朝起きた時が一番疲れていて、夜になると体調が良くなる。
いつもくいしばったり、睡眠中歯ぎしりをしているそうです。 お口の中は多少歯が減っている様子はありましたが、そんな強い症状が出るようには見えませんでした。
アゴを横にズラした時に奥歯に変な当たりがあると、その当たりを取り除こうと寝ている間に一生懸命歯を擦り合せます。 これが睡眠中の歯ぎしりです。寝ている時は普段の3倍以上の力でギリギリ歯を擦っているという報告があります。 奥歯などは200キロを超す力がかかっている事になるのです。 一晩中そんな力を出していたら、こめかみ周囲の筋肉だけでなく、首や上腕、背中の筋肉も緊張しっぱなしで、起床時に大きな疲労感に襲われる事になるのです。
こんな睡眠障害も引き起こす歯ぎしりはマウスピースを使用する事により解消出来ます。
当院では、マウスピースを入れた時に理想の噛み合わせになるように、特殊な咬合器(こうごうき)を使って「理想咬合のマウスピース」を作っています。
Kさんは寝る時だけでなく、昼間もマウスピースを入れている方が楽とおっしゃって食事の時以外はずっと装着しているようです。 もちろん朝の疲労感からも解放されました。
かみ合わせに問題を抱えている方が大勢いらっしゃる昨今、朝の疲労感にお悩みでしたら、ご相談ください。