従来私たちは、できるだけ多くのお金を貯めたい、そのためには今まで気づかなかった無駄を家計簿で見つけ、その無駄をなくせば使えるお金が増える、と考えてきました。私のように収入が伸び悩む人にとっては、どうやってその支出を減らすのかが深刻な問題となります。
だから家計簿さえキッチリつけることができれば、誰でも簡単に無駄を見つけることができ、お金も貯まっていくだろうと期待してつけ始めるわけですが、結局それが夢と化してしまいます。
最初のうちは領収書を集め、財布の小銭も1円単位で数え、毎晩残高が合うかどうかのチェックをします。三日もたたないうちに続かなくなり、家計簿のせいにして別の家計簿を探し始めるのです。適当なのを探し出すと今度は少し長く続きますが、家計簿に残るのは“結果”だけが記載され、まさに過去の記録帳でしかなくなります。結局、家計簿は付けずに「普段から気を使えばいいや」という考えに変わり、しばらくしてまた家計のやりくりを考え出すという、まさに負のスパイラルとなっているのではないでしょうか?
そんな時に私が思ったのは、
@ 家庭は企業じゃない、“どんぶり勘定”であってもいいじゃないか
A 家計簿は簿記じゃない、他人に見せるためではなく、自分のためにつけるんだ
B 私はプロじゃない、難しいことなどわからないけど家計が何とか行けばいいじゃないか
と。そして何のために家計簿をつけるのかを見直し、どうやれば手を抜けるかを考えた結果、いくつか準備が必要なことが分かり、今に至っています。
ここはちょっと重要です。家計簿をどうやれば“どんぶり勘定”にできるのか、その核となる部分についてご紹介します。だいぶ「コロンブスの卵」的な内容ですが、この27年間、毎日つけずに家計簿を継続してきたという大いなる「手抜きの実績」があります。詳細はダウンロード販売中の本、俺の家計簿「どんぶり勘定」をご覧いただけるようお願いいたします。
1. どんぶり勘定”には、どんぶり(丼)が必要
2. 引き出した現金は××××。
3. ひと月を××××。
4. 金融機関の整理とネットバンキングの活用