人形芝居             ひつじのカンパニ-
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サクラがいく!!
 
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出演       北村直樹
作・演出・美術 上中ヒデミ
音楽       ノノヤママナコ
 このお話は1本の物語を、3話に分けてご覧
いただきます。
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 サクラもキナコちゃんもオリジナル作品です。
 どちらも、作者自身が自分も子どもたちと一緒にこんな風なのが観たいなあ〜!というのをカタチにしたモノです。
キナコちゃんを創った当時は、キナコちゃんとリアルタイムで娘も保育園の年長さんでした。
ハードな仕事と子育ての両立、これは想像以上に大変でした。そんなごく身近な生活の中で実感をこめまくって生まれた作品です。「超日常子育て奮闘記」とバッチリなサブタイトルも観客の方からいただいたものです。
一方、サクラを草案の頃、娘は進路で思い悩んでおりました。
北村もワタシも、親の反対を押し切るカタチで人形劇の世界に入ったものですから、娘の進路についてアーダコーダ言うつもりは全く無く、しかし、せっかくまだまだ人生これからなのだから、足下ばかり見てまとまるようなことはせず、思うことあれば感じることあれば、出来るだけ遠くに目を向けて歩んでいってほしいと願う自分を発見する。
思春期の頃、胸がザワザワして何故か夜になるとガレージの屋根に腰掛けてお月さまを眺めていた自分をサクラに転化する。
サクラのボーケンは、宝物を探し出したり、悪者を退治したりするような冒険とはちょっと違います。
又、家族との確執で家を飛び出したというドラマティックなものでもありません。
今まで知らなかった世界に一歩足を踏み入れること。いろんな人との出会いで腹を立てたり、笑ったり、泣いたりすること。空の高さに気づくこと。興味をもったことを追いかけてみること。思いっきり喧嘩すること。
いたって身近なことであり普通なのです。けれど、今やケータイ・ゲーム全盛期にあってこの普通がなかなか難しくなってきてるように思うのです。
さあ、書を捨て町に出よう!ではないけれど、手下ばかり見てないで顔をあげて飛び出してみようじゃないか!というトコロです。
いつでも家族は懐広げてアナタを迎えるからサ

                                          カミナカ


「サクラがいく!!」は2010年3月が初演でした。キナコちゃん同様オリジナル作品ということもあり、やはり産みの苦しみでもがきながら何度も何度も手直しを重ね、今回、以下のようなご感想をいただくことが出来ました。楽しんでご覧いただけたとのことで何よりホッとしております。
まだまだ、進みますよ〜!


    ★ご感想が届きました★

◆とても楽しかったです。そしてさくらがチエちゃんの家に戻った時、じわりと涙がにじみました。
私も紙芝居を友人と二人でやっています。今日の一人芝居をエネルギーにして、つづけていきたいです。(58才女性)
◆すごくテンポが早くて 笑いどころがたくさんあり ずーっと笑いっぱないでした!子どもは3年生ですが、ちょうどツボにはまる年令だったみたいです。楽しい劇をありがとうございました。次も楽しみにしています。(大人)
◆さいしょからさいごまで目いっぱい楽しませてもらいました♪久しぶりに笑ってホロリとして・・・みんなの笑顔がまぶしかった〜☆★七色の声にみがきがかかりましたね。楽しい作品をありがとうございました。お友達に楽しんでもらえてよかったデス。(大人)
◆とっても楽しかったです。3歳の娘も、声を出して笑ってました。(大人)
◆海で泳げるのがすごかった。耳のいろがちがうのがよかった。ネズミがおもしろかった。歌をうたう場面がおもしろかった。ネコがトラックにおいついたのがおもしろかった。またみたいです。(5歳・30代)
◆こんな楽しい劇初めて!でした。またみたい!子どもも大笑いしてました。(5歳・3歳・40代)
◆とてもおもしろく 楽しくみました。一人での世界観、すごい!!!(40代)
◆バリうまのクッキーたべたいな。(こども)
◆たのしかった!!おもしろかったよ!あっというまでした。楽しかったです。もっとみたかったです!
(6歳・40代)
     以上〜多摩子ども劇場さんより〜
 もう10年ほど前でしょうか、多摩子ども劇場の事務局さんがご実家の福岡に帰られていた際、、地元でちょうど上演していた初演時のキナコちゃんを観て気に入ってくださり、多分、相当なPRをしてくださったんでしょう、根も葉もないキナコちゃんを単独公演で取り組んでいただきました。
そして、今回もマタマタ単独でサクラを呼んでいただきました。本当にありがとうございました!!



◆さくらがとてもかわいかったです。母はロックが気に入ってしまいました。
◆たのしかったです。ねずみのロックがサングラスかけてギターひいているところがおもしろかった!!(5才男の子)
◆いろんな人形が出てきてかわいかった。たくさんの出会いがサクラを大きくしていてよかった。
◆コミカルでとても楽しかった。上の子4才はすごく集中して見れたが、下の子2才には少し難しかったようで、時々ぐだぐだしていた。音楽があってして、子どもたちはノリノリでした。
◆いろいろあってたのしかったです。からすにぶらさがったり、トラックをおいかけたり・・・サクラはとってもおもしろかったです。(7才)
◆すごーいすごーい楽しかったしすごーいすごーいおもしろかったです。(8才)
                   以上 志木おやこ劇場さんより〜ありがとうございました!


◆楽しくて、かわいい人形劇でした。 リアルにこわいカラス、とてもかわいいうさぎやたぬきの親子たち。ロックと会って成長していったサクラ。よかったです。(52才男性)
◆次から次と登場する人形を一人で演じておられ、なるほどひとり人形芝居だあーと納得しました。
ご本人もねこやねずみに扮して、堂々と登場。しっぽがかわいい。サクラを取り巻くヒト、ネコ、ネズミたちが、夢や知恵、勇気を与えてくれる。音楽もノリノリ。笑いいっぱいでした。(50才女性)
◆すごく楽しかったです。今まで見た人形劇の中で一番クオリティーが高かったです。(36才女性)
◆めちゃくちゃおもしろかったです。想像以上!!でした。スバラシイ!!です。(40才女性)
◆カラスキングの足につかまって、ロックがふりおとされるのがおもしろかったです。(7才男の子)
                   以上 加西おやこ劇場の皆さまより〜ありがとうございました!

◆本当に、猫の世界でああいった会話がされていそうだと思うと楽しくなった。
◆ひとつひとつの動きがコミカルで楽しかったです。その上人形たちのリアルな所が見えて、うれしかったです。
◆遠近感が感じられる工夫があり、ワクワクしながら見ることができて楽しくて良かった。
◆人形と役者さんの入れ替えが違和感なく、世界に引き込まれた。お一人なのに、出てくる人や動物が多くて驚きました。全てを一人でしているとは思えない程ピッタリのセリフ動きそして効果音すごいと思いました。
◆息子が帰宅後、「スッゴく面白かったから、もう一回行きたい!」と言ってました。
◆とてもさわやかな前向きな気持ちになって帰ってくることができました もうすっかり北村さんラブですわ。
◆冒険はすこし難しい年ですが、旅に行きたくなりました。
◆いつも途中であきらめてしまう子が最後までしっかり見て楽しんでいました。
◆親子で楽しめる素晴らしい人形劇でした。
◆とてもひとり芝居とは思えないほど楽しく、面白いストーリーで大人も引き込まれました。
◆人形の動きがとてもリアルで存在感がありました。
◆子どもたちが笑っているのを見てると、こちらもうれしい。
◆北村さんがロックになり歌って踊っているのが、かっこ良かった。声も素敵でした。
◆海がみえた。大人も楽しめた。北村さん大好きです!
◆最近の子は劇を観るときおとなしかったが今回は久々にのりだす子が出てきてなつかしく思えた。
◆人形がよく出来ている。1人で何役もやられ、よく動いてすごい。音や音楽が聞こえてきて、舞台がどうなっているか不思議。
◆知人も乗り出して見ていて、誘って良かったと思った。
◆本物の劇が見れて良かった。引き込まれた。 
           長野北部子ども劇場さんの地域公演〜大人の皆さまからのご感想より〜                          ありがとうございました!

★カラスにつかまったサクラ達が会場に現れておもしろかった。
★さくらがひとりで旅をするのがすごかった。
★ロックのうたがおもしろかった。
★サクラのまわしげりがすごくおもしろかった。
★カラスが本物みたいだった。
★妹のことを思いやって、自分より先に妹をひろってもらおうと変な顔をしたところがすごいと思いました。
★あのカラスみたいなやつがおもしろかった。
★迫力があるし、笑えた。
★最後にチエちゃんのおうちに行けてよかったと思います。
★サクラがキックしたりパンチしてるところがおもしろかった。
★ロックが楽しい。
★さくらが海におちたところがおもしろかった。
★サクラとロックの話しているところがとても面白かった。
★笑って笑って笑いました。心にのこるげきでした。
★1人で何役もすごかったです。また、見に来ます!
★こんど、こども劇場にはいりたい。
★サクラが海に行けてよかった。
★途中で出てきたカラスを「カラスキング」と思いこんでるところがかわいくておもしろかった。
★ロックの口ぶえが上手。
★途中でロックの姿になったのが楽しかった。
★お話しのすじが楽しかった。
★お話をしているところが楽しかった。
                長野北部子ども劇場さん地域公演〜子どもたちからのご感想より〜
                           ありがとう〜!!
  
 
                                         


  
            










 

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1話
ぼくはサクラ。あれは、まだ春のはじめだった。
ぼくと妹はダンボール箱の中で、寒さにふるえながら
泣いてたんだ。たくさんの人間が、ぼくたちに声をかけては通り過ぎていった。
  そんなある日、であったのがチエちゃんなのサ。


 2話
チエちゃんの家はあったかい。ぼくはミルクを飲むと幸せな気持ちでついウトウト・・。
すると、幼稚園から帰ってきたチエちゃんがぼくの眠りを吹き飛ばすんだ。
いつもいつも、ぼくはチエちゃんがつくるお話のヒーローになって、大かつやくするってワケ。
 そして、あるお月さまのきれいな夜、ぼくはチエちゃんの家を飛び出した。
 ワケなんかなかったんだ。

 3話
ぼくは走った。お月さまに向かって、ただ、ただ、遠くへ、遠くへと。そこでであったのがロックだ。
ぼくのパンをよこどりしたり、イヤーなやつだった。
でも、どういうワケかぼくはロックと一緒に旅をすることになったのサ。
 そして、たどりついたところは・・・?

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