イトムカ鉱山跡 精錬所 探検: 北の細道 イトムカ鉱山

イトムカ鉱山で凍裂を見る




北海道瑠辺蘂町

  昭和11年、本道を襲った暴風雨により、武華山脈に五十万石を超える被害木が発生した。
これをパルプ用材として搬出するために、玉曳道路の開削が行われる。
この作業中に巨大な辰砂鉱塊が発見されたのが本坑の始まりである。

昭和15年からは資本により開発され、軍需景気により躍進を遂げる。
その後は月産30t、国内生産量の80%を占める「東洋一の水銀鉱山」となる。

ところが昭和37年以降は需要減、鉱害、ニクソン/オイルショックの余波を受け、
減退しつつも操業を続けていた。

昭和45年以降は精錬事業に主力転換したものの、昭和48年に閉山、
その後、乾電池の水銀処理施設として脚光を浴び、
現在も選鉱所の廃墟を残したまま、産廃処理施設として事業は継続している。

今回は峠上からのハイクで精錬所の頂上にアクセスした。
流石に道内2位の標高1,050mを誇る石北峠、ヒグマの痕跡や珍しい凍裂にも遭遇した。





凍裂・羆・廃墟・・・


精錬所
( ̄u ̄;)精錬所



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