米海兵隊基地で陸自が2回目の実動訓練

 陸上自衛隊は米国キャンプ・ペンドルトンやコロナド海軍基地などで、米海兵隊から手ほどきをうける実動訓練を開始しました。期間は1月22日から2月14日まで。この訓練は、「多様な事態に即応するため効果的な訓練施設等を有する米国に部隊を派遣して、経験豊富な米軍からノウハウを吸収し、戦術・戦闘能力の向上を図る」というもので、昨年1月に続いて2回目となります。

 テレビ報道では、隊員の乗ったヘリがアクシデントで海上に墜落ちた想定でそこから脱出する訓練の模様を写し、「日本にはない施設なので、充実したトレーニングができています」という参加した陸自隊員の声を紹介していました。

 参加部隊は第12普通科連隊(鹿児島県国分駐屯地)と西部方面普通科連隊の一部の計179名。米海兵隊約90名とともに、水上生存術、ボート操舵、水泳斥候など、島嶼部に対する侵略への対応及びゲリラや特殊部隊による攻撃への対応を演練するといいます。

 昨年の1回目の派米訓練には佐世保の西部方面普通科連隊が参加して、米海兵隊から同様の強襲上陸の手ほどきを受けています。西部方面普通科連隊は02年に創設された離島防衛を名目とする有事即応部隊で過酷な生存自活(サバイバル)訓練を行っています。また第12普通科も昨年5月に鹿児島県瀬戸内町の無人島で生存自活訓練を行いました。

 さらに両部隊の隊員約150名が昨年11月に行われた日米共同演習の一環として、中国による尖閣諸島侵攻を想定した対処演習を硫黄島近海で実施しています。まさに陸自が米海兵隊と共に戦えるよう、実戦に向けた手ほどきをうけているわけです。