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第6回阿佐ヶ谷バリ舞踊祭「太陽のパルス」

第6回阿佐ヶ谷バリ舞踊祭 太陽のパルス 太陽のパルス 裏面


8月4日(土)開演17:00---1日目---
*タイトルをクリックするとギャラリーになります。☆が付いている出演者には集合写真があります。


1.ググンディンガン・キンタマーニ Gegendingan Kintamani
第6回阿佐ヶ谷バリ舞踊祭のオープニングは、竹のガムラン「リンディック」の演奏による「ググンディンガン・キンタマーニ」。前年と同じグループによる演奏ですが、メンバーも増え、パワフルにバージョンアップしました。バリ島東部に広がるキンタマーニ高原の、青と緑に覆われた大自然を表したメロディが、真夏の熱に包まれた日暮れ前の境内に、さわやかな風を運んできたかのよう。そんななかで第6回阿佐ヶ谷バリ舞踊祭はスタートしました。
■演奏:
ダルマ・カンティ/ 足立真里子 岡部景子 久保田京子 田仲文 新留美哉子 藤田栄子 若林康明 +I Putu Gede Setiawan

2.プスパ・レスティ Puspa Wresti
2曲目の「プスパ・レスティ」は、数ある「歓迎の踊り」のなかでは珍しく、女性と男性によって踊られるのが特徴(といっても今回は皆女性でしたが)。はじめに女性がお供物の花を持ち、神様や踊りを見る人々に歓迎の意味を込めて踊ります。そして途中から槍を持った男性役の踊り手が登場。女性の踊り手と共に安全や幸福を祈って踊り、華やかに場を清めてくれました。
■伊藤真貴子 小倉智子 乙幡貴恵 小原眞巳 片岡国子 村上祐子

3.バリス・グデ Baris Gede
「バリス・グデ」は、勇壮な戦士の舞で、お葬式や寺院のお祭りなどの際に村の男性達によって踊られる、 儀式性の高い奉納舞踊。“神様の足”となる槍を高くかかげ持ち、隊列を組み、掛け声をかけて互いの士気を高め合いながら、力強く踊られます。この日は阿佐ヶ谷バリ舞踊祭の成功と、ご来場の皆様の健康や安全、幸せを祈願して踊っていただきました。
■大西淳 小原妙子 近藤ゆま 内藤愛 萩原香織 林田圭緯子 前田紀子

4.チリナヤ Tari Cilinaya
勇ましい踊りのあとは、可憐な舞いで場面転換。4曲目は「チリナヤ」です。これは稲の精たちの踊り。田園で涼やかな風に吹かれながら、稲の精が遊んだり楽しんでいる様子を表している……という内容通りに軽やかにして優雅。また予測がつかない展開も、いかにも精霊の戯れといった感じでステキでした。
■鈴木珠実 日向未央 安谷絵里 芳野未央

5.プリアタン村のレゴン・ラッサム Legong Lasem dari Peliatan
前半最後は有名曲「レゴン・ラッサム」。今回もウブドのお隣り、プリアタン村のスタイルです。ポピュラーなのはデンパサール(バドゥン)のスタイルですが、阿佐バリではこれまでの6回開催のうち3回この曲をやっていて、それがすべてプリアタンスタイル(笑)。とはいえ踊り手は毎回違うので、このメンバーならではの「味」を十分に楽しむことができました。
■尾崎元子 中嶌直美 東裕子

6.カニャカ・スラ Kanyaka Sura
後半1曲目は「カニャカ・スラ」。古代叙事詩「マハーバーラタ」に登場する女戦士スリカンディを題材にしたもので、近年に新しく創作された踊りです。前半の優しく柔らかい女性的な動きから、次第に力強い戦士へと変化するといった、女踊りと男踊りの2つのキャラクターを踊りわけながら進むストーリーに目を見張りました。
☆■狩野南 小林純子 高比良志乃 長谷川裕子 松田由紀子 若林めぐみ

7.レゴン・スプラバドゥタ Legong Spraba Duta
古典的な「レゴン」が元になっていますが、この曲は比較的近年に創作されたもの。日本舞踊にも造詣が深いNI KETUT ARINI ALIT(ニ・クトゥット・アリニ・アリット)氏が、その動きを取り入れて創作したレゴンで、ヒンドゥー教の叙事詩「マハーバーラタ」を題材にしています。バリ舞踊ならではの美しい形式のなかに、表現力豊かなドラマが展開しました。
■有田純子 市川智子 上田浩子 田中千晶 富沢香寿美

8.ブアルー村のテレック-ジャウック Telek-Jauk dari Bualu
奉納という意味でも阿佐バリには欠かせない「テレック」。第4回でも踊った「ブアルー村のテレック-ジャウック」を、今回はメンバーを増やして踊りました。ブアルー村は、バリ島の南部、観光地で有名なヌサ・ドゥアに以前からあった村のひとつ。プリミティブな踊りですが、そのぶんバリらしい空気を再現できたのではないかと思います。
■飯本留奈・大西淳・尾崎元子・斎藤麻由子・佐味千珠子・鈴木理伊・深崎彩恵子・宮薗あき子(以上テレック研究会)松重貢一郎

9.ジョゲ・ブンブン Joged Bumbung
初日ラストは、竹のガムラン・リンディックの生演奏による「ジョゲ・ブンブン」。踊り子が即興で踊りながら気に入ったお客様を誘って一緒に踊ります。今回はバリに伝わる民話をもとに、「カエル王子」の踊りと曲を創作しました。物語の導入に続き、後半はお出でいただいたお客様と一緒に盛り上がりました。
■Darma Kanti/舞踊:岩田麻里 間部佳代 児玉香織 関谷亮子 林田圭緯子 三浦智江 水口秋 宮島尚子
演奏: 足立真里子・岡部景子・久保田京子・小原孝博・小原眞巳 田仲文・新留美哉子・藤田栄子・若林康明+I Putu Gede Setiawan


8月5日(日)開演17:00---2日目---
*タイトルをクリックするとギャラリーになります。☆が付いている出演者は集合写真があります。


0.ルランバタン Lelambatan
開演に先立ち、ガムラングループ”Terang Bulan”に「ルランバタン」という古典形式にのっとった器楽曲を演奏していただきました。バリ島での寺院の儀式では、こうした器楽曲が儀式の進行にあわせるように延々と演奏されます。阿佐ケ谷神明宮の神門をくぐった皆さんが、なぜか、バリのとある村の祭礼に迷い込んだかのような、そんな不思議な気分を感じていただけたなら……と思い、皆さんがいらっしゃる前から、バリの空気と音を神明宮境内に響かせていたのです。
☆■ガムラングループ”Terang Bulan”(トゥラン・ブーラン)/演奏:櫻田素子 I Putu Gede Setiawan I Ketut Suardana I Nyoman Sudarma Nyoman Sudarsana 足立真里子 伊藤佑里子 大久保牧子 大平美樹 塩川博義 竹内さおり 竹野ゆかり 田中沙織 塚崎美樹 塚原環 塚原尚 鳥居誠 新留美也子 新名真大 錦織照子 根岸久美子 野村純子 Peter Steele 伏木香織 堀川弥生 皆川厚一 安谷絵里 吉川博康 若林康明 渡辺泰子

1.ジャンゲール2007 Janger 2007
2日目最初の演目は「ジャンゲール2007」。「ジャンゲール」とは青年男女が踊りながら歌うバリ流の歌謡ショー。この年6月にバリ島で開催された「バリ芸術祭」に出演して好評を博したグループが、阿佐ヶ谷バリ舞踊祭のために、新たにアレンジしたスタイルでオープニングを飾ってくださいました。言葉遊びの歌詞も声を合わせ、楽しい幕開けとなりました。
☆■バスンダリ☆(ビンタン)/伊崎彩 伊崎圭子 小林純子 野澤ゆか 長谷川亜美 若林めぐみ

2.バリス・トゥンガル Baris Tunggal
バリ舞踊の男踊りでは一番の基本であり、また一番の人気有名曲である「バリス」。若く勇敢な戦士が怖れを感じながらも一歩一歩進む、誇り高い表情とダイナミックな動きが素晴らしいバリ男性舞踊の華を、今年も十分に楽しんでいただきました
■大久保哲

3.レゴン・ジョボグ Legong Jobog
3曲目は「レゴン・ジョボグ」。大切な舞踊のひとつ「レゴン」には、様々なストーリーを持つ踊りがありますが、これは猿の兄弟スバリとスグリォの物語を題材にしたもの。今回はデンパサールスタイルでの踊りになりました。前半の静謐な部分と後半の激しい戦いの部分の対比が見事で、お客様も思わず引き込まれたのではないでしょうか。
■小泉ちづこ 細金久美

4.トペン・ニッコー Topeng Nikko
前半最後の曲は「トペン・ニッコー」。「トペン」は「仮面」を表す言葉ですが、「ニッコー」とはズバリ「日航」。つまり「日本航空」の略語がタイトルになったのでした。なんでも、「ホテルニッコーバリ」のオープニングセレモニーにあわせてつくられた踊りであったため、タイトルも「ニッコー」になったとか。とはいえ、踊りの内容は日本とはまったく関係がなく、バリの男達を表現している踊りです。ユニークで奇想天外な仮面舞踊に、場内は大爆笑!
■荒内琴江 小原妙子 前田紀子 芳野未央

5.ガンブー「チョンドン〜プトリ」 Gambuh Condong〜Putri
後半1曲目は古典舞踊劇ガンブーから抜粋した「チョンドン〜カカンカカン〜プトゥリ」の踊りをごらんいただきました。「ガンブー」とは、13世紀から15世紀のマジャパイト王朝の時代にジャワ島でおこった舞踊劇が、500年ほど前にバリに伝えられたのが起源だと言われています。そして、現在のバリの舞踊と音楽の原型になったもの。今回は抜粋ながら、演劇的な踊りとともに1メートルはあろうという竹の笛の深い音色が阿佐ヶ谷の杜に響きわたりました。
☆■Candra Gita(チャンドラ・ギータ)/舞踊:安嶋圭子 塚原環 中嶌直美 林宏子 東裕子 日向未央 演奏:Nyoman Sudarsana I Putu Gede Setiawan 足立真里子 伊藤祐里子 大久保牧子 田中沙織 塚崎美樹 塚原尚 根岸久美子
野村純子 伏木香織 堀川弥生 安谷絵里 渡辺泰子 ほか

6.ブドゥルー村のチョンドン・レゴン Condong Legong dari Bedulu
続いての曲は「ブドゥルー村のチョンドン・レゴン」。代表的な宮廷舞踊「レゴン・ラッサム」のなかから「チョンドン」の踊リの部分を抜粋しました。このブドゥルー村というのは、かつてバリに住みついたドイツ人の画家、ウォルタ−・シュピースが初めてケチャを創作した村として知られ、かつては芸能の盛んな地域でした。しかし今は後継者がいなくなりつつあるとのこと。そうしたなかで、この村に伝わる、古きよき時代のなごりを残した独特の雰囲気をもったレゴンをお楽しみいただけたのは、とても貴重な体験だったと思います。
■舞踊:猪野尾洋美

7.プリアタン村のレゴン・スマランダナ Legong Semarandana dari Peliatan
次もレゴンの曲「プリアタン村のレゴン・スマランダナ」です。レゴンのなかではダイナミックな展開の曲で、踊り手はより演劇的な表現でお客様を魅了します。プリアタンスタイルならではの、踊り手のひとりが「魔女ランダ」に早変わりするという構成も、お客様のテンションを高めてくれました。
■作曲:I Putu Gede Setiawan ■舞踊:車田れい子 松田由紀子

8.演奏曲 バパン・スリシール Tabuh Bapang Slisir
9.タルナ・ジャヤ Terna Jaya
この曲から生演奏のガムラン・ゴン・クビャールが入りました。まずは演奏曲「バパン・スリシール」。続いて勇者の踊り「タルナ・ジャヤ」です。「タルナ・ジャヤ」は、バリ島北部で生まれた激しく力強いゴン・クビャールの代表的な踊り。血気盛んな若者の様子が描写されています。そのダイナミックな踊りと演奏に、思わずそこかしこから歓声が上がったほどでした。
■ガムラングループ”Terang Bulan”(トゥラン・ブーラン)/舞踊:山室祥子 演奏:櫻田素子 I Putu Gede Setiawan I Ketut Suardana I Nyoman Sudarma Nyoman Sudarsana 足立真里子 伊藤佑里子 大久保牧子 大平美樹 塩川博義 竹内さおり 竹野ゆかり 田中沙織 塚崎美樹 塚原環 塚原尚 鳥居誠 新留美也子 新名真大 錦織照子 根岸久美子 野村純子 Peter Steele 伏木香織 堀川弥生 皆川厚一 安谷絵里 吉川博康 若林康明 渡辺泰子

10.ルジャン・デワ Rejang Dewa
第6回阿佐ヶ谷バリ舞踊祭、最後の演目は生演奏による「ルジャン・デワ」。この踊りは、本来はバリの寺院の祭礼時に村の女性達によって踊られる奉納舞踊ですが、今回は特別に、出演者・スタッフ、そしてお客様が総出で踊れるフィナーレとなるよう企画した演目です。私(実行委員長)がこのとき流布したコードネームが「100人ルジャン」(笑)。とはいえ本音ではとてもそれは無理だろうとタカをくくっていましたが、実際には100人を超える踊りの列ができました。ありがたいことこのうえありません。そして阿佐ヶ谷バリ舞踊祭は、感謝と祈りを捧げつつ、盛大にして感動的なフィナーレとなりました。
☆■舞踊:狩野南 小林純子 高比良志乃 若林めぐみ ほか 演奏:ガムラングループ"Terang Bulan"


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