シリア・ヨルダンの旅 


2007年10/17〜27 シリアとヨルダンをツアーで旅してきました。
なかなかコアな国々ですが、それだけに面白かったです。
振り返ると、まだまだ観光地化されていないシリアが特に興味深かったかも。
治安は思ったよりずっとよかったです。
たぶん欧米の大都市よりずっと安全。夜間出歩くのも心配なさそう。
それでも女性の一人歩きは、イスラム圏ですし、避けた方が無難かと。
シリア、アメリカと仲悪いので先行きが心配です…。テロ指定国家でしたっけ?
独裁国家とも聞いてたし、確かに、街のあちこちで大統領の写真見かけたりすると、日本の近所のあの国とだぶる…。
とは言うものの、少なくともダマスカスとかいたって平和で豊かそうで、あの国と並べるのはどうかなぁ。
別に皆がちがちのイスラム教徒でもない様子。
ティーシャツにジーンズの女の子もよく歩いています。
シリアのガイドさんによると、イスラム教徒にも幾つかタイプがあるそうです。
自由な服装をしているモダンなタイプ。郊外に住む人や年配の人に多い伝統的なタイプ。イスラムの教えには全て従わなければならないと考える原理主義的なタイプ。そして、貧しさから過激な思想に傾いていくタイプ。
この一番最後のグループが所謂テロリストを産むらしいです。貧困問題を解決しないとテロはなくならないってことですかね。
だとすると、経済制裁で締め付ける一方というのは、手段としてはまずいのかも…。
そんなこともふと思いました。
せっかく観光資源も鉄鋼資源も豊かな国なのにもったいない。
この先、シリアがどう変っていくのか不安なような楽しみなような…。
そんなシリアに入国した時、最初の軽いカルチャー・ショックが空港のトイレでした。
和式のように屈むスタイルなんですが、枠も何もない、床に小さな穴が開いているだけ。傍にあるホースで水を流すという…国際空港だよね、ここ?
妙にうけてしまいました。
経済発展したら、どこもかしこも小奇麗になって、こんなびっくりもなくなるかと思うとちょっと寂しいかも。


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