8月23日
羽田空港は雨・・・

青梅からだと、朝8時30分の飛行機に間に合わない可能性があるので、前夜、北区の実家に泊まらせてもらうことにした。早速スクーターで、1日早く出発だ。朝、目覚めたら、怪しい、空模様。羽田空港に着いたら、雨だ。でも、奄美地方は天気がいいらしい。

羽田空港は雨・・・

 数日前、以前お世話になったO山サイクルに電話を入れ、バイクの予約をいれておいた。値段は、5日間借りてくれるなら、1日2500円だという。1日ぐらい車で遠出しようと思っていたので、少し悩んだが、5日間借りることにした。こちらの方が機動力があるからだ。昨年の機種を希望したが、今回はホンダの2サイクルエンジンを持った「Dio」だった。
 いやな予感が当たり、昨年と違って乗り心地は今一つ。バイクをしばらく止めておくと、エンジンがかかりにくくなり、キックで5回ほどやってどうにか動き出す状態だった。ただし、一度動き出すと、快調だ。手入れはいいみたいだ。

空港から名瀬までの風景画

 空港を出発してから、今年も途中何度もバイクを止めて、海にデジカメを向けていたので、なかなか先に進まなかった。しかも途中のコンビニで食事をしたりして・・・
でも、「参ったな」という言葉が自然に出てくるほど、目の前の風景に見とれてしまった。

海との対面1日目

今回、どこで最初泳ごうかと悩んだが、大和村にある「国直海岸」にした。シャワーの設備がしっかりしているし、水もきれいで景色も申し分ないからだ。途中、眼下にすてきなサンゴの海を見ながらツーリングできるという楽しみもある。大浜海岸は、夕刻までとっておこうと思った。

国直海岸に来ると、空の色の青さに驚かされた。空って、こんなに青くなれるんだと思った。1昨年は、地元の子供たちの遠足でにぎあっていたが、誰もいなかった。左奥の岩の上で釣りをしている人がいたが、泳いでいる人はいなかった。海水温は、かなり高く暖かい。15分ほど泳いでいたが、ほとんど生き物と出会えず、飽きてしまったので、あがってしまった。シャワーを浴び、濡れた水着のままバイクにまたがった。座席がかなり熱くなっていたが、濡れた水着は、心地よかった。さらに南下した。気に入っている戸円のあたりまでいくことにした。東シナ海は、本当に美しいと思った。

戸円小中学校の横を通ったら、前よりも落石がすごく、バイクでの進入は難しかった。仕方ないので、安全なところにバイクを止め、最小限の荷物を持って、いつ崩れるかわからない岩のトンネルを通った。2年前の珊瑚礁が忘れられなかったが、今年も海の引きが強く、すぐに岸の方に流されてしまった。それでも、何種類の魚たちと遭遇することができた。チョウチョウウオの仲間が何種類かいた。不思議なことに、いつも2匹ペアになって寄り添っていた。

海との対面1日目

奄美大島に来て、ふと心を止めてしまうところに、巨大シダがある。かつて恐竜が地球の主人公だった頃、草食竜はこのシダを食べていたのだろう。見ていると、いろいろな古代へのあこがれが頭の中を去来する。

夕日に海がよく似合う。午後6時を過ぎると、この大浜に多くの人が集まって来た。自然の醸し出す不思議な光景を、追い求めてくるのだ。カメラを片手に、みんな太陽の沈む方向を見つめていた。太陽のかすかな動きと共に、空の色が微妙に変化してくる。最初に寒色が現れ、その後水平線のあたりに暖色が交わってくる。岩陰や植物、人の姿にシルエットが現れてくる。デジカメや携帯電話を手に、みんな同じ方向を見つめ、同じ仕草をしている。

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