作品紹介




「よわむしヒョロオニ」
2000
年度作品

 オニがいっぱい住んでいるオニの森の王様はなんでこんなに強いオニがあんな小さな豆粒が怖いんだろうと考えました。怖いはずがない、きっと本当は怖くな いんだ、と思いました。そこでオニの森でいちばん弱虫のヒョロオニに豆なんか怖くないことを確かめてくることを命令しました。そして人間の世界に投げ込ま れたヒョロオニは木にしがみついているのを優しいおばあさんに助けられておいしい煮豆をごちそうになりました。なんて美味しいんだろう、はじめて食べた豆 はすごくおいしかったんです!!オニの森のみんなに教えてあげよう、とヒョロオニは思いました。
 優しいおばあさんの肩をとんとん叩くと大判小判がザックザク。隣の意地悪爺さんの方をたたくと悪い虫がごにょごにょ出てきました。おじいさんは驚いて逃 げ出しましたが、悪い虫が全部出てしまったおじいさんはとてもいいおじいさんになりましたとさ。ホーボーズオリジナルの日本民話です。


「このこどこのこ?」
1
999年度作品

 ホーボーズのモモちゃんが小さい頃死んだ子猫を2匹拾ってきました。学校から帰る時子猫がいたのでえさをやろうと行ってたらもう死んでいたというので す。かわいそうな子猫ちゃんたち。モモちゃんは泣きながら土に埋めてあげました。

 小さな命を大事にしたい、そんな思いでこのお話を作りました。捨て猫じゃなくて捨てライオンだったどうなるんだろう。奇想天外なお話です。
最後はカバやキリンが出てくる楽しいお話です。

再演のご希望をたくさんいただいています。
いつかはまた・・・。


「ぼくオオカミになるんだ!」
1998年度作品

 のんびりと農場で暮していた子犬はある日、僕はこんなんじゃいけないんだ、僕は強いオオカミになる!!と旅に出ることにしました。長くてつらい旅の末に であったのは赤ずきんちゃんや3匹の子豚にも出てきたオオカミ。でも今はすごく年をとってよぼよぼのおじいさんです。子犬は少しがっかり。でもおじいさん にたすけられたり猟師に鉄砲で撃たれたおじいさんを助けたりしているうちにオオカミじゃなくてもいいんだ、ぼく立派な番犬になる、と思うようになります。 ほろっとする子犬の成長物語です。

 このお話を作ってから歩いている野良犬をみるとあの子もオオカミになりたいのかなあ、と思うようになりました。


「にじのオニ」
1997年度作品

 赤い池の赤鬼さんと青い池の青鬼さんはいつもけんかばかり。ふたりの仕事は虹を作ること。けんかばかりだからいつも虹はきれいにできません。でも菜の花 畑にいたハナを二人で育てるようになってからはちょっと違います。二人で頑張ってする子育て。赤ん坊だったハナもすくすくと育ちます。

でもある日のこと悪い人間が赤い池と青い池を埋め立てにやってきます。池を埋めないでくれ、赤鬼さんと青鬼さんは泣いて頼みます。二人の涙は池から溢れ悪 い人間を流してしまいました。

それからというものお空の虹はますますきれいになりましたとさ。
中原中也の詩、春と赤ん坊から思いついたお話です。美しいお話しになりました。またいつか上演してみたいです。


「カミナリ坊やのおるすばん」
1996年度作品

 枯れ木に水をやっているノロくまさんと悪戯なカミナリ坊やのお話です。ノロくまさんは森のみんなにまた枯れ木に水をやっているよとばかにされているので すがこの木は年をとっているだけで元気になれば花が咲くと言います。
 ところがある日悪いたぬきたちがこの森にインチキアミューズメントパークを作って人間たちをだましてお金儲けをしようとやってきます。邪魔だからこの木 を 切っちゃうぞというのですがノロくまさんは一生懸命器を守ります。カミナリ坊やも手伝ってやっと木を守りました。でもノロくまさんはたぬきたちとの戦いで けがをしてね・・・。

 最後は年おいた古木が花を咲かせる心温まるお話です。


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