寺院案内

宗派  浄土宗(法然上人が1175年に開宗)

開山  載譽盛運上人(1615年)

本尊  阿弥陀如来座像

現住職 伊藤俊雄(第20世)

宗旨  「阿弥陀仏の平等のお慈悲を信じ、「南無阿弥陀仏」とみ名を称えて、 人格を高め、社会のためにつくし、明るい安らかな毎日を送り、お浄土に生まれることを願う信仰です。」
    

 上記のように、浄土宗では、阿弥陀仏の本願である「お念仏」を称え、極楽浄土に往することを願うとともに、この世における人生を、より良く生きることを目ざしております。
 宗旨における「人格を高め、社会のために・・・」については、若干の説明をするようです。
 勿論、お念仏は、単に口で称えさえすれば良いというものではなく、その前提として、自分の悪さ・至らなさを見つめる(凡夫の自覚)とともに、み仏のお慈悲を信ずる心を備え持つことが求められます。こうした心でお念仏を称えることによって、ご先祖様への恩義、周り人々への感謝の心が自ずと生まれて来るのです。
 更に、仏教徒には「戒」があり、在家の信者は「五戒」を守ることが望まれ、浄土宗の僧侶は「円頓戒(えんどんかい)」を授戒します。また、大乗仏教(浄土宗もその一つ)では、他人のために尽くす利他行が特に重んじられております。
 こうした考えに立って、「宗旨は定められているのです。

施設紹介

ご本尊


 

本尊は、定印を結んだ「阿弥陀如来座像」で、脇侍として、ご本尊の左に「観音菩薩(慈悲を表す)」
右に「勢至菩薩(智恵を表す)」を安置する阿弥陀三尊像です。
なお、阿弥陀如来の定印は上品上生の極楽往生を意味します。


お位牌堂

 

阿弥陀三尊像です。ご本尊と異なるのは、阿弥陀如来が立像で来迎印を結んでいることです。
来迎印は阿弥陀如来が死者の霊を迎えに来たことを意味するもので脇侍の観音菩薩及び勢至菩薩は動
きを示す立ち膝をしております。


書院

 

法事で来られた檀家様にお茶を飲んで頂く等の際に使用する書院には、来迎印を結んだ「阿弥陀如来像」と当寺中興の師、光襲上人がインドから招来した「釈迦如来像」が安置されています。

また、その隣側には法然上人の「一枚起請文」と「六字名号」の軸が掛けられています。


聖徳太子尊像

 

 

聖徳太子は仏教興隆の祖であり、仏教思想で国を治めるため『十七条憲法』を制定しました。
その第二条には「篤く三宝を敬え、三宝とは仏と法と僧なり」と定められています。
また、法隆寺・四天王寺等、幾多の寺院を建設したことから、大工・左官・鍛冶屋などの職人から篤い信仰を
あつめました。
当寺の聖徳太子像は、彩色を施され古式豊かな像で地域の人々の信仰を集めました。現在でも金谷建築組合の
皆様が毎年太子講を実施していただいております。