■慶良間諸島・座間味島16

本 数243〜246本目
日 程2007.12.25〜12.28
内 容ファンダイビング
場 所4ボート:益田岩、ブツブツサンゴ、阿真中ノ瀬(ナカンシ)、嘉比(ガヒ)前
透明度15〜25m
水 温23〜24℃ ドライスーツ
見た魚デバスズメダイ、アマミスズメダイ、フタウジリュウキュウスズメダイ、ミスジリュウキュウスズメダイ、ミツボシクロスズメダイ、ツノダシ、スカシテンジクダイ、ノコギリダイ、イロブダイ幼魚、カスミチョウチョウウオ、イッテンチョウチョウウオ、ヤリカタギ、ヤシャハゼ、ダテハゼ、クロユリハゼ、ハナゴイ、キンセンイシモチ、ゴマモンガラ、モンガラカワハギ、ナンヨウハギ、ニジハタ、ギチベラ、オグロトラギス、グルクン、オジサン、ウメイロモドキ、ヒフキアイゴ、モンツキアカヒメジ、クロオビマツカサ、シモフリタナバタウオ幼魚、マダラエソ、ホシゴンベ、サラサゴンベ、コブシメ、クロハコフグ、ハマクマノミ、カクレクマノミ、ハナビラクマノミ、ハダカハオコゼ、チンアナゴ、アオヤガラ、ヘラヤガラ、エラブウミヘビ、ナデシコカクレエビ、スザクサラサエビ、ムチカラマツエビ、テッポウエビ、等。

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今年は殆ど潜りに行けず、潜り納めはどこにしようかと悩む事、、、はなく (^^;; いつもの座間味DS「ヤドカリ」に決定、11/20 ツアー会社「PIT」にメールし、11/28 ツアー費を振り込んだ。

12/25(火) 前日はシケで「クイーンざまみ」が欠航してしまっており、那覇足止め&揺れの激しいフェリーになるかと心配したが、、、HPを見ると運航の予定で一安心。8:56 横浜駅からは京浜急行で京急蒲田で乗り換え、急病人の遅れで物凄い混雑にあいながらも、9:32 羽田空港駅へ到着する。 ANAは先頭車両側の第2旅客ターミナル。 端末で搭乗手続きしてキャスターバックを預けてチェックイン。 チケットが完全に2次元バーコードに変わっていて、センサーへのかざし方に戸惑う人も多く、「ANAeチケット控」なるものも薄っぺらの感熱紙で往復で1枚になっていてうっかり失くしそうな感じ。ゲートや搭乗口でもらうブルーやピンクのレシートもイマイチ意味が分からず (^^;; ANA 125便で 11:00 離陸、13:30 那覇空港に着陸した。

時間の余裕がないのですぐに沖縄都市モノレール「ゆいレール」に乗り、 14:00〜14:14 美栄橋駅(\260)まで移動し、徒歩2〜3分のスーパー「ユニオン」で弁当など調達し、さらに徒歩5〜6分で、泊ふ頭ターミナル「とまりん」へ到着する。 往復券(\5,230)を購入して北岸へ向かい、14:45「クイーンざまみ3」2便に乗船し、15:00「泊港」を出港、16:10「座間味港」に到着、送迎のワゴン車で阿真地区まで4〜5分、今回15度目の利用となるDS兼民宿の「ヤドカリ」へと到着した。

いつもは 18:30から1Fの食堂で夕食、20:30から3Fでログ付けなのだが、この夜は数日前からホエールウォッチングの撮影に入っているメンバーも交えて3Fでクリスマスディナー。

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益田岩
(40秒 3.1MB)
ブツブツサンゴ
(33秒 2.5MB)
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阿真中ノ瀬
(82秒 6.2MB)
嘉比前
(72秒 5.3MB)
デジタルムービー Xacti DMX-HD1A
ワイドレンズ epock DCL-20(55DR)
水中ライト Fisheye FIX LIGHT LED48DX
ファイル形式 MPEG4 (320x240)

12/26(水) 7:30 朝食、9:30 出発、小型ボートの「Timeぽかん号」で出港する。 ボートで約10分、「益田岩」で 9:54〜10:50 潜る。 天気はピーカンで透明度は25m、水温は23〜24℃、ドライで快適。 真っ白な砂地にはチンアナゴ、しかし周囲が明るすぎて液晶モニターが全く見えず、ピストルグリップ型でハウジングに対してレンズがやや上方を向いてるため当てずっぽうに狙うも空しか写っておらず (^^;;  またどんなにハウジングを近づけても全く動じないマダラエソ。 ここは故・益田一さんがケラマハナダイを初めて見つけた場所で、長年クローズしていて今年復活したポイント。 しかし残念ながら益田岩のサンゴはこの夏の白化やレイシ貝の食害で壊滅状態。

ボートで約15分ポイントを移動してしばし休憩後、「ブツブツサンゴ」で 11:40〜12:42 潜る。 相変わらずハナゴイはたくさん群れているのだが、白化には強いと思っていたコモンシコロサンゴにもかなりの被害。 そして後半、GWに潜った時はまだ2〜3根は元気だったエダサンゴの群生もかなりのダメージ。。。  残り少ない元気なエダサンゴに舞う4匹のイッテンチョウチョウウオも何だか切ない雰囲気。 軽いうねりだったのだが、エギジット後に久々に吐いてしまう (TqT)

12/27(木) クイーンざまみ1便で来るお客さんを待ってから出発、ボートで約3〜4分、「阿真中ノ瀬」で 11:08〜12:01 潜る。 エサ探しなのか、ゴマモンガラが頭を突っ込んで何やら夢中になっていて、ガイドも噛まれるのではと心配していたが、ついつい大接近 (^^ゞ  時期的に数は少ないものの、ちっこいデバスズメダイたちが小さな根から姿を現したりパッと隠れたり。 ケンカか何かなのか、すごいスピードで追いかけっこする2匹のヘラヤガラ。 そして30cm位とちょっと小振りなものの、最近は根に居付いているというコブシメ4匹。

阿真の港で小休憩後、「嘉比前」で 12:52〜13:46 潜る。 残念ながら、海底砂漠は流れが強くて手前でUターン。 ほふく前進しながらヤシャハゼに接近、ズームで狙うも、自分の僅かな振動と手ブレ補正の妙なタイムラグがあり、なかなか静止が難しい。 前日は失敗したチンアナゴの撮影は何とか成功、しかし出来ればもっと下から煽って背景をすっきりさせたかったところ。 ダテハゼとテッポウエビも動画でよく見てみると、エビが触覚でハゼに触れながら出てこようとしてるのを、ハゼが尻尾で制してたりする様子も伺えて面白い。 また今回、ビデオライトを付けたおかげで、ハダカハオコゼの紫色もきれいに写ってくれた。 砂地に着底して休んでいる数十匹のモンツキアカヒメジが、一斉に飛び立つように泳ぎだすシーンは幻想的だった。

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沖縄そば博物館あぐー肉そば
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牧志公設市場の魚売場国際通り入口

12/28(金) 10:00「クイーンざまみ3」1便で出港、11:10「泊港」へ到着、美栄橋駅に徒歩移動する。 今回は帰りの飛行機まで多少時間を作り、久々に国際通り観光をする事に。 一旦空港にキャスターバックを預けてから向かうと片道\260を3回乗る事になり、1日乗車券(\600)を購入。 取り急ぎ「ゆいレール」で空港に移動し、搭乗手続きをしてキャスターバックを預け、ビデオカメラやハウジングの手荷物はコインロッカー(\200)に入れて、再度「ゆいレール」で牧志駅へ。

まずはフードコートの「沖縄そば博物館」で腹ごしらえ、「うるくそば」のあぐー肉そば(\700)。 あとは国際通りをぶらりと散策、牧志公設市場を見たり、三線店「ちんだみ工芸」で胴巻き(\1500)を購入したり。 何だかんだで国際通り入口まで歩いてしまい、足が棒状態 (^^;;  結局、県庁前駅から「ゆいレール」で空港へと向かう。

機材到着遅れの影響で約30分遅れの 17:20 ANA 132便で那覇空港を離陸、19:10 羽田空港に着陸、21:20 帰宅した。 なお今回かかった費用は、ツアー費(3泊4日、往復エア、朝夕6食、4ボートダイブ、帰着便変更割増)79,800円、那覇空港⇔泊港 860円、クイーンざまみ往復 5,230円、横浜駅⇔羽田空港 940円だった。

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建設中の浮き桟橋

海水温上昇による白化現象、原因不明のホワイトシンドローム、オニヒトデやレイシ貝による食害など、サンゴの被害は今年のGWと比べても明らかに著しくなっており、痛ましいばかり。

一方、サンゴが全滅状態のガレ場にも、ぽつぽつと赤ちゃんサンゴが育ち始めているところも。 しかし、これからも続くであろう厳しい状況を考えると無事復活できるのか心配な限り。 水族館などで種の保存を考えなくてはならない日が、そう遠い事ではないようにも思えてくる。

観光客誘致のためか、沖縄県が座間味港に、レジャーボート用に新たな浮き桟橋を建設中なのだが、、、サンゴの保全活動や研究にも、もっと着目して欲しいものである。 慶良間の海の一番の魅力は観光客の利便性などではなく、見事なサンゴの群生に小さな魚達がビッシリ群れている風景なのだから。。。


zamami16.gif ・ 座間味島&沖縄本島リンク

  ヤドカリ 毎回利用するダイビングサービス
  PIT web 毎回利用するツアー会社

  座間味村 座間味村役場むらおこし課

  ゆいレール 沖縄都市モノレール(那覇空港〜首里)
  沖縄路線バスどっとこむ 時刻表や路線図一覧
  とまりん 離島への船の発着

  沖縄リンク


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