電子配置

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シュレーディンガー方程式」を解くことにより、原子内における電子の収まり方が明らかになりました。

電子は、原子核のまわりを自由に動いているのではなく、決められた空間(電子殻)に分布しています。

内側の電子殻から順番に入っていき、いっぱいになったら1つ外側の電子殻に入っていきます。

このパターンだと、原子番号19のカリウムは周期表の第3周期になるはずなのですが、実際には第4周期です。

一体、なぜ?



学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。

「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。

自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。

カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。



【構成原理】・・・電子殻への電子の入り方には決まりがあります。


(01)
電子殻(高1)・・・なぜA殻からスタートしないで、K殻からスタートしているのでしょうか?

(02)
最大収容電子数(高1)・・・n番目の電子殻には「2n2」個の電子が入れます。

(03)
電子の軌道・・・n番目の電子殻にはn種類の電子軌道があります。

(04)
ヴォルフガング・パウリ(1900−1958)・・・1925年に「パウリの排他律」を発表。

(05)
パウリの排他律・・・それぞれの電子軌道には、電子が2個まで入れます。

(06)
フリードリヒ・フント(1896−1997)・・・1927年に「フントの規則」を発表。

(07)
フントの規則・・・最外殻への電子の入り方に関するルールです。

(08)
構成原理・・・「パウリの排他律」と「フントの規則」を合わせて「構成原理」と言います。



【マーデルングの規則】・・・なぜ、カリウムは、第3周期ではなく、第4周期なのだろう?


(09)
アルゴンまで・・・「構成原理」に従った電子配置です。

(10)
カリウム・・・19個目の電子が「3d軌道」ではなく、「4s軌道」に入っています。 なぜ?

(11)
エルヴィン・マーデルング(1881−1972)・・・1936年に「マーデルングの規則」を発表。

(12)
マーデルングの規則・・・電子が軌道を埋めていく順序に関するルールです。



(※)原子番号20の「カルシウム」までは、学校でも覚えさせられます。

   では、原子番号21の「スカンジウム」以降は、どうなっているのでしょうか? → こちら



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