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「儲ける為なら〜社員も泣かす〜
 俺が社長だ〜文句があるか〜」 (「浪花恋しぐれ」の曲調で・・)

 横暴ワンマン社長に対抗するには・・
  やっとの思いで働き場を見つけた。
 しかし、会社に入ってから社内の雰囲気が異様なのに気づく・・
 怒鳴りまくる社長・・責任を部下に押しつけまくる社長・・又は幹部たち・・
 そう、入社した会社は横暴なワンマン社長が経営する会社だった。
 会社の本当の実情はなかなか入社前にはわからないものです。   
  ワンマンな社長でも、社員に人望があり会社も急成長を続けている カリスマ的なワンマン社長なら
まだ問題は少ないのでしょうが、何かあったら社員を怒鳴りまくる、気に食わない社員は退職に追い込む・・など、横暴なワンマン社長だったら、先行きは悲惨です。  特に、創業者の息子ということで社長を
引き継ぎ、横暴な態度を振う、同族オーナーのワンマン社長は 本当に性質が悪いものです。   
 このような環境の中で、単独又は2・3人で社長に意見を言ったり、立ち向かう行動を行い、
見事に散って行く人を見受けます。これは最もまずい方法だと思います。
ワンマン社長にとって1人(少人数)で立ち向かってくる従業員は何も怖くはないからです。
理由はいうまでもなく、力関係がはっきりしているからです。   
  果たして横暴な「ワンマン社長」に立ち向かう方法はないのでしょうか?   
  独裁的な ワンマン社長 が最も恐れている事は、従業員が団結して話し合いを求めてくる事です。
 (団結権・団体交渉権の行使)   
 例え、ワンマン社長でも従業員が団結してこられれば、かなりの圧力になります。
「言い分を聞かないと仕事を拒否するぞ」と言われれば(団体行動権の行使)、いくらワンマン社長でも、全員を解雇したり、急に他の従業員を雇うことも現実的にも法的にも厳しいので、追い込まれる状況
になります。 (但し、従業員の団結・団体行動・交渉権については、法的なルール・決まりごとがあるので注意が必要です)  
おそらく、ワンマン社長は、従業員の団結を何とか分断させようという手段に出るでしょう。
体制が崩されたり、不利になったりした場合、又はそのような事が起こる前に、地域にある
労働組合(組合の連合機関)に相談することを勧めます。  
 また、仮に従業員の過半数を占める労働組合を結成されれば、ワンマン社長にとって かなりの
恐怖・圧力になります。労働組合が結成されれば、労働組合の後ろに構える組織(連合等)も
ワンマン社長にとってかなりのプレッシャーになります。 
 どんな時でも、働く人が正論である自分たちの主張を認めさせるには、
1人より2人・・・集団で働きかけた方が得策です。 職場が団結するような雰囲気がないという場合でも、
悩む位なら、一人でも地域の労働組合に相談するべきです。
 
     
      
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