北欧文学・ドイツ文学 中丸禎子のページ


スウェーデン文学 人魚姫 アンデルセン ラーゲルレーヴ
2020年12月24日、日本独文学会を退会しました。退会に至る経緯と見解を日本独文学会退会の表明に掲載しました。

This is the website of Dr. Teiko Nakamaru, a scholar studying Nordic literature and German literature in Japan. Please click here to go to English page.

研究概要
 個人研究者としてスウェーデンの作家セルマ・ラーゲルレーヴ、共同研究代表者として明治・大正期の日独思想・文化交流を研究しています。
 ラーゲルレーヴは、アニメ『ニルスのふしぎな旅』の原作者であり、女性初・スウェーデン人初のノーベル文学賞受賞者です。日本語への翻訳は明治末期にはじまり、戦中・戦後にかけて「母性的な平和主義作家」として人気を博しました。一方、同時期のドイツでは、「ゲルマン民族主義」を体現する作家として紹介されました。わたしの研究の目的は、日本のラーゲルレーヴ受容において、「平和」に属するものとして語られてきた「郷土愛」「家族愛」「母性」が、民族主義をはじめとする他者排除と強く結びつくのではないのかという仮説を背景に、一見正反対のように見える二つのラーゲルレーヴ像の根拠をラーゲルレーヴのスウェーデン語テクストの分析を通じて明らかにすることです。
 共同研究「プロジェクト人魚」の代表者としては、2018年度まで主に『人魚姫』に関連する諸テーマ(他者排除、作家研究、人魚伝説や博物学などの背景研究、ジェンダー研究、「世界文学」論や翻訳論)をもとに、言語・地域の枠を超えた研究を行ないました。この成果は、「お茶の水女子大学第18回国際日本学シンポジウム セッションⅠ異界との交流」、書籍『高畑勲をよむ』として公開されています。2019年度より、明治・大正期の日独思想・文化交流の共同研究を始めました。
 当ホームページでは、研究業績の紹介のほか、作家や作品の紹介、語学・文学情報、北欧、ドイツ、日本で撮影した写真を掲載しています。
スウェーデン文学 アンデルセン 人魚姫 ラーゲルレーヴ ムーミン トーベ・ヤンソン

What's New
・NHKカルチャー仙台教室のオンライン講座「人魚文学の海を泳ぐ」(有料)で講師を務めます。配信は8月27日19:00~20:30、9月1日から30日まで見逃し配信があります。リンク先から詳細の閲覧と申し込みができます。
・「業績」欄に雑誌掲載論文21)「国民高等学校(フォルケホイスコーレ)と満蒙開拓―加藤完治と賀川豊彦のデンマーク受容」:23回国際日本学シンポジウム「近代日本と北欧・ドイツ―文学・宗教・ナショナリズム」第3発表、『比較日本学教育研究部門研究年報』第18号(お茶の水女子大学グローバルリーダーシップ研究所)2022年3月、pp. 27-37を追加しました。
・「プロフィール」欄に東京大学文学部・人文社会系研究科非常勤講師(2022年4月~9月)を追加しました。「近代語学特殊講義II/スウェーデンの言語と文化」という授業を担当しました。
・「業績」欄の雑誌掲載論文20)「無教会の北欧受容 香川鉄蔵、イシガオサムのラーゲルレーヴ受容を中心に」にリポジトリをリンクしました。
・中丸・加藤・田中・兼岡『高畑勲をよむ』(三弥井書店)刊行一周年を記念し、「業績」欄で講演記録「『高畑勲をよむ』をつくる~企画・執筆・編集 5年間の記録」を公開しました。冊子版をご希望の方には、送料ご負担の上お送りしています。メールにてご連絡ください。
・米村みゆき氏による書評「高畑勲作品を成立させる基盤――文学研究者による書物という銘打つ限り、その専門性が高畑映画の考察にどのような豊かな実りをもたらすのか」(『図書新聞』3465号掲載の)に対する見解を表明します。

コンテンツ
プロフィール
業績
本の紹介
リンク集
利用規約
更新履歴
コンタクト
フォトギャラリー

▲2022年2月7日 東京のモズ

開設日 2009年9月14日
最終更新日 2022年7月23日