インドネシアに長期滞在して1年が過ぎて、残りもあと1ヶ月余りとなってしまったが、インドネシア語もあまり上達しなままで終わりそうである。長期滞在が半年を過ぎた頃、その気になって勉強を始めようと試みたが、平日は13時間も現場事務所で時間を過ごし日曜日は終日ゴルフに時間を費やしてしまうため、勉強の時間がとれない。Caddie相手の勉強だけでは限界がある。
インドネシア語は日本人には習得し易い言葉である。文法的にも日本語との共通点も多いし、発音も一部を除けばローマ字読みでよい。日本語と同じように、主語を省いても通じるし、単数・複数の差がない。また、時勢(過去、現在、未来)がなく、語彙も少ないので、ある程度まではすぐさま到達できる。数少ない基本的な文法と基本用語を覚えれば、後は語彙を増やすことに注力するだけ、発音を気にすることなく会話出来るのだ。
言葉を覚える最短の道は異性の友達(恋人)を持つことであるというが、この歳ではもはやその気力もない。女性のいる飲み屋(バー、クラブ)に通って、女性との会話を楽しみながら上達をはかる道もあるが、酒を嗜まない(正確に言えば、健康上で医者から注意されている)小生はそういう場所に出入りすることは1年に1度程度しかない。
半年ほど前に勉強を思い立った時、自由な時間を持てるのは日曜日のゴルフ場しかないことに気付き、その時間を活用するほかに道はない、と思い立った。
さっそく、「ゴルフに行って、インドネシア語を覚えよう!」と題して、超初級者向け会話集と最低限必要な単語を纏めた「ミニミニ インドネシア語辞典」の作成に採りかかった。自分の会話の早期習得を狙いとしたが、同じような境遇の後続者が望めば利用を妨げないことも念頭においたものである。
一気に数ページを作り上げたが、その後、進展することなく今に至っている。残りのインドネシア滞在が少なくなったこと、やりたい事が多すぎて時間が上手く配分出来ない事が言い訳であるが、何時かはケジメをつけておきたい。 <1999年3月21日記>
後日談:
2005年の12月に何時ものメンバーとバリ島へゴルフに出かける前に完成させたいと言う強い意思を持って「ゴルファーのための超初級インドネシア語講座」なる小冊子(単語約1000語を収録)の作成にかかり予定通り完成させた。仲間にも配布したが、この作業を通して自分のインドネシア語の実力が格段に上がり、日常会話が辞書ナシで可能となった。この冊子は、このHP上に取り込んで改廃も容易になるようにしたいと思っている。
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