野沢鉱山でズリ山を歩く
北海道富良野市
石綿はスレート材や建築材の原料として使用されるが、
国内での産出は非常に少ない。
理髪店の店主が拾った蛇紋石を店に飾っていたところ、
これを見た陸軍将校が、スレート会社に確認すればいいとの見解を示し、
それを受け取ったスレート会社が現地調査を稼行したのがそもそもの偶然のスタートだ。
昭和13年に開発が始まり、試掘の土地払い下げ希望者数が20名を超えた。
その後、新たに開発会社を設立し、昭和17年から本格生産が進んだ。
1969年に採掘は終了したが、
現在は休山として扱われている。
今なお大きなズリ山の残存する、
本坑を探索してみよう。
蛇紋岩・ズリ山・露天掘り・・・