地球近傍天体

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小惑星や彗星は、質量が小さいので、周辺にある天体の重力による影響などを受けやすく、

公転軌道が安定していません。

そのため、今まで地球に衝突する可能性がなかったものが、急に軌道を変えて、

地球と衝突する可能性をもつようになるかも知れません。

また、隕石として地表面に達しなくても、上空で爆発することによって、強烈な空振が発生し、

爆心地から半径数十kmにわたって森林がなぎ倒されたり、炎上することもあります(ツングースカ大爆発)。



学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。

「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。

自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。

カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。



(※)事前に、「太陽系天体の軌道」について学んでおくと良いです。 → こちらこちら

(01)
地球近傍小惑星・・・地球の公転軌道から1.3 au 以内を通過する、公転周期200年未満の小惑星。

(02)
潜在的に危険な小惑星・・・地球の公転軌道から0.05 au 以内に近づく、直径150m以上の小惑星。

(03)
2001WN5・・・2028年6月26日に、月軌道(38万4399km)の内側まで入り込む予測

(04)
アポフィス・・・2029年4月13日に、静止軌道(3万5786km)の内側まで入り込む予測。

(05)
静止軌道・・・地球の自転と同期して移動し、地上からは、天空の一点に止まっているように見えます。

(06)
1950DA・・・2880年3月16日に、地球に衝突する可能性があります。

(07)
次回の接近・・・2032年3月2日で、地球からの距離は0.076 au 。

(08)
地球近傍彗星・・・地球に接近する周期彗星です。

(09)
地球近傍天体・・・地球近傍小惑星と地球近傍彗星を合わせた言い方です。

(10)
2004FH・・・2004年に、地球の上空約4万3000kmを通過した、直径30mの流星体。

(11)
2004FU162・・・2004年に、地球の上空6500kmを通過した、直径10mの流星体。

(12)
2008TC3・・・2008年に、地球の大気圏(上空数百km)に突入し、スーダン上空で爆発。

(13)
隕石(中3)・・・惑星間空間に存在する固体物質のうち、地球などの惑星の表面に落下してきた物体。

(14)
ホッジス隕石・・・1954年にアメリカに落下。 人間に当たって負傷させた史上初の隕石です。

(15)
国分寺隕石・・・1986年に日本に落下。 香川県坂出市に100個を超える隕石破片が落下した。

(16)
美保関隕石・・・1992年に日本に落下。 2階建て民家の1階の床を突き破り、床下まで到達。

(17)
チェリャビンスク・・・2013年にロシアに落下。 史上初めての大規模な人的被害をもたらした。



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