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2024年03月01日
Jr-open2024ソフトテニス日程が決まりました。
2024年03月01日
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2024年03月01日
一般社団法人JSTCのHPを開設しました。

ご挨拶

 一般社団法人JSTC代表理事 吉田洋一

スポーツを「楽しい、心地よい運動」へ転換する活動を推進

 当法人は、「子どもの心身の安定と発達の支援」の活動を行っています。当法人代表理事吉田は、法人化する前においても自分が指導する打法を通して、同打法が子どもたちにとって「楽しい、心地よい身体運動」であり、「子どもたちの心身の安定と発達につながる」のではないかと長年の研究で解明しました。この「楽しい、心地よい身体運動」を中学生までの子どもたちに当法人が運営するクラブとJr-openで推進しています。

なぜ、中学生までに「楽しい、心地よい運動」が必要なのか

 なぜ中学生までの子どもに「楽しい、心地よい運動」が必要なのでしょうか。それは、現代の子どもには、外遊びができない環境や状況にあるからです。子どもにとって外遊びは、「心身の安定と発達づくり」に必要不可欠だからです。このことは、脳のシナプスの刈り込み(どのシナプスが生き残るか)前に、ケアをしなければならないからなのです。大人になってからでは遅いのです。子どもたちにとっては、外遊びは楽しくて、心地よい運動なのです。今どきの中学生に外遊びといっても、それ以外にやることばかりでやってくれませんし、やってくれる時間も場所もありません。ではどうするかですが、


 勝利至上主義の撤廃

 中学校での土日や祝日の部活動は地域移行する方針ですが、それと同時に、中体連が競技スポーツの組織から脱退し、勝ち負けだけの競技スポーツは廃止すべきだと考えます。また、部活動もそうあるべきです。「心身を育てるために、勝たなければならない」とか「勝たなければ、心身は育たない」的な指導は詭弁です。勝たなければならない学校教育とは何でしょうか。学校教育に勝ちは必要でしょうか。中体連は子どもたちの心身を育てるための組織です。勝負を競う組織ではないはずです。現在の中体連の特に専門部の顧問は、学校教育と同様に一斉に知識だけで指導や試合方法を教えているのみです。子どもたちがその知識や試合方法から逸脱するのをとても嫌います。つまり、子どもの個性や自主性をことごとく潰していくのです。スポーツや運動は子どもに知識を教え込む方法だけで上手くなるわではありません。その子その子の個性、特性や非認知的能力を引き出す指導法が必要なのです。学校教育のように一斉の知識だけを教え込む教師やコーチの部活動の指導では、子どもの心身の安定や発達は望めません。また、これでは誰のための部活動なのかわかりません。

 また、中体連のようにトーナメント戦が専門部の顧問の学校の生徒やその一派が予選通過できるまで恣意的に弱い相手とだけ対戦するような組み合わせを編成したり、嫌な相手を初戦で敗けさせるような組み合わせを編成したり、自分の学校の顧問であっても、生徒の実力順に申し込まず、顧問の贔屓する父母の生徒を優位に申し込むという有様です。つまり、生徒たちの正当な権利を剥奪しているのです。生徒の実力を真に考えるのであれば、トーナメント戦ではなくリーグ戦です。生徒のための部活動における大会になっていない状態です。

 学校対抗以外の競技会での育成カテゴリー

 ただ、競技スポーツがダメと言うつもりは全くありません。中学生でも、その競技スポーツに特異な子であれば、中体連ではない、競技スポーツ専門の団体において、切磋琢磨すべきものと思います。勝ちに徹したい場合は、学校体育の中体連ではなく、各競技会主催の学校対抗以外の育成カテゴリーのアンダーに参加し切磋琢磨してください。アンダーでは強い者同士が何回もリーグ戦を行います。真のNO.1が決まります。子どもたちも納得します。もう一つは、市町村スポーツ協会においても、学校対抗の団体戦や個人戦は働き方改革や学校部活動が任意になったことからこれを廃止し、プレーヤーズファーストであるアンダーのリーグ戦を採用すべきものと考えます。

 学校体育は子どもたちの心身の安定と発達の支援へ

 中学生は中学校という活動の環境の中に存在します。中学校の「体育」が子どもたちの「体を育てる」ためにあると考えます。その「体育」の授業や部活動において、コオーディネーショントレーニングやスポーツ、競技スポーツをツールにすることが子どもたちの「優越性の追求の方向付け」や「共同体感覚」をくすぐるのです。その経験により、子どもたちは「自分と向き合う勇気」や「自己肯定感」を養うのです。つまり、学校の「体育」という授業が子どもたちの「体を育てる」ためにあるのであれば、子どもたちに「真の笑顔」として表情に現れます。また、表情には見えませんが、子どもたちの脳では、「脳の可塑性」や「シナプスの可塑性」が促されるのです。これも「子どもの心身の安定と発達づくり」環境の一環なのです。

 もうすでに行われている活動

 なお、当法人では前述のとおり、スポーツを「楽しい、心地よい運動」に転換した活動を行っています。また、当法人は、Jr-openを開催しています。どちらもの活動は、子どもの心身の安定と発達の支援を行うものです。

 勝ち負けだけのスポ少やクラブではない 

 当法人は勝ち負けに拘るスポーツ団体やスポ少ではありません。競技スポーツに参加はしますが、参加するのはあくまでも、子どもたちの「技術の向上」と「主体的・対話的で深い学びの実現」のためにです。決して、応援者を含めて、相手を敵とみなして勝ちだけに拘るような振る舞いはしません。また、Jr-openに参加される皆さんは、応援者を含めてこのような振る舞いは禁止行為です。

 

 

Jr-openで「楽しい、心地よい運動」を提供

背景

 今日のように世界や社会の価値観は多様化し、科学技術が高度に発達して、個人は巨大な体制の中に組み込まれている世の中では、毎日を充実してそして円滑に送れることなどはむしろ稀になってきました。
 このようなことから、昔よりも子どもたちが社会に出ていくためには、まず人間が人間らしく生きることが重要になってきました。そのためには、社会や人々との多様な関りを常に維持していくことが必要になります。 
 が、大人の方でも組織の中の複雑な人間関係に疲れ果て、それが心理的な悩みだけでなく、頭痛や胃などの不調といった心身の症状となって現れております。このように、大人と同様に、子どもたちも日々生活している人間そのものであり、そこで取り扱われるのは、ただ1回しか生起しない個々の事象なのです。つまり、たとえ同じように問題や症状を呈していたとしても、その背景にある成因は個人によってすべて異なりますので、この固有の存在である対象の独自性や個別性、つまり子どもたちそれぞれの人間性はまずもって尊重されなければなりません。

 このような現状の中、これまでの中体連の競技スポーツの部活動や試合の指導は、「自主性や主体性のないもの」「指示待ち、こなすだけの練習」「厳しいきまり」「失敗への恐れ」「恣意的な組み合わせ」「与えられた目標」「未来ビジョンの欠乏」など、教える側の画一的なもので、つまりは子どもたちの身体運動に起因するものではなく、単に教育学習のように知識脳(暗記)で活動させるものでした。このようなやり方が、ただ勝つための勝利至上主義や顧問の評価や高校入試における学校長推薦のためのブラック部活動を派生させたのです。つまりは、子どもの心身の発達のためではなく、大人のため、結果のためだけだったのです。それが顕著なスポーツが二人以上の団体のスポーツだったのです。
 今後の二人以上の複数で行うスポーツにおいても、全身運動つまり身体性発揮活動における「個人の尊厳と権利」を理解できる指導と指導者が必要不可欠です。そして、そのようなスポーツの試合経験をたくさんできるような環境が必要です。
 よって、子どもたちの課題である「社会や人々との多様な関りを経験する」ことと「固有の存在としての独自性や個別性の尊重」を経験させる環境が必須になってきました。

 

全身運動による身体発揮活動

 子どもにとって全身運動は安全表現なのです。つまり、活発に身体を動かすことで、もっている能力や特性を十分に表出することです。「活発に」とは、自ら、自主的に、自分の意思で、自己決定でなど他の人が指示、命令、指導など関与しないという意味です。
 子どもが活発に動く様子は、保護者の方はよく知っています。そこには「笑顔」や「喜び」に溢れた「楽しい」「心地よい」子どもの身体運動があります。
 では、なぜ活発な身体運動が心身の安定や発達になるのでしょうか。それは、脳科学の研究により実証されたのです。アメリカの医学博士ジョンJ.レイティ氏は、「楽しく汗を流せる運動なら何でも良い。とにかく何か身体を動かすことに夢中になってほしい。」「運動は脳の機能を最善にする唯一にして最強の手段です。」「何百という研究論文に基づいており、その論文の大半は最近発表されたものだ。」「運動が脳の働きをどれほど向上させるかを多くの人が知り、それをモチベーションとして積極的に運動を生活に取り入れるようになることだ。もっとも、それを義務だと思ってほしくない。運動を無理強いするつもりはない。そんなことをしても無駄だ。ラットの実験により、強制された運動では自発的な運動ほどの効果がでないことがわかっている。運動したいと心から思えるようになることだ。」(「脳を鍛えるには運動しかない」ジョンJ.レイティ著 NHK出版 p12,308)
 また、スポーツ生理学者のクレイグ・ブルーダー氏は、学校の体育の授業において「生徒が上手くこなせて満足できるのも見つけ、無理なく楽しめる運動をさせることです。」「例えば、バスケットボールをしなさいというように、選択の余地を与えず、まるで強制的に押し付けていては、生徒はそれを続けるはずはありません。」「生徒たちは身体の働きを学ぶとともに、健康な生活習慣を身につけ、その楽しさを学んでいる。」「体育教師たちは幅広い選択肢を用意して、どの生徒もそれぞれ楽しめるものを見つけられるようにしている。」「子どもたちがテレビの前に座ることでなく、身体を動かすことに夢中になるように仕向けている。」(「脳を鍛えるには運動しかない」ジョンJ.レイティ著 NHK出版 p36)
 そして、カナダのマギル大学の心理学者ドナルド・ヘップ氏の著書「行動の機構―神経心理学理論」を発表し、ラットを使った研究で「使用がもたらす可塑性」という、学習によって刺激を受けたラットの脳のシナプスは、自らを配列し直すと説いた。ヘップの「使用がもたらす可塑性」を実証するため、バークレーの心理学者のグループは、脳にとって運動は新しい経験になるということ、つまり、感覚刺激と社会的刺激の多い環境で暮らすと、脳の構造と機能が変わることを発見した。つまり、ラットの好きな環境(環境富化)に置かれたラットたちは、学習作業をうまくこなしただけでなく、脳が重くなっていました。など、科学的な裏付けがたくさん発表されています。(「脳を鍛えるには運動しかない」ジョンJ.レイティ著 NHK出版 p58)

 以上から、子どもたちは、身体に働きかける「こころ」が存在する主体の活動そのものが存在し、この主体活動を通じて、主体が自らに向き合い、新しい自己を体験し、気づいていきます。主体の活動そのもの、つまり動作を有効な資源として主体が活用して、動作に向き合う活動そのものが、主体が自分に向き合う活動になるのです。この体験を経験することが、子どもたちの心身の安定と発達につながるのです。もう一つ、主体活動により自己治癒力が活性化されるのです。

 その体験を経験するのが「Jr-open」なのです

 

  •  子どもの心身の安定と発達の支援活動 
  • 1 全身運動は精神的な安全表現
  • 2 楽しい、心地よい全身運動は、脳をつくる
  • 3 身体が、身体性運動が脳をつくる
  • 4 スポーツを身体性運動へ転換
  • 5 スポーツは勝敗ではない
  • 6 スポーツは運動技術の向上であり、自身の伸びしろ値

 

Jr-openの予定

2024年度のJr-openの日程は、次のとおりです。

「JSTC盛岡」の活動場所

  • 住  所 岩手県盛岡市前九年三丁目9番37号 盛岡市屋内ゲートボール場
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  • 交通手段
  • ・IGRいわて銀河鉄道 盛岡駅ー青山駅 青山駅から徒歩30分
  • ・岩手県交通(バス線)滝沢営業所行(青山町線:本数が多い) 盛岡駅ー前九年2丁目下車(バスの進行方向へ50m進むと前九年公園と江南義塾盛岡高校のグランドが見える。道路を左折し100m進むと左側に厨川活動センターと右側に屋内ゲートボール場が見えます。)
  • ・岩手県交通(バス線)滝沢営業所行(南青山町線:本数が少ない) 盛岡駅ー南青山町下車(少し戻って、道路左を進み、左側の橋(ふれあい橋・下が東北本線)を渡り、T字路を右へ、すぐに左折100m進むと厨川活動センターが目の前に見える。その左側(道路挟む)の屋根付き建物が屋内ゲートボール場です。
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