Leipzig, Germany  (April, 2016)

 旅の終点です。Eisenachのhotelは11時までにcheck-outせねばならず、当初予定より早いICEでLeipzigに移動しました。指定席を取ったら、二日前と全く同じ席が割り当てられました。

 左はLonely planetのsiteから借用した街の地図です。主要なspotsが要領よく表示されているので、今回の旅に関連する箇所を追記しました。
1. 初日
 月曜日なので、大半の施設は休みです。旅の予定を組むときに当然理解していましたが、早めに移動してしまったので、多少時間をもてあまします。まずは、観光案内所でLeipzig cardを購入。一日券は朝9時から翌朝4時まで有効です。裏には英語の説明文もあって理解が進みます。




 事前に署名と使う日付の記入が必要。乗り物で使うときは、最初の乗車の際に矢印の所にstampを押す必要があります。この操作を正式に何というのか知りませんが、勝手にvalidateだと考えています。その後、複数の街で"validate"という表記を見かけ、理解が正しかったことが確認できました。

観光案内所からMarkt広場に出ました。距離感をつかもうと散歩していたら、トーマス教会にたどり着いてしまいました。思ったより近かった! Markt広場の前の旧市庁舎。博物館になっていますが、結局入りませんでした。
喉の渇く看板に遭遇。 かくして、cafeで遅めの昼食。Flammkuchenです。
オペラ座を正面から。左右に無骨な通気口(?)の円筒があり、邪魔になります。 Leipzig大学。周辺の建物も全部そう。
中央がKroch-Haus。11階建てで当時は高層建築と言われたそうです。  泊まったhotel。壁画が派手です。
天窓のある部屋で西日が強烈でした。 Op ampのような部屋。冷蔵庫も湯沸かしもあって、この旅で最も居心地のいいhotelでした。
Room keyを入れないと部屋の照明が点きません。
用ずみのEisenach cardで
代用中。
 この日のdinner
食事をした店のすぐ脇に、Bachの時代はcoffee houseだった建物がありました。 初日のGPS logです。一番北の中央駅が起点で、hotelに寄ってから街中を歩きました。
2. 二日目
 翌朝、少し早めに出てきたので、造形美術館の開館時刻まで散歩。Markt広場の朝市です。
左はMarkt広場から少し脇道に逸れて、ゲーテ像。背景はAlte Handelsbörse(旧取引所) 背中。
最初の目的地、Museum der bildenden Künste(造形美術館)  こちらが入り口。常設展に限って写真撮影は可、ただし2.5EUを払えと言われました。
この街とゆかりのMax KlingerのBeethoven。1988年の上野には来ていなかったので初対面です。開館直後に入ったおかげで、ほぼ貸し切り状態で撮影できます。勢い余って背中まで撮影。

 ここに来たかったのは、ベクリーンの"死の島"があるから。
同じテーマの作品は5枚描かれていて、Basel(現地で観たのは1987年、以下同じ)、New York(1981), Berlin(2002)と巡りここに(一枚はWWII中に焼失)。やっと完結です。
 この作品だけが白装束の人物が門に向かってお辞儀しています(他は全て直立)。

 写り込みを回避するために少し斜めから写した写真をpage titleの下に置きました。
 
 続いてはフリードリヒ。
Die Lebensstufen(The stages of life)と冬の墓場など。
 地下の特別展は、街のあちこちの写真を過去と現在を対比させて並べたものなど。復興の記録かも知れませんが、街自体になじみがないので、あまり感動しませんでした。
 ここからトーマス教会に移動して J. S. Bach巡礼を開始。内容は、別のpageにまとめます。
教会周辺の散策を終えたら小雨が降ってきました。うっかり傘をhotelに残していたため、ひとまず撤収。
ちょうど中央駅行きのbusが来たので、Leipzig cardをvalidateして乗り込みました。駅構内で昼食をすませてhotelで小
休止。
 午後の散歩。TramのJohannisplatzからiPhoneに誘導してもらい、Schumann hausに向かって歩いています。Tramの軌道にも花が咲いて、のどかです。  看板を発見。周囲には子供を連れた母親の団体がいて、非常に賑やかです。
 この建物のはずですが、入り口に何の表示もありません。どうしたものか、しばらく考え込みました。  思い切ってドアを開けてみたら、壁に標識がありました。二階のようです。屋内も子供達の声が響いていました。
保育所(?)の一角が展示室になっているような形態でした。Claraに関する展示物が目につきます。[帰国後の調査で、展示室以外の部屋は私立の小学校であることが判明しました。]  ガラスの反射がありますが、Claraの胸像。受付の女性と、"どこから来た?"、"日本から、でもパンフレットは英語のでいいです"などとたどたどしくやりとりしたからでしょうか、見学中に展示物の説明文(全部ドイツ語)を英訳した冊子を持ってきてくれました。
PianoにはClaraの父親の名前が入っていました。特注品でしょうか?  記帳をすませ、受付の女性に"またね"と挨拶して退出。一階に下りる階段です。
 元来た道を歩いていたら、標識を発見。でも、矢印の先は全く違う通りを指しています。  Museen im Grassiに到着。ここにある楽器博物館を目指します。
初めて見る楽器がたくさんありました。Glasharmonikaも、その一つ
 
録音機材の展示。年代物です。 世界で最初に建てられたSchumannの像はMoritzbasteiの裏にあるとのことで、やってきました。16世紀にできた堡塁の残骸だそうです。
 確かに像はありますが、周囲はゴミが散らかっていて、後ろの壁には落書き。あまり大事にされている感じはしません。あれこれアングルを工夫したのがタイトルの写真です。  Hotelにもどってくつろいでいたら、突然土産を買い忘れていたことに気づきました。あわててトーマス教会の向かいにあるCafe Kandlerまで戻り、Bach銀貨を購入。
Coffee豆が丸ごと一つ入っているので、歯を傷めないよう注意が必要です。
外に出たついでにWeinstockという店で夕食。
2日目のGPS logです。一番東がSchumann haus、トーマス教会周辺は建物の影響を受けて、かなり軌跡が乱れています。
3. 最終日
帰国便に乗る日。発着便数でわかるようにLeipzig空港はcompactです。
 上の機体は帰国後の調査でイリューシン18と判明。道理で、見覚えのない飛行機でした。
LEJ-MUC間の搭乗機CRJ-900。
下は、その軌跡です。
 市内の歩道でしばしば見かけた波形。何でしょう?
2019年12月追記: Leipziger Notenspur(音色の足跡)
を辿る際の道しるべだそうです。
MUC着陸後、事件が起きました。MUC-HND間のboarding passをiPhoneで受信していたのに、mailが消失。再度受信しようとしてもserverにもありません。LHのcounterで非常事態を訴えたら、"よくある事故です"とあっさり紙のpassをくれました。45にG管はないのですが、出発前から確保していた座席です。

 右は機内のdisplay。地形と機体が表示されて、臨場感があります。
 Leipzigは思ったより小さな街でした。戦災で大半の建物が再建されたせいか、Eisenachに比べて落ち着きのない街だと感じました。空港に向かうtaxiが中央駅の裏側に回り込んですぐ、壊れかけた集合住宅が並んでいる光景に出くわしました。まだまだ旧東が残っているようです。
 繁華街のほぼ全ての街角には物乞いが立ち、歩きながらタバコを吸う人が多いのはPragueに似ていると感じました。散歩するなら、Eisenachがお勧めです。
Appendix: DusseldorfのSchumann haus (2006年7月に撮影)
15, Bilker Strasseにある三階建てのアパート Robertが音楽監督をしていたLambertus教会
当時は公開されていませんでした。2018年に博物館に改装すると発表されています。
上の階には音楽家夫妻が住んでいるそうです。
RobertがRhine川に飛び込んだOberkasseler Brückeを対岸から眺めています。[2005年8月に撮影]
もちろん、当時こんな立派な橋があったわけではなく、"船を連結した橋"と書かれた資料を見たことがあります。
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