北欧文学・ドイツ文学 中丸禎子のページ


スウェーデン文学 人魚姫 アンデルセン ラーゲルレーヴ
2020年12月24日、日本独文学会を退会しました。退会に至る経緯と見解を日本独文学会退会の表明に掲載しました。
【お知らせ:2024年2月21日】上記表明文へのリンクは、次回の更新時(2024年3月もしくは4月を予定)に、トップページから「業績」欄に移動します。トップページから削除する理由は、掲載から3年がたち、わたしと独文学会の関わりと退会の事実が十分に周知できたためです。記事自体を削除しない理由は、日本独文学会が未だに理事会で事実として報告した誤った情報を訂正せず、わたしの名誉を回復しないからです。記事を削除するのは、日本独文学会が事実を確認して公表し、わたしの名誉を回復した時、もしくは、日本独文学会の解散時、このHPの閉鎖時です。

This is the website of Dr. Teiko Nakamaru, a scholar studying Nordic literature and German literature in Japan. Please click here to go to English page.

研究概要
 個人研究者としてスウェーデンの作家セルマ・ラーゲルレーヴ、共同研究代表者として明治・大正期の日独思想・文化交流を研究しています。
 ラーゲルレーヴは、アニメ『ニルスのふしぎな旅』の原作者であり、女性初・スウェーデン人初のノーベル文学賞受賞者です。日本語への翻訳は明治末期にはじまり、戦中・戦後にかけて「母性的な平和主義作家」として人気を博しました。一方、同時期のドイツでは、「ゲルマン民族主義」を体現する作家として紹介されました。わたしの研究の目的は、日本のラーゲルレーヴ受容において、「平和」に属するものとして語られてきた「郷土愛」「家族愛」「母性」が、民族主義をはじめとする他者排除と強く結びつくのではないのかという仮説を背景に、一見正反対のように見える二つのラーゲルレーヴ像の根拠をラーゲルレーヴのスウェーデン語テクストの分析を通じて明らかにすることです。
 共同研究「プロジェクト人魚」の代表者としては、2018年度まで主に『人魚姫』に関連する諸テーマ(他者排除、作家研究、人魚伝説や博物学などの背景研究、ジェンダー研究、「世界文学」論や翻訳論)をもとに、言語・地域の枠を超えた研究を行ないました。この成果は、「お茶の水女子大学第18回国際日本学シンポジウム セッションT異界との交流」、書籍『高畑勲をよむ』として公開されています。2019年度より、明治・大正期の日独思想・文化交流の共同研究を始めました。
 当ホームページでは、研究業績の紹介のほか、作家や作品の紹介、語学・文学情報、北欧、ドイツ、日本で撮影した写真を掲載しています。
スウェーデン文学 アンデルセン 人魚姫 ラーゲルレーヴ ムーミン トーベ・ヤンソン

What's New
・「業績」欄に、口頭発表「イヌイット神話の海の女神 セドナ」(『グリーンランドの現在、歴史、神話』)、「先住民表象の解体と人魚文学研究」(北極域実践コミュニティ)を追加しました。

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▲2023年12月31日 宮島の鎮火祭

開設日 2009年9月14日
最終更新日 2024年2月21日