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宮ノ下は熊野神社の下に開けた温泉地であり、地名もここから来ているようです。この宮ノ下が大きく脚光を浴びるようになったのは19世紀半ば以降です。開国の兆しが見え始めた幕末、わが国には外国人の姿が多く見られるようになりますが、横浜の居留地に留め置かれて、自由に旅することは許されていませんでした。ただ、何とか箱根までは許可を得ることができ、車もない時代には、馬やチェアと呼ばれる椅子型のカゴに乗って、箱根までやってきました。彼らは、自分たちの独自の目で箱根を見て、その自然と歴史に私たち日本人には気がつかないすばらしさを感じていたようです。この宮ノ下に行列ができる人気のパン屋さん、渡邊ベーカリーがあります。創業は明治24年の老舗パン屋。「温泉シチューパン」は、丸いフランスパンをくり抜いた器に大きな具が入ったビーフシチューがたっぷり!、また店内にはほかにも梅干しがまるまる入った『梅干あんぱん』など、おいしくて個性的なパンが並んでいます。この渡邊ベーカリーの店先に井戸の形をした鉄筒より湧水(温泉)が流れ出ています。
由来・歴史
渡邊ベーカリーの湧水
神奈川県の名水&湧水情報