|
|
どちらの城も内部を見るときは、その城に常駐するガイドにくっついて歩くことしか許されていないので、小学生に戻った気分になります。それぞれのガイドは、さすがにそれで生計を立てているからか、わかりやすい英語で説明してくれました。
リンダホフ城の方が王の偏狂性がよく見て取れますが、ものにこだわるたちの人は、危うく王に共感してしまいそうになったりもするようでした。ここはまだ季節的に早すぎて雪が残っているので、城の正面にある庭(上の右側の写真)は見学できませんでした。
|
|
|
城内は撮影禁止。 凝りに凝った造作を目に焼き付けるしかありません。
城の周囲はまだしっかり雪が残っていて、これからさらに山奥に向かうのが少し不安に思われるほどでした。 |
|
|
ノイシュヴァンシュタイン城は、麓のホーエンシュヴァンガウという村(?)まで大型のバスで乗りつけ、そこからは山道を歩いて登るか馬車に乗るか、ミニバスに乗り継いで途中から歩くかの選択肢を与えられます(4時間ほどあるので、城の見物と昼食をすませるには十分です)。
我々は迷わずミニバスにしたのですが、乗り場を探すのにちょっとだけ迷ってしまいました。Lislというホテルの庭から、そこのホテルが運行しているミニバス(日本流にはマイクロバス)が出ているのでしたが、このガイドが案内してくれたホテルとは競合関係にあるせいか、あまり詳細な説明をしてくれなかったのです。しかたがないので、ちょっと坂を下ったところにある地元の観光案内所に聞きに行って道がわかりました。
左の写真はバス乗り場から見上げた城。
下は途中で見かけた案内図。ごく単純な表現です。
|
このバスも城に横づけとは行かず、右に坂を登ればマリエン橋(この橋の原型は城の工事中から存在し、ルートヴィヒ2世もここから工事の進捗を眺めたと言われている)に、左に登れば城に通じるという微妙なところで降ろしてくれます。 表題の写真はマリエン橋からの撮影。
まあ、のんびり歩いても15分ほどで城の入り口には到達できるようでした(我々は途中で持参の昼食にいそしんだりしていたので、寄り道しない所要時間は不明)。馬車で登る人も多かったのですが、歩いた人と大差ない時間がかかったようでした。 |
城の外観や内部は、各所で目にする写真の通りでした。
まあ実物を見たという程度の値打ちはあったでしょう。王が好きだったというRoyal blueが多用されていましたが、私が愛用しているMontblancのインクの名前もここから来たのではないかと、余計なことを考えたりしました。
右の写真は城から見たマリエン橋です。
時代を感じることに、売店で城を扱ったCD-ROMを見つけました。59DMは高いかなと思いつつ、そこは物好きですから、しっかり買って帰りました。英独仏日(!)の解説入りというのがさすがです。帰国後確認したところでは、日本語のアナウンスは素人のお嬢さんに頼んだらしく、かなり落ち着かない出来映えになっていました。 |
|
|
上の二枚は城を出てから周辺を撮影したもの。 右はマリエン橋を別の窓から撮ったものです。 |
|
下りはバスや馬車に頼らずに歩いた方が早いとガイドに言われたので、その通りにしたのですが、坂道の脇には花が咲き始めていたりして、ゆっくり歩く口実になりました。
それでも景色に見とれるだけでなく、足許もよく見ている必要がありました。馬車は、古典的な産業(?)廃棄物を投棄して行きますから。
他に眺めるべきは、Schloss Hohenschwangauです。王が若い頃滞在していた城で、Wagnerと初めて会った場所でもあります。
自由時間をfullに活用すれば、この城の見学も可能と聞いていましたが、再び山を登る気にもなれず、上と下から眺めるだけで終わりました。下の二枚がそれです。 |
|
|
|
|
帰りのバスが待っている集合場所に来ました。上がSchloss Hohenschwangauを見上げたところ。
右の二枚は後にしてきた城を振り返ったところです。 |
|