原子力空母の準母港化を許すな! 最新鋭の米原子力空母ロナルド・レーガンが2月24日〜28日まで佐世保に寄港することになりました。あわせて空母攻撃群の随伴艦も九州各地に分散寄港するとみられます。今回の寄港目的は「親善と乗組員の休養」といいます。 米軍は横須賀に次いで2隻目の空母の母港をハワイかグアムに設け、西太平洋に空母2隻を常時展開する戦略を打ち立てています。その際に「西太平洋で乗員が1、2週間程度休息できる基地」、いわば「準母港」として佐世保基地を利用する計画が浮上しています。 これまで佐世保への空母寄港は2年に一度程度でしたが、昨年5月に原子力空母エイブラハム・リンカーンが、同11月にもキティホークが寄港し、そして今回と、かつてない異常な事態となっています。明らかに準母港化に向けた布石とみるべきでしょう。 レーガンはニミッツ級原子力空母の9番艦で、03年7月に就役したばかりの最新鋭の空母です。横須賀基地配備のキティホークは1月から4月まで修理に入っているため、北朝鮮情勢などをにらんだ抑止力維持のために西太平洋に活動を展開すると報道されています。 レーガンは全長約333メートル、満載排水量10万2千トン、乗員約5600名(士官・兵員3200名、航空要員2400名)で、航空機約85機を搭載(カタパルト4基)。母港のサンディエゴを1月27日に出港。随伴艦はミサイル巡洋艦レイク・シャンプレーン、ミサイル駆逐艦ラッセル、同ポール・ハミルトンなど。
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