遺伝子の本体

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メンデルの法則」により、遺伝をもたらす“要素”が存在することは確からしいと思われたわけですが、

その本体が何なのかは不明でした。



動物の細胞を構成する物質のうち、水以外ではタンパク質が最も多く、

動物細胞の乾燥重量のうち、約50%にもなります。

このことから、タンパク質こそが遺伝子の本体であろうと考えられましたが、

ミーシャー(後述)が発見した核酸も、遺伝子の候補に挙がっていました。



学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。

「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。

自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。

カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。



【核酸の発見】


(01)
フェリックス・ホッペザイラー(1825−1895)・・・ドイツの生物学者です。

         1851年に、ベルリン大学から医学博士号を授与されました。

         その後、ベルリンの病理学研究所にて、フィルヒョーの助手を務めました。

         テュービンゲン大学でも研究しました。 ヘモグロビンに関する研究が有名で、

         ヘモグロビンが酸素を運搬する役割を突き止めたのは、ホッペザイラーです。

(02)
フリードリヒ・ミーシャー(1844−1895)・・・スイスの生化学者です。

         1869年、細胞核の中に、核酸を発見しました。

         テュービンゲン大学で、ホッペザイラー指導の下、白血球の研究をしました。

         病院から包帯を入手できたので、研究材料を得るのは容易でしたが、

         細胞を壊さずに分離するのが困難で、化学的な溶解方法を開発。

         分離した細胞核内に、タンパク質とは別に、リン酸塩の化学物質を見つけたのでした。

(03)
アルブレヒト・コッセル(1853−1927)・・・ドイツの医学者です。

         1885年、アデニンを発見しました。 さらに、これに続いて、

         グアニン(1886年)、チミン(1893年)、シトシン(1894年)も発見しました。



【遺伝子の本体】


(04)
フレデリック・グリフィス(1879−1941)(高2)・・・イギリスの医師・遺伝学者です。

         1928年、「グリフィスの実験」により、「形質転換」を発見しました。

(05)
オズワルト・エイブリー(1877−1955)(高2)・・・アメリカの医学者です。

         1944年、「エイブリーの実験」により、

         形質転換を起こす物質が核酸であることを突き止めました。



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