リヨンを経てパリへ

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9月18日

朝のアヴィニヨンTGV駅閑散

 前夜に支払いも済ませておいて、5時30分に起床、パンで朝食を済ませ6時25分にホテルをチェックアウト、6時47分のバスでアヴィニヨンTGV駅へ。

 アヴィニヨンのTGV駅は、TGV専用で新しく造られただけに大きくてきれいであるが、朝は閑散として人影も少ない。16日に到着した時にも感じたことだが、この駅のプラットフォームには屋根が架かっていないのが意外な印象。この地方では雨が少ない(?)ということに起因しているのだろうか。

 駅でのんびりして、ほぼ予定い通り7時50分頃TGVは出発、1時間後に一駅先のリヨンのパールデユー駅(リヨンにはもう一か所リヨン・ベラーシュ駅というTGVの駅がある)に到着。


市内の移動に利用したトラムと街角

 リヨンに到着して、早速コインロッカー(かなり大きなロッカーもあり、二人分のトランクも一つのロッカーで収納可能)にトランクを預けたが、アヴィニヨンで朝から降っていた雨はリヨンでも本降り、駅前の店でコーヒーを飲みながら、その後の行動計画を検討。

 旅行本も地図も持参せず、全く情報も持ち合わせずに来て、無計画極まりないリヨン訪問となったが、雨も止んできた10時頃にトラムのT1ラインに乗って、先ず駅の北側方面のリヨン大学の方角へ終点まで行ってみた。この方面は住宅地主体でこれといって見るべき場所もなく、瞬時この地の訪問を後悔することとなった。



ローヌ川と対岸のサン・フランソワ教会

 しかし、駅まで引き返した後、逆方向に行ってみたら、街の中心部らしき場所に至り下車。娘の勘が当たり、川までも近く絶好の写真ポイントにたどり着いた。この頃から天気も晴れ間が広がり、歩き回りにも好都合となった。

 フランス第2の都市であるリヨンは、ローヌ川とソーヌ側の合流点に開けた美しい街で、「絹の町」、「美食の町」ともいわれるヨーロッパ有数の商業都市という。それらしい街角に到達できた。


ローヌ川の手前からフルヴィエールの丘を望む

 フルヴィエールの丘まで行けば観るべきものも数多くありそうであったが、午後2時のTGVでパリへ向かうという短時間の滞在であったので、同丘はローヌ川の川岸から遠望するに留まった。
 フランスは何処に行っても朝市があり、農業大国をらしく新鮮な野菜類も豊富に売られている。ローヌ河岸にも朝市あり。
 リヨンのローヌ川から帰りのトラムに乗ろうと移動中に道路の段差に足をとられて前のめりに転んだ。そのショックでカメラが故障(レンズのフレーム変形)してしまったようで、これ以降の写真は娘のデジカメか自分スマートフォンの写真となった。残念!


 旅の途中でも、リヨン訪問は取りやめようかとも思ったりしたが、リヨンに立ち寄ったことは正解だったと言えよう。12時頃TGVの駅近く戻り、フランスに到着以来初めてのビフテキで昼食後、いよいよ最後の訪問地であるパリへ向かう。

TGV車内の大型荷物収納スペース

 2時にリヨン発でパリへ向かう。途中は、ドイツなどでも目にしたヨーロッパの典型的ななだらかな丘陵地帯に畑が広がる光景。途中では牧草地も多くて白い牛(遠くから見るとひつじかと見間違えた)が放牧されている光景を目に出来、2時間の乗車時間は退屈すりことはない。

 TGVの車内は、電源コンセントもありスマフォの充電も車内で出来る。また、車両の連結部分に近くに大型の荷物を収納できるスペースが設けられており、大型のトランクを携帯している旅では至極便利である。


南南仏からの玄関口パリ・リヨン駅

 4時にパリに到着、少し並んだがタクシーも順調につかまり、4時半過ぎにはホテル(オテル・ド・パルク)にチェックイン。ヨーロッパ特有のエレベーターもないような小型のホテルだが、部屋も綺麗で、wifiも繋がり、かつTVもフランスへ来て初めての日本語放送が見られて、環境はまずまず。

夕食は娘が調べていた店に出掛けてクレープの料理、店は大繁盛で外に長い行列が出来るくらいの混み具合であった。

天気はパリ到着時は晴れ、夕方に夕食に向かうとき一時雨となったが、直ぐに降りやんでだ。