Mc鉱山 坑道  探検: 北の細道 Mc鉱山 坑道

Mc鉱山で地下空間を漂う



北海道某所


 北海道における金属・非金属鉱床の開発がスタートしたのは800年以上前とされている。
幾多の消長はあった中で砂金ー砂鉄ー金・銀ー鉛・銅−硫黄というのが 経過の道程となる。

硫黄の開発はわずか100年ばかり以前で、
その頃からようやく北海道の地下資源の重要性が認識、
海外から技術や人員が導入され、採鉱・製錬は躍進的な発展を遂げる。

その後、金属鉱山は順次開発の機運に乗り
明治末期にはマンガン・砂金・硫黄・鉄・砂白金が、そして
大正初めには金・銀・鉄鉱に開発が盛んとなり、
クロム鉱も陽の目を見ることとなる。

昭和9年以降、クロム石綿重晶石水銀 などの相次ぐ大鉱床の発見があり
北海道の鉱業は最盛期を迎える。

第二次大戦時には金・硫黄の企業整備による休山が相次いだが、
代わって軍需に必要な、鉄・水銀・銅・マンガンなどの生産が増強される。
終戦後、昭和25年頃から急速に復活の気運に向かい、
探鉱にも尽力された結果、新鉱床が相次いで発見されることとなる。


その中でも金・銀は北海道の鉱産額の60%を占め、
逆に銅・鉛・亜鉛は全国的に見るとそのシェアは低い。

ところがマンガンの産額は全国の過半数を占め、
その大部分は道南地域に集中、一部は北見東部方面に分布している。
鉄は胆振、北見、上ノ国等に散在し、クロムは日高方面に集中、
品位が優良なことで世界的に知られている。

このように北海道における金属鉱床の開発は、
歴史的に浅いにもかかわらず、生産実績と既知鉱床の数値は、
全国的にも遜色のないものとなっている。


本坑は標高300m付近ながら、海岸線から10qの深い山中に位置する。
鉱床図にも記載されない採掘の第一線にアクセスする。
坑口への到達もザイルを駆使したアプザイレンが必要となり、
獣害や遭難の懸念も多いため、場所については伏せさせて頂く。
深く入り組んだ坑道を見て頂こう。

懸垂下降・水没坑道・搬器・・・



坑口
( ̄u ̄;)坑口





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