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皮膚疾患

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扶陽学説漢方ではこう考えます。

アトピー性皮膚炎と新しい漢方理論

アトピー性皮膚炎の今までの治療での考え方は、表面が赤く乾燥している
ので身体の潤いが不足したと推理し、熱を清め皮膚を潤す漢方が主流でした。 これでは、ある程度までは良くなるがなかなか完治しないことがほとんど。
最近、中医扶陽学説処方がアトピーに著効ありという事で勉強されている人が増えています。
基本的な考えとして、「人間のエネルギーが不足すると、皮膚の表面のバリアー 機能が弱くなり発生する」との考えです。
アトピー性皮膚炎で困っている方は、 一度私の店で改善してみませんか。
注意する事は、風邪をひかない事、身体を冷やさない事と睡眠不足にならない事です。

アトピー性皮膚炎(扶陽学説での考え方)
1 元々のエネルギーが不足
妊婦の時に、*冷やす食べ物を多く取っていた *つわりの時に栄養が取れて なかった。この様な場合、先天の陽気がすでに不足して生まれる。
先天の陽 (エネルギー)は、腎の生理機能の動力で、生命活動力の源泉でもある陽は 衛陽として体表部をめぐり、体表部を温め栄養を補う。
血と津液は、陽気により 作られ、また運行される。衛陽が不足すると、皮膚を潤し、滋養出来なくなるので、外邪に対する抵抗力が弱くなる。つまり皮膚疾患が治りにくくなります。
2 胃腸の冷え
昭和30年代中ごろから、冷蔵庫やクーラーが普及しこれが原因で、中焦(胃腸)が冷やされ、中焦の弱った陽気が外に追いやられた為、皮膚が赤く熱をもつ。
(漢方用語で陰盛格陽)赤くなった皮膚を元に戻そうと思ったら、陰盛格陽が
改善の早道です。つまり陽を増やすことによって調和を計ることです。
 
 
症例 1
 手湿疹 女性 30代
  10年前より両手の指、第一関節が荒れて赤くなり右手親指の痒みが特にひどい。
まず指に「気血」(栄養分)を流すことから始める。
1ケ月後指のボゴボゴ感がすこし良くなる、
2ケ月後親指以外は良くなる、
3ケ月後ほとんど良くなる、
4〜6ケ月後再発しない様に体質改善の漢方薬を服用して頂きました。
 
症例 2 
 アトピー性皮膚炎 女性 30代後半 
  小児アトピーあり大学時代良くなる、
1年前来店時、顔面特におでこ、首まわりの皮膚が赤い状態、体が冷える、疲れやすい、
生理痛あり、アレルギー性鼻炎もある。まず 体を暖める漢方薬を飲んで頂く。
1ケ月後顔につやが出てくる、
1ケ月半後生理痛が楽になる、
3ケ月後首の回りが乾燥している、
6ケ月後ほとんど良くなっている、
現在体質改善の漢方薬を服用中。


症例 3 
 アトピー性皮膚炎 男性  27歳 
  来店時、おでこ、耳、首、手足の関節部、お腹
子供の頃にもアトピー性湿疹を発症、高校の頃には良くなっていたが、2年前に再び悪化し
来店. 身体全体かゆく、顔全体に紅くブツブツが出来ている、体も冷え、舌も潤れている。
扶陽学説ではまず、体を暖める漢方薬を1ケ月服用して頂くと、お腹がきれいになって
きました。痒みを抑える漢方薬を加えて約2ケ月服用後、陰陽調和の漢方薬を約3ケ月
したところでほとんど良くなり、その後は体質改善の漢方薬を服用中です。

症例 4
  アトピー性皮膚炎 女の子  2歳7ケ月
来店時、腋の下、ひじ、ひざの裏側に湿疹
1年前より発症 来店時腋の下が赤くただれていました。
扶陽学説により陰陽調和の漢方薬を2ケ月服用して頂くと、ひじ、ひざの裏側の湿疹は
ほとんど良くなっており、しかし腋の下はまだ赤く、同漢方薬を2ケ月服用して頂くと
症状はほとんど良くなり再発防止のため、体質改善の漢方薬を半年飲んで頂きました。
現在再発はなし。