天文単位
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顕微鏡で見るミクロの世界に対しては、「長さ」に関する小さな単位が数多くあります。 1m(メートル)の1000分の1が「1mm(ミリメートル)」、 1mm の1000分の1が「1μm(マイクロメートル)」、 1μm の1000分の1が「1nm(ナノメートル)」、 1nm の1000分の1が「1pm(ピコメートル)」、 1pm の1000分の1が「1fm(フェムトメートル)」、・・・という具合に。 しかし、望遠鏡で見るマクロの世界に対しては、1m の1000倍にあたる「1km(キロメートル)」だけで、 「1Mm(メガメートル)」とか「1Gm(ギガメートル)」という単位はありません。 星までの距離のように大きな値に対して、別の距離単位が設けられています。 「天文単位」と呼ばれ、“地球から太陽までの距離”です。・・・どのようにして求めたのでしょうか? ![]() 学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。 「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。 自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。 カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。 (※)事前に、「三角比」について学んでおくと良いです。 → こちら (01)ケプラーの第3法則(高2)・・・公転軌道半径の3乗は、公転周期の2乗に比例します。 (02)地球の公転周期(高2)・・・観測可能です。 365.25636日。 (03)金星の公転周期・・・観測するのは難しいので、会合周期から求めます。 (04)金星の会合周期・・・観測可能です。 583.9日。 (05)地球上の2地点間の距離・・・「球面三角法」を用いて求めることができます。 (06)金星の太陽面通過・・・観測可能です。 まれにしか起こらず、前回は2012年、次回は2117年。 (07)天文単位(中3)・・・1億4959万7870.7km です。 「天体の観測」に戻る |
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