軍事パレードの恒例化を許すな! 10月20日、買い物客でにぎわう佐世保市のアーケード街で陸上自衛隊相浦駐屯地に配備されている対テロ特殊部隊(西部方面普通科連隊)の隊員約180名が武装軍事パレードを行ないました。胸には長さ1メートルもある小銃を抱え、腰には機関拳銃を携え、実弾の装填はないものの陸自の「正装」で、松浦公園から四ケ町アーケード入り口までの約1キロを、海上自衛隊の音楽隊約30名に先導されて行進しました。 佐世保原水協と平和委員会は「小銃や機関銃など人殺しの武器をもって、市民の憩いの場でもあるアーケード内を行進することを黙って見過ごしてはいけません。こうした武装行進を許していけば、かつて来た道・戦争への道につながっていくのではないでしょうか」「戦争でテロは決して解決しなません」「佐世保をアメリカの行う戦争の出撃拠点にするな」「自衛隊員を戦争で死なせてはいけない。また自衛隊員に人を殺させてはならない」などと訴え、ビラを配布しました。 02年の部隊発足時の最初のパレードは、市制100周年の関連事業として行われました。このときは佐世保市から「過激すぎる」との批判を受けて、当初予定していた武器は携行せずに迷彩服のままアーケード街を行進しました。03年は「自衛隊の普通の姿を見てもらいたい」と、佐世保では初めて武器を携行してのパレード。時間はわずか10分間でしたが国道の一部を通行止めにして行いました。04年は「9.11」にあわせ、同じ国道で行ない、海上自衛隊の音楽隊を先導させました。05年には駐屯地創立50周年行事として、再びアーケードで、しかも市民への配慮もかなぐり捨てて完全武装で行なったのです。(06年は台風接近で災害出動に備えるためとして中止)エスカレートする軍事パレード、恒例行事にさせてはなりません。 [関連記事] |
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