メンデルの法則
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メンデルが遺伝の実験をするようになったきっかけは何?・・・時代背景や職業(立場)から考えてみましょう! 実験材料としてエンドウを使ったのは、なぜ?・・・実験に都合が良かったからなのですが、その都合とは? ![]() 学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。 「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。 自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。 カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。 【植物遺伝学】・・・メンデルが実験を行った時代の背景を見ておきましょう! (01)生殖(中3)・・・生物が、子孫となる新しい個体をつくる働きです。 (02)生殖の種類(中3)・・・有性生殖と無性生殖があります。 (03)有性生殖(中3)・・・生殖細胞による受精によって、新しい個体をつくる仕組みです。 (04)無性生殖(中3)・・・生殖細胞によらず、性に関係なく新しい個体をつくる仕組みです。 (05)ルドルフ・カメラリウス(1665−1721)・・・ドイツの植物学者・医者です。 1688年、故郷であるテュービンゲン大学の医学教授、兼、植物園の園長に就任しました。 植物の研究で、様々な実験を行った結果、交雑での品種改良が可能であることを発見しました。 具体的には、植物でも、有性生殖を確認したのです。 (06)植物遺伝学・・・遺伝の研究に、植物を利用できることが認識されました。 動物よりも、植物の方が、1度に得られる子孫の数が多く、子孫の形質を調べやすい。 (07)ヨーゼフ・ケールロイター(1733−1806)・・・ドイツの植物学者です。 1755年に、テュービンゲン大学で、医学の学位を得ました。 1764年から、カールスルーエ植物園の博物学教授となり、 カメラリウスの研究を受け継ぎました。 雑種が、両親の中間的な性質を示すことを報告しました。 【メンデルの法則】・・・「分離の法則」について見ていきましょう! (08)グレゴール・メンデル(1822−1884)・・・オーストリアの司祭です。 エンドウを用いて交配実験を行いました。 (09)種子の形(中3)・・・「丸型」と「しわ型」があります。 (10)実験@・・・「丸型」と「しわ型」を交配させると、できた種子(F1)は、すべて「丸型」でした。 (11)顕性形質(中3)・・・純系どうしを交配させたとき、子に現れる形質です。 (12)潜性形質(中3)・・・純系どうしを交配させたとき、子に現れない形質です。 (13)実験A・・・F1を育てて自家授粉させると、「丸型」:「しわ型」=3:1になりました。 (14)分離の法則(中3)・・・実験Aの結果から考察した遺伝方式です。 (15)メンデルの法則(1866年)・・・遺伝形質は、“遺伝粒子”によって受け継がれる、という考え。 (16)“遺伝粒子”・・・後に、「遺伝子」と呼ばれるものです。 (17)当時は・・・メンデルの論文は受け入れてもらえず、無視されました。 (18)再発見!・・・メンデルが発表してから30年余りの時を経て、ようやく世の中は、気付きました。 この30年間で、「減数分裂」について分かってきたことが大きく影響しているでしょうか。 → こちら (19)カール・コレンス(1864−1933)・・・ドイツの植物学者・遺伝学者です。 テュービンゲン大学で講師をしていた1892年に、 メンデルによるエンドウマメの実験結果を知らないで、 メンデルが行ったのと同じ実験を、ヤナギタンポポを用いて行いました。 (論文にして発表したのは1900年のこと) 「生物の分類」に戻る |
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