浄土宗の教え(行事)


「春彼岸供養」を厳修(令和7年3月)
ご先祖様のご供養と自身の極楽往生を願って、彼岸供養を厳修した。
法要では、核心部分である『一枚起請文』『摂益文』及び『念仏一会』を
参列者共々に同唱した。また、『念仏一会』では、全員で木魚を打ち、
本堂内に力強い木魚の音とお念仏の声が高らかに響いた。
彼岸期間を通じた延参列者数は、25家、35名であった。

「住職の法話」
お彼岸は、ご先祖様のご供養と自身の極楽往生を願うのに最適の時節であり
また日本では、お墓参りをする習慣が根付いています。
そんなことから、皆様の後ろに貼ってある「お彼岸のポスター」には
 「胸の内 聞いてもらいに 墓参り」という俳句が書かれております。
 これは大変良い句で、プレバトでおなじみの「夏井いつき先生」の言う
、正に「才能あり」の句だと思います。
そこで、他に墓参を詠んだ俳句にどんなものがあるかと調べてみると
 「良き話 悪き話を 持ち墓参」
 「手を合せ 愚痴二つ三つ 墓参かな」
 「墓参りして 犬のこと猫のこと」
 等がありました
 このように、お墓は「自分の正直な気持ちを打ち分け、すっきりした心
を取り戻す絶好の場所となってぃるとも言える分けです。どうぞ皆様も
墓参の際には、ご先祖様に遠慮なく内わけ話をしてください。

 ところで、皆様の中にも俳句に興味をお持ちの方がいると思います。
俳句の仕組みは簡単で、五・七・五の十七文字で構成され、その中に必ず
季語を入れることです。
 ポスターの俳句の場合、季語は「墓参り」です。ところが「墓参り」は
俳句では秋の季語として位置付けられているのです。したがって、専門的に
見ると、満開の桜の中に、この句は合わないね、と批評されるかも知れません。
 でも、私は、墓参は春・秋とも行われるので、ポスターとしては、これで
良いのではないかと思っています。

 

  


「年頭念仏会(修正会)」を厳修(令和7年1月2日)
新年を迎えて、心新たにお念仏を唱える「年頭念仏会」を厳修した。
法要では、初めに住職から「当山では、毎年1月2日に年頭念仏会を厳修して
いるが、一般にはお正月に修するため「修正会(しゅしょうえ)」と呼ばれて
いるものです。
この法要の目的は「皆様自身の極楽往生とご先祖様の菩提増進を願う他、新し
い年の平穏無事、即ち大きな災害が起らないことや戦争が早く治まること等も
合わせてご本尊の阿弥陀如来にお願いするものです。
このため、“修正会表白”や“別回向”において、その旨ご本尊にお願いしますの
で、良く聞いていてください。
「皆様には、本堂が木魚の音とお念仏の声であふれるように大きな声でお念仏
を唱えていただくことをお願いします」との挨拶があり始まった。

 参列された檀家様からは「大変清々しい気分になった。今年は心新たにお念
仏に励めそうだ。「等、うれしい感想も聞くことができた。