Eisenach, Germany  (April, 2016)

 Bosch巡礼の翌日、AmsterdamからFrankfurtに空路で入りました。この区間はLHが運行していますが、LCC扱いなのかbaggageを預けるのに30EUを請求されました。上はAMS-FRAのGPS logで、水平飛行をしている時間がごく短いのがわかります。
 Frankfurt空港の地下駅は近距離と遠距離が別なので、間違えないように移動。下調べしていたICEの時刻表から急げば待ち時間ほぼzeroで乗り継げるとわかっていたため、周囲の風景も眼に入らない状態で遠距離列車の駅に到着。係の人に"ICEでEisenachに行きたい"と告げると、案の定"10分後に発車するのがある。Credit cardだと認証に時間が掛かるが、cashで払えるか?"と言われました。幸い手持ちがあったので、即決。急いで一つ下の発着階に移動して指定された車両を目指します。少し迷った末に席を見つけ、順調すぎて怖いくらいだと一息つきました。ここからは頭をJ. S. Bach巡礼に切り換えます。
 乗り継ぎが順調すぎて昼食の時間がありませんが、幸いICEのfirst classは食堂車から出前が取れます。さらに大きな一息。列車内を飛び交っているWiFiの電波をつかまえて、まだ起きている日本に連絡。ついでにEisenachの天気予報を調べますが、芳しくありません。
1. 初日の市内散歩 (Bach巡礼は別のpageに掲載しました)
 2時間足らずの乗車で、定刻にEisenachに到着しようとしています。  ICEを降りたとたんに打ちのめされました。
こんな駅名標は初めてです。あわててcameraを取り出して撮影。
 ここが中央駅。降りてみたらいい天気だったのでhotelまで歩くことにしました。石畳で多少の上り坂もありますが、motivationが上がっているのでつらくありませんでした。10分あまりでcheck-in。  雨なら観光案内所に行くだけにして後は休養と考えていたのに、こんな青空では部屋にいるのはもったいないと休憩を短縮して出かけます。これは途中で見かけたLuther haus。その後も何度か前を通りましたが、結局中には入りませんでした。
 観光案内所はMarkt広場にあり、その脇にはBachゆかりのGeorgenkircheがあります。塔が見えてきました。こんなに晴れていると思っていなくて、またPL filterを持たずに出てしまいました。  Markt広場に到着。個性ある建物が並んでいます。教会は左側に外れたところ。タイトルの大きな写真が教会で、詳細は巡礼のpageにて。
 Predigerkirhe(教会)と博物館を兼ねた建物。一階の中央部に観光案内所が入っています。
 72時間有効で博物館や乗り物が無料というclassic cardがここで買えるとの事前情報を持っていましたが、廃止されたとのこと。代わりに提示されたのがThuringer cardというこの州の各都市で共通のcard(3日券は38EU)。私はEisenach以外の街に行かないし、滞在期間も短いので猫に小判です。さらに悪いことにcardの説明書はドイツ語しかありません。いろいろやりとりして、18EUの一日券を買ってbusに乗るときは別途料金を支払う案に落ち着きました。
明日の朝から使うことにすればいいのです。
 土曜日の午後も遅い時間に入り、すでに店がほとんど開いていません。特に買い物もないので、街の大きさの感触をつかんでおこうと少し散歩しました。 思ったよりcompactな街ですが、上の地図のように道路が結構入り組んでいて、目的地と歩く方向が必ずしも一致しません。

 ここは駅からhotelに向かうときにも通過したKarlsplatzで、Lutherの大きな像が立っています。

買ったのはこのcard。裏面に24hと書いてあり、一日券であることがわかります。説明文はドイツ語しかなくて、ちょっと驚きました。
滞在中の実感として、英語の通じることの少ない街でした。
 右に見える黒い塔は市庁舎です。右奥から一番の繁華街Karlstr.が伸びています。  駅につながる道路は教会と城壁が一体化したNikolaikircheを抜けます。あいにく塔は工事中。
 天候見合いで明日の後半か明後日の移動前にWartburg城に行こうと考えていました。
 L-10系統Busの始発は中央駅ですが、Hotelに近いのはErnst Abbe Gymnasium停留所です。念のため時刻表の下見に来
ました。
 なにやら学校のような建物だなあと思ってまずは撮影。後で調べたら、アッベ数で知られるAbbeさんでした。道理で数式が書いてあります。語学と自然科学を対象にした学校だそうです。

 翌日、城からの帰りに気づいたのですが、この停留所は城に向かう方向しか設けられていないようです。駅に向かうbusでは一つ手前のWandelhalleの次はKarlsplatzと停留所が表示されました。実際歩いてみても、道路の反対側には標識がないままWandelhalle停留所にたどり着きました。今日の散歩はここまで。
 Hotelで夕食。ドイツ語のmenuを何とか解読して飢え死にを免れるという出張の経験が活用できました。"おばあちゃんのレシピで作ったRouladen"と書いてあったのは、肉の塊ではなく薄い肉を巻きつけた料理でした。  hotelの部屋で見た懐かしい会社のlogo
(下のT社のはTV)
2. 翌日
この街で一番小さい家。なぜか、この街の訪問者は皆さんここを撮影されているようです。
住所はJohannisplatz 9番地。
 上は今回の旅で初めて目にしたSpargelの文字。でも料理の主役はPappadelleというパスタのようで、本来食べたいのは下のようなものです(当日のdinner)。この時期に旅をする楽しみはこれ!
こんな古いものを売っている店も。 Eisenacherという地beerの醸造所です。
Wartburg城を出てRomantik hotelでの軽めの昼食。ご当地のチューリンゲンソーセージです。  DinnerのbeerはEisenacher。
3. Wartburg
 Neuschwanstein城のmodelになったというお城。そうでなかったら行こうと思わなかったかも知れません。

 左はL-10のbusに乗るべく中央駅に来たところ。あと2分でbusが出ます。
 案内所では片道1.5EUと聞いていましたが、乗ってみたら1.7EUでした。

 途中、キャンプ場か何かに寄り道して、20
分足らずで城の麓に到着。あとは自力で階段と坂道を登ることに。
段差のある石垣。木々の緑がやさしく感じられます。  建物が見えてきて、そろそろ最後の登りです。
城より一段下がったところにあるhotel  Hotelの入り口を見下ろしています。帰りは、ここで昼食にしました。
EisenachからBudapestまでの国際マウンテントレイルだそうです。山道を歩いて2,690km!
 城の入り口にあった古風なpost
 
 城内はguideつきのtour形式で見学しますが、基本はドイツ語。英語は午後のどこかに一度あるだけだそう。Thuer. cardと表示があり、上記のcardを見せて入ったのがわかります。12:40はtourの開始時刻。長い行列を想定していたのに0分ほどで入れました。  城内は撮影可。と言っても、光が足りないので画質は期待できません。Guideの説明はHungaryから嫁いできた聖女エリザベートの話をしているらしいなど、断片的にわかるだけ。
Tourの最後は大広間。確かにNeuschwanstein城の部屋を彷彿させます。  壁面も豪華。
照明がともり、タンホイザーを聞かされて、この先は自由見学に。  断線している球を発見。
 Lutherが新約聖書をドイツ語に訳した部屋。机の右の切り株に見えるものは鯨の脊椎だとか。  机の右端上方に悪魔が現れたときにLutherが壁にインク壷を投げつけて撃退した際の染み。


 左は跳ね橋の昇降機構。

 上の写真の右下が跳ね橋のある場所です。

 帰りのL-10 busは毎時25分発。中途半端に時間があるので、hotelで遅めの昼食をすませることにしました。
Eisenachの街を見下ろしていますが、視界はよくありません。  三日目、Leipzigに移動すべく中央駅に来ました。Platformの先頭部分からは城が見えます。
二日目の軌跡です。

城に向かうbusが南に大きく寄り道した先は
Parkplatz Marientalというところでした。
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