいんですけど(笑)。」に直結してくる話ですよねー。(いまだ癒えぬ“赤アモ・ショック”!(苦笑) ) そう思います(笑)。相手が何を望んでいるかではなく、自分が相手に何をしたいかなんですよね、男性は。女性はその辺上手だと思いません?(笑)。 女性に敵わないのは…(笑) 投稿者:ヤマ(管理人) 投稿日:10月30日(月)23時45分 ケイケイさん、こんにちは。 > 私の友人達でも、兄と出かけたりする人は皆無でした。 うちの娘は、この点ではとっても例外っぽい(笑)。よくメールもし合ってるみたいだし。それがいいのかどうか…なんですけどね。だいたいが三人とも自立心に乏しい傾向を感じて、親としては悩ましいところです(たは)。 > 記録的な台風が来るなら、洋太郎がカオルが心配で家まで来るのは不自然ではない ですよねー。 でも、そこんとこを「カオルが呼んでる声が聞こえたような気がした」なんていう台詞を添えて展開させるから、なんだかなーって反応を引き出したりした部分もあるとは思いますね(笑)。 >> カオルの意識には、そこのところがあったように思いますね。 > これは同感です。結構万感の思いみたいなのを感じました。 おおー、ここんとこを共有できてもなお、気に入り具合に大きな差が生じるところが映画鑑賞の妙味と言いますか、面白いところですねー。 > 相手が何を望んでいるかではなく、自分が相手に何をしたいかなんですよね、男性は。 ズキ、ドキ(苦笑)。 > 女性はその辺上手だと思いません?(笑)。 上手というのは、たぶん当人自身が本気で「相手のため」と思い込むことができるからなんでしょうね(笑)。ときどき御粗末にもあからさまに「それ相手の望みのように思うてるみたいやけど、実際は自分自身がしたい思うてるだけとちゃうのん?」って感じさせる方もいますが、基本的に相手を喜ばせ、応えることに長けているのが女性のほうというのは、僕も同感ですよ。 Re: 女性に敵わないのは…(笑) 投稿者:ケイケイさん 投稿日:11月 1日(水)15時05分 ヤマさん、こんにちは。 > うちの娘は、この点ではとっても例外っぽい(笑)。よくメールもし合ってるみたいだし。それがいいのかどうか…なんですけどね。 まぁ、そうなんですか。それはいいことじゃないですか? まさにヤマさんが欲しかった妹像ではございませんか?(^^)。 > だいたいが三人とも自立心に乏しい傾向を感じて、親としては悩ましいところです(たは)。 立派に自立なさってますやん。兄妹や親子間が仲がいいのと、依存し合っているのは違いますから。やっぱり女の子がいると、潤滑油になっていいですね。うちは淡白ですよー。それでもよそより親子間の関係は良好に思われているので、よその家はそんなに子供と口も利かないのか?と思います。 > ですよねー。 > でも、そこんとこを「カオルが呼んでる声が聞こえたような気がした」なんていう台詞を添えて展開させるから、なんだかなーって反応を引き出したりした部分もあるとは思いますね(笑)。 あのセリフはいらんと思いました。そこまで言われると、軽く小ばかにされた気がしませんか?(笑)。 > おおー、ここんとこを共有できてもなお、気に入り具合に大きな差が生じるところが映画鑑賞の妙味と言いますか、面白いところですねー。 ちょっとカオルも大人っぽくなってたでしょう? 一年半の時間の流れが、彼女が本当の思いを口に出しても、もう大丈夫なんだなと、しみじみしてたら、あの展開でしたから(笑)。もー、がっかり。 > 上手というのは、たぶん当人自身が本気で「相手のため」と思い込むことができるからなんでしょうね(笑)。 おー、そうきますか(笑)。 でもこれは当たってるな。女の思い込みって岩をも通すんですよ(笑)。昔は私もそうだったんですが、年取ってしまって、こういう神通力はなくなってきましたね。でも年齢がいったから、思い込みなく余裕で見られるので、これは成熟したと思っていいのでしょうか?(^^) > ときどき御粗末にもあからさまに「それ相手の望みのように思うてるみたいやけど、実際は自分自身がしたい思うてるだけとちゃうのん?」って感じさせる方もいますが、基本的に相手を喜ばせ、応えることに長けているのが女性のほうというのは、僕も同感ですよ。 こういうの、相性もあるんでしょうね。例えば手作りのセーターを編んでプレゼントしてくれる彼女を、縛られているようでいやな子と、愛がこもっていて嬉しい子と分かれるでしょう? 男女とも、愛情ではなく友愛を感じている人に対してのほうが、執着がない分相手の立場にたって物事を考えられるので、喜ばれるかもしれませんね。 滋養豊富な風味絶佳がいいな(笑) 投稿者:ヤマ(管理人) 投稿日:11月 3日(金)07時47分 ケイケイさん、こんにちは。 > まさにヤマさんが欲しかった妹像ではございませんか?(^^)。 現実はそうそうイイとこ取りばかりはできないもので、娘はとても左様な像には叶いませんよ(苦笑)。 >> 「カオルが呼んでる声が聞こえたような気がした」なんていう台詞 > そこまで言われると、軽く小ばかにされた気がしませんか?(笑)。 小馬鹿ですか〜、ずいぶん突き放されちゃってたんですねー。僕はもう、拙日誌にも綴ったように翻弄されてたクチですから、そこまでは思いませんでしたよ。まぁでも、そういう観客からみてもちょっと疑問な台詞ではあったわけで、うまく乗れてなければ、やっぱかなり引っ掛かっちゃうというか、しらける台詞だったんでしょうね(笑)。 > 一年半の時間の流れが、彼女が本当の思いを口に出しても、もう大丈夫なんだなと、しみじみしてたら、あの展開でしたから(笑)。もー、がっかり。 おー、カオルが、結ばれ得ないことを前提にしたうえでの己が本心を明かす展開を予期しておいでたならば、あれで死んでしまって着物と手紙を残し涙を誘う展開というのは、殊更にお安く映ったでしょうね(愁傷笑)。 > 女の思い込みって岩をも通すんですよ(笑)。 憑依体質とも言えるのですが(笑)、やはり巫女さんってのは女性ならではの特質ですよね。 > 年取ってしまって、こういう神通力はなくなってきましたね。 視界が開け広がるとさような凝集力は発揮しにくいものですよ。でも、瞳を閉じてエネルギーを体内に集中させれば、案外すぐに取り戻せたりするのでは?(笑) > でも年齢がいったから、思い込みなく余裕で見られるので、これは成熟したと思っていいのでしょうか?(^^) ある面、勿論そういうことですよね。何かを得れば何かを失うわけで、エエとこ取りはでけへんとしたもんです。それでも、時として“取り戻し”ってのは果たせなくもないとこが人間のエエとこや(笑)。 > 例えば手作りのセーターを編んでプレゼントしてくれる彼女を、縛られているようでいやな子と、愛がこもっていて嬉しい子と分かれるでしょう? 嬉しさゼロっていう場合は、そうそうあるものではないと思いますが、その嬉しさを上回る重たさや取り込み感を強く感じれば、収支の差し引きとして結果的にイヤになる場合もあり得るでしょうね。そういう意味でも、確かに相性ってとこが大きいですよ。手編みのセーターというアイテムとの相性っていうこと以上に、やはり相手との相性ってことになりますが。 > 男女とも、愛情ではなく友愛を感じている人に対してのほうが、執着がない分相手の立場にたって物事を考えられるので、喜ばれるかもしれませんね。 確かに取り込みたいというエゴイスティックな感情の噴出を抑制する必要がない分、そのようにふるまいやすいのかもしれませんが、友愛にはときめきがないからな〜(笑)。シュガー&スパイスが伴ってこその風味絶佳は、滋養豊富なだけの友愛よりも、やはり味わいにおいて優るような気がしますね(あは)。 もっとも滋養豊富どころか、心身が損なわれるようなものは、たとえ風味絶佳であっても、もはや持ちこたえるだけの馬力が失われてますけど(苦笑)。覚醒剤がいくら風味絶佳であっても手を出したくはないように(笑)。 Re: 滋養豊富な風味絶佳がいいな(笑) 投稿者:ケイケイさん 投稿日:11月 3日(金)21時09分 ヤマさん、こんばんは。 > 現実はそうそうイイとこ取りばかりはできないもので、娘はとても左様な像には叶いませんよ(苦笑)。 そうですか? 前にヤマさんちの掲示板でお見かけしたときも、「父上も頑張って下され」と書いておられたり、やっぱり女の子は可愛いなぁと思いましたよ。 > まぁでも、そういう観客からみてもちょっと疑問な台詞ではあったわけで、うまく乗れてなければ、やっぱかなり引っ掛かっちゃうというか、しらける台詞だったんでしょうね(笑)。 でも乗せられた方がお得ですって(笑)。 ツヤコちゃん@77歳は絶賛でした。初日に病院に来て注射打って、駆けつけてはりましたよ(笑)。 > おー、カオルが、結ばれ得ないことを前提にしたうえでの己が本心を明かす展開を予期しておいでたならば、あれで死んでしまって着物と手紙を残し涙を誘う展開というのは、殊更にお安く映ったでしょうね(愁傷笑)。 時間の経過がわかりにくかったという指摘がチラホラ聞こえましたが、カオルは大学生となり、大人っぽくなった感がありました。彼女には必要な時間だったんだなと「しみじみ」してましたんで、ええ、がっかり(笑)。 > 憑依体質とも言えるのですが(笑)、やはり巫女さんってのは女性ならではの特質ですよね。 恐山とか(笑)。 > 視界が開け広がるとさような凝集力は発揮しにくいものですよ。でも、瞳を閉じてエネルギーを体内に集中させれば、案外すぐに取り戻せたりするのでは?(笑) いやー、もうそんな元気ないです(笑)。ていうか、段々「女」に執着しなくなってきて、とっても楽しいんですよ(^^)。もちろん今から男性になるわけでもなし、小奇麗でもありたいんですが、生々しいのはもうええわと(笑)。これからは女磨きより人間磨きに勤しみたいと思っています(^^)。 > それでも、時として“取り戻し”ってのは果たせなくもないとこが人間のエエとこや(笑)。 時々煩悩が蘇るのも、自然ですよね(笑)。 そういう時に男女とも、ハッとするような色気が出るんじゃないですかね? > 手編みのセーターというアイテムとの相性っていうこと以上に、やはり相手との相性ってことになりますが。 あぁ、なるほど。確かにそれが一番ですね。 > 確かに取り込みたいというエゴイスティックな感情の噴出を抑制する必要がない分、そのようにふるまいやすいのかもしれませんが、友愛にはときめきがないからな〜(笑)。 ときめきがないから、こうやってヤマさんと「愛と性」について語れるんじゃないですか〜(笑)。 > もっとも滋養豊富どころか、心身が損なわれるようなものは、たとえ風味絶佳であっても、もはや持ちこたえるだけの馬力が失われてますけど(苦笑)。覚醒剤がいくら風味絶佳であっても手を出したくはないように(笑)。 うん、人間辞めんとあかんしね(笑)。 鷺になれる余地がありません(とほ) 投稿者:ヤマ(管理人) 投稿日:11月 5日(日)09時51分 ケイケイさん、こんにちは。 > でも乗せられた方がお得ですって(笑)。 はい〜、そりゃあ、もう(笑)。 > 段々「女」に執着しなくなってきて、とっても楽しい ほぅ、解脱しつつあるんですね〜。大したモンじゃないですか。 > 時々煩悩が蘇るのも、自然ですよね(笑)。そういう時に男女とも、ハッとするような色気が出るんじゃないですかね? なんや、解脱もメリハリづけのひとつかいな(笑)。 > ときめきがないから、こうやってヤマさんと「愛と性」について語れる ときめき要素の有無が、その語り合いの可否ということに直結するものだとも思いませんが、ケイケイさんの場合、ときめきがないからこそ語れるということで、語ってもらえるのなら、むろん語ってもらえるほうがベターですよ〜(笑)。 > うん、人間辞めんとあかんしね(笑)。 ボロボロになってまで求めるものじゃあ、ありません(断言)。 |
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by ヤマ(編集採録) | |
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