le kimono
_ 今年に入って寝坊しまくりの妻子が今日は早起きを果たしたらしいが、リズムを崩して共に朝から昼寝をしている始末。
結:他人事みたいに書いてるわね。
俺:こっちは少なくとも朝の昼寝はしなかったから。
結:そっちじゃなくって早起きのこと。あんたはしなかったみたいじゃない。
俺:みたいじゃなくてしなかったもの。
結:威張るな。
_ 午後から寒風を突いて(と言っても車でだけど)、浦和の《着る物屋》へ。年明けに入ってきた折り込みチラシ掲載のウールアンサンブルを見に。去年見た化繊のアンサンブルと違ってこっちは長襦袢が入っていないらしい。
結:年末にお舅さんの着物を借りてきたんじゃなかった?
俺:借り物だから普段着ってわけにはいかないからな。とりあえず着こなしの練習ってことでそっちを着てみるか。
_ てことで、角帯、紺足袋、腰紐という小物類だけ買って来る。角帯はさすがにデパートものより遙かに安い。
_ 買い物やら車ディーラーの冷やかしやら(Priusの後席、ヘッドクリアランスが事実上ミニマムだとは思わなかったよ)をして帰宅するも、晩御飯の片付けをするまでは着替えられないので我慢。
_ でもって、一通り済ませてから試着。肌襦袢代わりにTシャツを着たままだったので、襟元から覗いてしまったのはいけませんな。
_ 角帯は貝の口で結ぶ。手の取り方がやや長かったので最後に余り気味になったが、それ以外は形になったかな。着丈がやや短くて、足首が微妙に覗く。
_ 羽織の紐が解けていたので、本を見ながら結びなおす。
_ 完了。なかなかいい感じ。うふ。
結:気色悪い声出すのやめて。
俺:でもなんか楽だし結構暖かいし、それに気分も変わるしさ。
結:まあそれなりに様になってるっぽいのは確かだけど。
俺:でがしょ?
結:調子にのらなくていいわよ。
_
痰湯麺担々麺ならぬ担々ごま鍋のたれってのがあったので試してみる。あんまり辛くないのね。味はまあまあ。
_ 前に買ったフルタの『軍艦コレクション』の出来に懲りたからというわけでは全然ないのだが、カバヤ『BIG☆1 GUM』復刻版第2弾のBISMARCKを買ってきて拵える。組み立て説明図の注釈に、1978年当時の製品を忠実に再現しているためパーツの切り取りが分かりにくかったり、組み立て方や遊び方が多少難しいことがあると書いてある。これを、「昔の子供に比べて今の子供は」と受け取るのは邪推が過ぎるか。
le kimono court
_ 2時間に1度ぐらいの割で娘がぐずって垂直に布団を蹴り上げてはぐしゅぐしゅ言う。それでもゴミ出しのために0700h起き。
_ で、早速借り物の和服に着替えてゴミ出し。ご近所さんに会ったが、特に奇異の目で見られたような感はなかった。
_ 0830hにおくさんがへろへろになりつつ娘を預けに来る。たすき掛けをして離乳食作りだのおむつ替えだのをこなす。
結:着物が初めてだっていうのに、よくたすき掛けなんかあっさり出来たわね。
俺:いやぁ、自己流よ自己流。言い換えるとてきとー。
結:ちゃんとやっとかないと、キッチンでの着衣着火とか怖いわよ。
俺:今回はそれよりもむしろおむつに袖や裾が接触する方が恐怖だったけどさ。おしっこなら吸収されるからまだしも……
結:分かったからその先は言わないで。でも思ったよりしっくり来てるみたいじゃない。
俺:ところがだね……
_ 午後、おくさんが掃除をする間乳母車を押して散歩。袂に財布と時計代わりのkaguraを入れて。が、ここで裄の寸不足がひしひしと感じられる。むき出し気味になる手首が寒いのよ。
結:やっぱり借り物じゃサイズが合わないんだ。
俺:だねぇ。足首もちょっとのぞき気味になってたし。
結:ってことは、本格的に着物となると、やっぱり作ってもらわないとだめなのか。
俺:そりゃ一番ぴたっと決まるのは仕立て物だけど。そこまで資金が回らないよ。
結:プレタポルテなら安いのがあるんだっけ。でもそれじゃサイズがまた合わないし。着物って意外と面倒なんだ。
_ そう言えば今日は成人の日だったっけ。街中に振袖姿がちらほら。薄紫のラメっぽい羽織を着ていた、見るからにナニカっぽいあんちゃんもいた。
_ つーことで、帰宅後洋装に着替え。靴下代わりの紺足袋だけは履きっぱなし。
_ 寄せ鍋の後雑炊。昨日の夜、御飯を5合炊いたので余りを活用。でもまだ茶碗1杯分ぐらい残ってる。
_ ここしばらく続いている下瞼の痙攣がなかなか治まらず気持ちが悪い。
le tic
_ なんだ、雪じゃないのか。
_ 行きがけに切手を買おうとしたら、最初の郵便局では自販機が故障中。次のところでは自販機を置いていないと来たもんだ。
_ 豚バラポパイ丼、馬鈴薯の味噌汁。
_ 後輩Tが東急東横線の桜木町駅さよなら記念切符(硬券)をくれた。
sans sujet
_ 何をとち狂ったか、カバヤ『明るいライトン生活』第2弾を2つと、バンダイ『ウイングクラブコレクション』パート2を1つ買う。『ウイングクラブ』は三式戦かFw-190Aが狙いだったのに、よりによってF4Fだった。『ライトン』の方は中が分かるのがよい。寝ている「ねころぶー」とバレリーナの「プリマトンナ」。しごとばの女性陣にうけた。
_ 道ばたにアボカドが1つ落ちていた。風のある昼休み。
_ 鶏肉と卵のこってり煮。『オレンジページ』誌の「男の大好きメニュー」に載っている一品なのだが、むしろおくさんが好きなメニューである。あとブロッコリー。
_
そうそう、もともと和服=晴れ着ではなかったんですから。民族衣装というものが一種特殊なものと見られるようになってしまったのはどういうわけなんだろう。
ちなみにこのサイトなんかは和服への誘惑たっぷりです。
la dépression imprévue
_ また朝からアニメ『マリア様がみてる』を見ていて、ふと思った。お互いboutonの時は名前で呼び合っているのに、薔薇様になったら通り名で呼び合うってのは抵抗無いんだろうか。
実:それって、結婚前と後で呼び方が変わるのと一緒じゃない? 結婚じゃなくって付き合うっていうのでもいいけど。
俺:それってちょっと違うと言うか、逆ですよ。親しい方から形式張った方になってるんですから。
実:あ、そっか。
_ 仕事中に出てどうにもこうにも。
_ 図書館にやっと関啓子『失語症を解く』が戻ってきたので借りてくる。早速3分の1ほど読み進めたが、コミュニケーション論的な方面からも含蓄のある本である。聴力障害者より失語症患者の方がコミュニケーションに困難を来すとは予想外だった。筆談が出来る聴力障害者に対して、失語症患者は意味と音と文字との関係性が解けてしまっているのだから。
_ 豚テキ、玉葱の味噌汁。
sans sujet
_ どうにものりが悪いので朝から《青山ブックセンター》を徘徊。あまり補給になるようなネタは無し。というよりはこっちの側に補給用プローブが立ってないんだよな。
実:また調子悪いんだね。
俺:またというよりは慢性化してますけど。
_ 空を見上げると真っ白に3条の飛行機雲をひいて飛ぶ飛行機が。
_ 帰りの電車が途中で止まる。先行の電車が急病人発生の対応をしているとのこと。間もなく動き出したが、次の駅のホームで心臓マッサージをしている現場を目撃してしまった。
_ 巡回はしてるみたいだけど、日記は再開しないのかな。\
_ 会期中3度目の《京王百貨店》『有名駅弁と(以下略)』にて、ようやく捕獲なった、おくさんリクエストの米沢駅弁『牛肉どまん中』と、釧路の『いわしのほっかぶり』。
_ デザートに《東武ホテル》の出店でたまたま目に付いて買ってきたプリン。本当は甘味は池袋《東武》の『大北海道展』で何かしら仕入れようと思ったのだが、既にほとんど売り切れの状態だった。
sans sujet
_ 予報ではそこそこ積もると言っていたが、埃か何か程度の降りでしかなかった。
_ 鍼の前に《東急ハンズ》をうろつく。財布に入っている文具サービス券を使おうと思ったが、これと言っている物もないし。
_ 素材売場で粘土にちょっと興味を惹かれる。
紗妃:何を作ろうと?
俺:あ? いや、特に何をってわけじゃないんだけど……なんですかその怪しげな目は。
_ タミヤの1/100ミニジェットシリーズをいくつか発見。懐かしい。
_ BMWの特設コーナーがあったので、オートバイのカタログを貰ってくる。
_ 池袋《東武》の和服古着屋《たんす屋》に行ってみる。さすがに男物は少ないし、値段も結構高め。
_ 《東武》の『食の大北海道展』で買ってきた小樽の駅弁『北海手綱』と『海の輝き』、おかずは新宿《高島屋》の『いばらきフェア』で買ってきたコロッケ。
_ おお、やはりいらっしゃるものなんですね。これはやっぱり早いところ予行試行のレベルから脱しないと。
真寿美:それじゃ明日もまた和服屋さん行きですね。
俺:そういうことになるかな。広告の品ってのはもう無くなってるだろうからどうなるか分からんけど。
les japonesques
_ 目が醒めてみると0940h頃。そのまま寝床でおくさんの漫画雑誌なんか読んでみる。
_ ふと思い立って、おくさんのchiiの無線LAN設定をチェック。スタンバイから復帰すると接続先がおかしくなるとか。レジストリまで漁ったがよく分からず。ConfigFreeに入っている設定を一度消して入れ直してみる。様子見。
_ 空気が冷たいせいか、飛行機雲が随分と出ている。
_ 午後、雛人形を見にさいたまスーパーアリーナに。いろいろあるもんだ。十五人飾りにしても大小あったり、親王飾りや五人飾りなんかでもあれこれ趣向をこらしたものが多数。
_ で、こういうのは女親の実家がスポンサーになるものらしいので、今日はあくまでおくさんのイメージ作りということで。
_ 帰り道、ここんとこ毎週行っている《着る物屋》へ。先週までの広告の品だった毛のお対(アンサンブル)はLLサイズしかなかった。化繊・毛混紡のだとLがあるが、着丈の目安が分からん。なので店のおばちゃんを煩わせる。試着OKだったので着てみると、Lで丈はよいが裄が短い。普段着だからまあいいかということで決定。紺足袋も2サイズ大きいのをあらためて買う。
結:結局プレタポルテのにしたんだ。
俺:プレタポルテっつーとなんか高級っぽく聞こえるな。まあつまりは出来合いなんだけど。
結:前に袖が短いとか言ってたのはどうしたのよ。
俺:丈が短いのに比べれば許せるかと思って。
結:ふぅん、確かに袖の方がごまかしが利きそうだもんね。
_ 帰って一仕事済ませてから、実は借り物ではなく貰い物になっていたらしい義父の和服セットから長襦袢と羽織紐(S鐶も)を抜き出して着てみる。裄が試着の時と違って普通の長さになっていた。
俺:試着の時は長袖の上からだったからな。
結:うん、確かに前よりサイズはぴったりしてるみたい。
俺:あとは休日毎に着て慣らす、だな。
_ 娘のハイソックスがどこかで脱げ落ちてしまい、おくさんがしょげる。
sans sujet
_ FinePixの電池が無くなったので充電。と、
おくさん:もう1セット充電池あったんじゃなかった?
筆者:へ?
おくさん:前から使ってるのと交互に入れようって買ったじゃない。
筆者:そういえば……
_ つーことで深夜の捜索戦に突入。しばらく探して、AX400Bの中に入れていたことを思い出す。
おくさん:あ、あった?
筆者:うーん……これがここに入っているってことは、もともとこれ用に入れてあった別の1セットは何処に行ったんだ?
_ 捜索再開するも思い出せず、寝る。
_ が、布団の中でふと気付く。昨年末に出かけた時のスペアにしていたはず。で、起き出して鞄を漁る。大当たり。というわけで安眠。
_ 専門的な内容なのだが平易な語り口、患者への理解(或いは理解しようという姿勢)がにじみ出る。ウェルニッケ失語とブローカ失語から始まって脳の機能の話から一種のコミュニケーション論へ。学ぶところの多い本だった。
_ 《LUMINE》の《青山ブックセンター》へ。かつてペヨトル工房から出ていた雑誌『夜想』が、ステュディオ・パラボリカから復刊。今回のテーマは「ゴス(GOTH)」。個人的にはそれよりも、金子國義の記事(復刊記念としてカバーイラストのコレクションカードが出た)で出ていた富士見ロマン文庫総目録に興味を惹かれた。
_ 鰤大根。青梗菜の味噌汁。鰤はあらがメインだったのでほじくるのが大変。
おくさん:あー、もっと大根が多くてもよかったなぁ。
筆者:足りないかね?
おくさん:うん、大根水増し。
筆者:それは平安時代の歴史物語集か?
おくさん:?
筆者:『大鏡』『今鏡』『水鏡』『増鏡』、まとめて『四鏡』と言われるけど、この頭文字を取ると「だいこんみずまし」。
おくさん:学校でそんなこと教えてくれるんだ。
le mal au ventre
_ 腹具合がわるいよー。ご近所S氏もそんなことを言ってたが、まさか近所のスーパーの食材に何かあったんじゃあるまいな?
紗妃:風邪の影響に1票。
俺:う、いきなりですな。
紗妃:悪心嘔吐はないんでしょう? だったらまず食あたりはないと思います。
俺:確かにしごとばでも大ボスからしてがげほげほやってたもんなぁ。
紗妃:柴胡桂枝湯でも飲んでおきますか?
俺:そうしよう。
_ 右下瞼の痙攣もまた悪化。やれやれ。
_ 本田美奈子ではない(古すぎ)。
_ 日曜日に貰い物を流用するということで買わなかった羽織紐だが、今日になって房のないタイプがあるってのに気付き、PCのメモリ共々欲しくなる。
真寿美:あの、acephaleさん、その2つって全然関連性がないような気がするんですけど。
俺:……えへ。
真寿美:えへじゃなくってですね……もしかして急性散財症候群ですか?
俺:そんなご大層なもんじゃないが。
真寿美:で、メモリより羽織紐の方が高かったりするんですよね。
俺:ものによるけど、その可能性はある。まあそんなにいいものは買わないけど。
真寿美:……買わない?
俺:……買えない。
_ そう言う時に限って、kaguraの『Palm君1号』に、「とりあえず買っちゃえばぁ?」「たまにはパーっと行こうよ」とか言われるし。
_ 池袋《三越》《西武》をふらつくが、呉服は婦人物ばっかり。
_ 駅の広告の暴君ハバネロ閣下に「このままレールに乗った人生で楽しいか?」とか言われた。
_ チキンマカロニグラタン、サラダ菜と人参のサラダ。
_ 娘が一人で立ったので大騒ぎ。