変光星
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「HR図」を用いても求めるのが難しいくらい遠くの星の場合、「変光星」を利用します。 ![]() 学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。 「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。 自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。 カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。 (01)連星(高2)・・・2つの恒星が互いに引力で引き合い、その共通重心のまわりを公転しています。 (02)主星(高2)・・・連星のうち、明るい方の恒星です。 (03)伴星(高2)・・・連星のうち、暗い方の恒星です。 (04)変光星(高2)・・・明るさが変化します。 「食変光星」と「脈動変光星」があります。 (05)食変光星(高2)・・・視線と公転軌道面が一致する連星は、一方が他方を隠すときに暗くなります。 (06)脈動変光星(高2)・・・恒星自身が膨張と収縮を繰り返し、明るさが変わります。 (07)収縮・・・(断熱圧縮)→(内部エネルギー増加)→(温度上昇)→(核融合反応活発)→(明るい) (08)膨張・・・(断熱膨張)→(内部エネルギー減少)→(温度低下)→(核融合反応不活発)→(暗い) (09)見かけの等級・・・最も明るいときと、最も暗いときの平均値です。 (10)ヘンリエッタ・リービット・・・「マゼラン星雲」にある「セファイド型変光星」を観測していました。 (11)1912年・・・変光周期と見かけの等級に相関があることを発見しました。 (※)この発見により、距離を求めるのに、変光星が活用できるようになりました。 ・・・どういうこと? (※)アメリカの天文学者エドウィン・ハッブル(1889−1953)も、 アンドロメダ星雲をはじめ、いろいろな渦巻星雲に存在する「セファイド型変光星」を観測していた1人。 そして、1929年に「ハッブルの法則」を発見したのです。 → こちら 「天体の観測」に戻る |
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