セバスチャン 西川 哲彌
今年も残す所あとわずか。
「もういくつ寝るとお正月」という童謡に唱われているように日一日と大晦日に近づいています。
今月の7日に、岩橋神父様の荷物の引越しがあり、司祭館は一応からっぽになりました。
当初から神父様が気にされていたことで、帰るあてもないのに、いつまでも私物を置いておくことはできないと思っておられたようです。
ひとつの節目となりました。
神父様のものがあっての司祭館でしたし、よくなって帰って来られても大丈夫ですよという気持ちがいつもありました。
引越しのトラックが来て次々と積みこまれてゆくと、何となく神父様が遠くへ行ってしまわれるようでした。
奇跡的に話せるように、食べられるようになり、幸田司教様から「ミサができますね」と言われてその回復に拍手をおくりましたが、上野教会から引越されると又新しい困難に挑戦してゆかねばならないのです。
司祭として、どのように生き、奉仕してゆくかという大きな課題への挑戦です。
神父様のことだから、又まわりの人々に喜びをもたらす勤めをはたしてゆかれることでしょう。
上野教会の信徒、中国センターの信徒は、そういうエネルギュッシュな神父様をいつまでも祈りで応援します。
思えば12月27日月曜日の夜のほんのちょっとした事故でした。
28日の朝発見されて病院に搬送され治療が始まったのです。
あれから丸一年、大変な道のりでした。
神様の御手の中で奇跡の連続でした。
私達は大きなことを学びました。
神様の慈しみの限りなさと、祈りの力です。
神父様ありがとうございます。
これからも応援し続けます。
良いクリスマスをお迎え下さい。